【ポストムーブ解説】Touch Landing Post Move

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今回は、ポストプレーについての解説をしてみます。

Youtubeには素晴らしいバスケ動画がたくさんあります。今だと当たり前のように感じてしまいますが、世界中の人が時間をかけて作った動画、学んできたことを詰め込んだ動画をクリック一つで見ることができるのは、数年前から考えたら奇跡のように有難いことです。インターネットが発達した今でさえ、毎日NBA選手のプレーが見れて、時には練習風景も見れるなんて有難すぎます。

 

今回紹介する動画は、コチラの動画です。

NBAのレジェンドであるアキーム・オラジュワンがコービーに対してポストムーブを伝授している様子です。これは2012年当たりの動画ですが、コービーほどの選手になっても(コービーほどの選手だからこそ)、もっと成長しようとスキルを高めているのがわかります。さすがNBA選手。。今回はこのポストムーブのポイントを考えていきたいと思います。(動画を一度見てから解説を読み進めてくださいね)

ewing-olajuwon

 

 

DFの重心を感じる

まずオラジュワンが指導をしているのは、DFの重心を感じてスピンターンをすることです。DFがパワーで押されまいと体重をOF側にかけてきたときにスピンターンが有効になります。そして、最初に指導しているのは、相手の背中側を狙ってターンをすること。つまり、画像のようにDFが「左手・左足」を前に出して押されまいと力を加えてきていたら、左回りでターンをして、ベースライン側に向かっています。

1

2

DFが左半身で力を出していたら、その力を利用するように最短距離を通り(相手に巻きつくようにして)、ベースライン側を抜いています。

 

ドリブルと同時にステップを踏む

ドリブルと同時にステップを踏み、スムーズな動きをすることを指導しています。またDFの体の方向に自分の体を寄せていき、DFに覆いかぶさるようにする動作もコービーに対して見せています。これはより最短距離でゴールに向かうためだと思われます。(また、この時はフェイダーウェイをしておらず、そのままゴールに向かっていくシュートを見せているので、相手の反応を見てゴールに向かうか、フェイダーウェイをするかを判断することが大切だと言っているのかもしれません。)

ドリブルと同時に 1ドリブルと同時に 2

 

行きたい方向とは逆のフェイクを入れる

ステップを意識してコービーに対して、今度はステップに入る前の動きについて指導。行きたい方向(この場合はストロングサイド、コービーの左手側)とは逆の方向(ベースライン側)にフェイクを入れてからドリブルをするように指導しています。スクリーンプレーでも、どんなプレーでも「行きたい方向の逆のフェイクをする」という動きは、駆け引きのスポーツであるバスケットボールでは大切な基礎です。

逆へのフェイク

 

インサイドフットでフロアを蹴り、DFとの間合いを空ける

最後に「Push」という単語を使って、インサイドフット(この場合は右脚)でフロアを蹴り、DFとの間合いを空けることを指導しています。オラジュワンは、右脚を叩きながら「こっちの足を使うんだ」ということをコービーに指導しています。フロアを蹴ることで、よりスムーズに後方へ重心移動ができていることがわかります。

足 1足 2

 

 

 

PS

ちょっとバスケから離れてこの動画を考えてみると、あり得ない価値があるなと思います。あのNBA選手の秘密(動画はNBA公式のものではないという点で)のトレーニングを僕らは日本にいながら見ることができる。指導している言葉は聞けなくても、動きの指導を受けることができるのは物凄いですね。凄い時代を生きているもんだ。。

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