今回は「フェイクの質」について。
(前回の記事:ドリブルスキルの未来1「複雑なドリブルスキルを練習する前に」)
今回話すことは、とても重要です。
あまり断定するのは好きじゃないですが、
僕の中でも、そう感じるので今回はあえてそう書きます。
今、様々なドリブルスキルがありますが、
それらは、基本的にまずは「動き」を身に付けます。
コーンなどを置いて、まずは動きを完璧にできるようにして、
その後、対人でディフェンスありの判断の練習をして身に付けていく。
・・・という流れを一般的なものとして話していくと、
ここで重要なのが、
「フェイクが本物の動きになっているか?」
を確認することです。
つまり、例えばクロスオーバーをするにしても、
「フェイクをしている方向に、実際に抜こうと思えば抜けるか?」
ということを、自分に聞いてみた時に、
抜けるのであれば、それは本物の動きであると言えるし、
抜けないのであれば、それはフェイクで止まってしまっていると言えます。
これに関しては、動画を見た方が早いので、こちらの動画を見てみてください。
これもシンプルなことなんですが、ドリブルに限らず、他のプレーでも大切になることだと感じています。
この動画でも話しているように、
「スキル」というのは、
誰かから教わったり、NBA選手の動きを真似たりして身に付けることもできますが、
この動画で話していることを応用すると、”自分で作ること”ができるようになります。
まずは動きを身に付けて、
その後に対人で判断力を身に付ける
・・・という流れも、もちろん大切だと思います。
そっちの方が取り組みやすいことも多いし、
段階を踏まえるという意味でとてもわかりやすいと思います。
ただ、どんなに綺麗な動きができても、
その動きが「フェイクをするための偽物」で止まってしまっていると、
いざ、目の前にディフェンスがいるときに、
自分の世界で「こういう動きをしよう」とあらかじめ決めつけて動いてしまうと、
相手に読まれてしまうことがあります。
実際、僕はドリブル小僧として一人でひたすらクロスオーバーとかを練習していた頃、
武学籠球の慎さんや上手いディフェンスの人と1対1をした時、全く抜けないというのを経験しました。
今はアメリカから伝わってきた
コーンなどの”道具”を使ったドリブル練習があったりしますが、
実際の試合で対峙するのは”人”なので、
ディフェンスがどう感じるか、
ディフェンスがどう反応するか、
ということを常に考えて、
実際に、ディフェンスの人に聞いてみたりして、
ドリブルスキルというのは考える必要があると思います。
まずは、フェイクがフェイクで止まっていないか。
この部分を考えると、
新しい技みたいなものが生まれて、
より、プレーの幅が広がっていくはずです。
短い動画でしたが、是非参考にしてみてください。
それでは短いですが今日はこれで。
3つの記事で完結する予定でしたが、5つくらいまで伸びるかもです。
というか、全部の記事は繋がっているので番号なんて付けられないですね(笑)
PS.
解説している最中、卓球の球を蹴ってしまいすみませんでした…!ちゃんと手で今後はお返しします。
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