「死にたい…」と思える経験

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こんばんは、原田です。

 

ブログの更新、毎日しようと思っているので、

今日も書いていこうと思います

 

バスケの具体的な話も盛り込みながら、

今の自分が思っていることをつらつら書いたり、

そんな感じで継続させていこうと思います。

 

 

先日、マラドーナさんが亡くなりました。

 

今年の1月にはコービーが亡くなって、

有名な芸能人もなくなったというのがニュースになったり、

コロナによって「死者数が…」とかいうのがニュースになったりで、

今年は、いろいろな場面で死について目にすることが多いような気がします。

 

僕自身、今年の春先に

身近で死を考える経験したので、

自分の人生について考えることがあります。

 

そんな毎日考えているというわけではないし、下を向いているわけでもないけど、

ただ、今年は、というか、今は考えることが多いなぁと思います。

 

今は人生のそういうタイミングだということなんですかね。

 

 

そういえば、

一年半くらい前に出会った20歳の「今井くん」というバスケットマンがいて、

最近、一緒にバスケをしたり、情報発信の撮影を手伝ってもらったりしてるんですが、

今井くんも高校生の時に「死にたい」と思えた経験があったと言っていました。

 

今井くんがどういう人物かと言うと、

・今20歳で次の5月から数年間アメリカに留学してコーチングを学ぶことが決定している

・中学ジュニアオールスター

・高校は全国区の強豪に進学

という感じです。

 

ただ、その高校時代に

部活でいわゆる「闇」の部分を経験して、

それで「死にたい」と本気で思っていたと言います。

 

聞く話はなかなか壮絶です。

 

始めに言っておくと、

世の中には良いこともあれば悪いこともあるし、

自分の考えが正解と思えば、不正解が生まれて、

自分が正義だと思えば、悪が生まれるもので、

 

全ては見方次第で、良いも悪いも、正義も悪も決まるので、

今井くんが経験した部活の闇と言えるものも、必ずしも悪いわけではありません。

 

実際、今井くんは、

あの当時のつらい経験を

「今思えばチャンスだった」

と言っています。

 

逆に今では感謝すらしているほどです。

 

「自分の人生を変えてくれて、ありがとうございます」

「あの経験がなかったら、今頃、自分はダメになっていたと思う」

・・・と、今では思えています。

 

実際、過去の話をすべて聞いて、

今の今井くんの状態を観ている僕からしても、

「確かに、あの経験がなかったら今みたいな良い人生にはなってないんだろうね!」

って言えるような経験です。

 

・・・という前提のもと話を進めると、

 

今井くんは高校時代、

部活のコーチから、ありとあらゆる

「ダメ出し」をされてきたそうです。

 

緩急を使ったプレーをすれば、

「全力でやれ!」と怒られてしまい、

終いには、「お前は顔から負のオーラが出ている」と言われて、

部活が始まった瞬間、「帰れ」と言われ、帰宅するとか。

 

「まぁ強豪校ならよくある厳しい指導だよね」

って思われる人もいるかもしれないし、

同じような経験をしたことがある人もいるかもしれません。

 

それが最終的に、

「あの厳しさのおかげで、今も理不尽には耐えられる」

と思えることもあるかもしれませんが、

理不尽に耐える力をスポーツで身に付けるって、

それはどうなんだろうとは思いますね。

 

仮にそれが、

「自分が向き合わないといけない弱さや課題から逃げようとしていた時、

ちゃんと向き合うように指導してくれたから、今でも、自分の弱さに向き合えて、成長できている」

という感じならいいと思うんですけどね。

 

それと、ただ耐えるのとは訳が違うなとは思います。

 

そんな状態でバスケをしていた今井くんは、当然、バスケが楽しいとは言えず、

毎回、怒られることでチームメイトたちにも迷惑がかかるから「これは部活を辞めよう」と思ったけど、

辞めようとしても辞めさせてもらえない雰囲気を作られて、泣きながらチームメイトたちに謝罪をしたとか。

 

これ、本人が書いているわけではないし、

実際にその現場に僕が居合わせたわけではないんですけど、

今井くんが話していることが事実だったんだろうなということは、

今井くんの目からも言葉からも伝わるし、

僕がここで嘘を書く理由なんて一つもないので、

素直に受け取ってもらえたらなと思います。

 

 

で、そんな状態だったので、

今井くんはバスケをやりたいとは思えず、

部活の前に、

「ああ、死にてぇ」

って思っていたそうです。

 

「それ、やばいね。でもさすがに本気ではなかったでしょ??」

と聞くと、

「いや、本気ですよ。笑」

「どうやったら死ねるかとか考えますから、人間、本気になると」

と言っていました。

 

こう話している時は、もうそれを乗り越えているから笑顔で話してましたが、

その当時は本当にやばかったんだろうなと。

 

部活でその状態になるって、いや、本当に大変だ。

 

 

でも、その経験があったから、

今、アメリカに留学をするという切符を

独学でなんとか英語を勉強して勝ち取って、

今は、バスケをより広い目線で、ニュートラルに見れていて、

とてもスッキリした表情をしています。

 

その一連の話を聞いて、その後のいろいろな変化を身近で体験してきた僕からしたら、

もう、人生を何周もしているんじゃないかと思うほど、濃い時間を過ごしているなぁ思います。

 

それこそ、20歳で

こんないろいろな経験をしている人なんて、

あまりいないだろうなっていうくらい。

 

一つの映画でも見ているんじゃないか??

って思えるくらい、波乱万丈な人生です。

 

もともと、アメリカに行きたいと思ったのは、

その高校時代の自分を払拭して環境を一気に変えたいと思ったからだそうで、

なおかつ、そのコーチから「お前には(留学は)無理だ」と引退して卒業する時に言われたらしく、

「くそぉー!見返してやる!!」

っていうエネルギーでアメリカ行きを決意していたみたいですが、

(これはスラムダンクの谷沢と同じパターン)

 

その後、

「そのエネルギーで行くとまずいよね」

っていうのに気づき、

 

それから、

「日本はダメだからアメリカに行こう」

じゃなくて、

「日本の良さを学んだうえで、海外の良さを学んでこよう」

という風に、行動に対するエネルギー状態が変わりました。

 

ほんと、あの状態のままアメリカに行かなくて良かったなぁって感じです。

あのまま行っていたら、闇落ちした漫画のキャラクターになっていたでしょうたぶん。

 

 

 

・・・

 

そんな風に、

「死にたい」と高校時代に思っていた今井くんも、

今では、あの時期は自分が変わるチャンスだったと思えています。

 

だから、そういう意味では、

表にはなかなか出ていない部活の闇みたいなものも、

必ずしも悪だとは言えないのかもしれないなと。

 

もちろん、今井くんの場合は稀だし、

今井くんも、そのコーチングが良いとは言っていませんし、

 

やっぱり、スポーツは楽しいものであってほしいし、

スポーツをすることで、その人の個性が表現されるとか、

その人の良さが更に広がるとか、人間関係が広がるとか、

そういう風になってほしいなとは思います。

 

とにかく、今井くんは、その経験も含めて、

とてもいい人生を進めているなぁと思います。

 

何と言っても、

今、今井くんの志は、

「生涯での知識と経験の最大化をし、本当の自分を見失っている人に志を持つきっかけを与えること」

なんです。

 

とても素晴らしい志ですよね。

 

これも、今井くんの過去の経験があってこそ。

 

 

そう考えると、

「死にたい」と思える時はチャンス

という、今井くんの言葉は、

 

確かにそうなのかもなぁと思えますね。

 

もちろん、死を本当に考えている人にとってはそんなこと言ってられない状況だと思うし、

僕がこの記事を通して、そういう人たちに勇気を与えられると思っているわけではありません。

 

ただ、この記事の最初に話した通り、

コービーの死やマラドーナの死、身近な死を通して、

僕自身が、今、そのことを考えることが多いという話です。

 

 

人生で一度は死について考えることはあると思うし、

 

人生が変わったと思えるくらい

大きな変化をしている人の多くは、

人生のどこかのタイミングで死と向き合う経験があって、

それで、自分の人生が濃くなるものです。

 

こんなことを書いている僕自身、

まさに今がそのタイミングなんだろうと思いますね。

 

 

そういえば、

今、世の中を騒がしている

「鬼滅の刃」の映画の中でも、

「死生観」が一つのテーマになっているみたいですね。

 

僕、まだ見に行けてない(アニメと連動しているらしいからアニメを見てからにしようと思っていて)んですけど、

映画のレビューを見ていると、死について考えさせられるものみたいです。

 

ということで、

今回の記事は最後に

鬼滅の刃の予告を載せておきます。

(もう多くの人は観たと思いますが…!)

 

鬼滅の刃では、鬼は日の光に当たらない限り、死にません。

 

この映画のCMでも、

「お前も鬼にならないか?」

って、鬼が主人公たち人間に対して、

鬼になることを誘っている台詞があります。

 

死なない体がほしくないか?

っていうやつよね、きっと。

 

鬼滅の刃って、ワンピースみたいに

「数年間、修行をしてやっと強くなる!」

「ワンピースという宝物を追いかけて敵を倒す!」

っていう、ゴールに向かって一直線な物語ではなくて、

 

ただただ、妹を救いたいという気持ちがテーマになっていたり、

ワンピースとかほど、複雑に物語が交わっているわけではないので、

 

見る人によっては、

「なんで、こんな浅いストーリーの漫画がこんなに人気なの??」

って思えるみたいですが、

(確かに僕も1話を見た時は思いました)

 

でも、深さもあるんでしょうね。

 

小学生でもわかりやすい軽さもありつつ、

よくよく見ていくと、死生観とかにも繋がる深さがある。

 

そんな物語…と聞いています。

 

 

聞いているだけなので、

時間を取って観てみないと。

 

 

今の子たちがどういう世界観が好きなのかとか、

そういうのを知る上でも勉強になるみたいですしね。

 

何より、これだけ社会現象になっているものなので観ておきたいなと!

 

 

というわけで、今日はこの辺で。

 

またこの続きは書きます。

 

 

 

PS.

この記事を書いた後、アニメを(ようやく)見始めているんですが、これは面白いですね!

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