こんばんは、原田です。
寒くなってきましたね。
今年もあと12日。
2022年はどんな年でしたか?
僕はこれまで以上に多くの人と出会い、
「武学」の「志体術」に参加したことで
「バスケットボール」の枠組みを包越して、
より面白いバスケットボールを創れるようになりました。
バスケットボールで出会う人も増え、
「お辞儀(禮)」で出会う人も増えました。
今年1年は本当に多くのことが起きた年でした。
一年間あっという間!
と言いたいところですが、
どちらかというと、
「本当に濃い1年だったなぁ」
という感じです。
武学という今の世界を創ってきたツール、
人生の生と死に直結する学びを得るたびに、
「バスケットボールって何なんだろう…?」
という事を考えました。
今まで自分がやってきたバスケットボールの小ささ、自分の小ささを痛感し、
一度きりの人生で何を成し遂げるか?死ぬまでにやり遂げたいことは何か?を考えることが沢山ありました。
(僕の父親が癌で亡くなったことは僕の人生にとってとても大きなことで、自分の志を立てる一番のキッカケになりました)
そうやって
バスケットボールの枠を一度外して、
志、自分の人生の使い方と向き合った後、
僕はもう一度「バスケットボール」に戻ってきました。
僕が今、バスケットボールをする理由は
・多くの人と繋がり、共に志を成就するため
・多くの人に「禮(礼)」と「志」を伝えるため
・世界に通じるバスケットボールを創り伝え残していくため
です。
そのためにバスケットボールをし、情報発信をしています。
これらを一言でまとめると
「大和籠球」
となります。
僕が人生をかけて創っていきたい、
関わる人の経験を一つに和するバスケットボールです。
そして、これを世界に伝えていきたいと思っています。
「大和」とは日本のことであり、
禮と志を含んだ「和の精神」のことです。
僕が生きている間に、
世界に伝えられるかはわかりません。
でも、僕が死んだ後も、
誰かこの活動を引き継いでくれて、
いつの日か、世界に通じるものにしていきたい。
僕は生きている間、出来る限りのことをして
この「大和籠球」というバスケを創っていきます。
海外の真似をするだけではなく、
日本の良さも、海外の良さも含んだもの。
そして
・バスケットボールの上達と勝利
・人格(人間性や協調性、徳)の向上
・人生で活用できる視点(禮と志)の体得
これらを同時に達成できる。
そんなバスケットボールを創っていきたいと思っています。
これは壮大な理想論に聞こえるかもしれませんが、
今、実際に関わる指導者の皆さんがこれを体現してくれています。
(これは女子日本代表監督の恩塚さんが目指しているバスケにも通じるものだと考えています)
少しずつではありますが、確実に現実が変わっています。
僕が死ぬまで続けていったら、
きっと今以上にバスケは面白くなるし、
大和籠球は進化発展し続けているはずです。
でも、僕ひとりでは達成できません。
関わる指導者の皆さんの実践、
関わる皆さんからの質問や提案など
同志の皆さんの協力がなければ不可能です。
日々関わる皆さんに感謝しかありません。
2023年は、共に活動していく同志を集めます。
全国各地で同志を創り、
各地で勉強会を開催していき、
みんなで一緒に大和籠球を創っていきたい。
そして、世界にも伝えていきたい。
今年の1月から、僕はPrinceton Offenseを創ったPete Carrilさんに会いにアメリカに行ってプリンストンを学ぼうとプロコーチの方と連絡を取り合って計画を立てていました。
でも、僕の行動力の遅さとタイミングが合わず、Pete Carrilさんが生きているうちに会うことはかないませんでした。(今年の8月16日にキャリルさんは亡くなられました)
自分の不甲斐なさに落ち込み、
「会いたい人には会える時に会わないといけない」
という事を教えられました。
もう過去には戻れないので、これから行動するしかありません。
今年の9月末から勉強会を定期的に開いてきました。
計9チームの皆さんに会うことができ、
100人以上の学生と一緒にバスケをしました。
そして、僕がバスケットボールを通して伝えていきたいと思っている
・禮(礼)のチカラ
・志(理想の選手像)
を伝えることもできました。
僕にとって、今まで発信を見てくれていた指導者の皆さんにお会いできること、
一生懸命バスケをしている学生と一緒にバスケができることは何よりも嬉しいことです。
「ああ、このために情報発信をしていたんだなぁ」
と思える瞬間です。
ここでは書ききれないので省略しますが、
みんな、とっても素敵な反応で楽しんでいました。
身体が持つ可能性、ヒトの可能性に。
そして、何気なくやっている
「お辞儀」がもつ大きなチカラに。
お辞儀とバスケットボールの上達は繋がっています。
これは僕自身が実際に体感していることで、
勉強会で、体験ワークをすると誰もが実感できることです。
先日行われたサッカーワールドカップで、
日本代表が負けた後に、監督の森保さんが観客に向かって「お辞儀」をしたことが話題になってますが、
海外で投稿されたお辞儀の写真に対するコメント欄を見ると、世界中の人が「お辞儀」を称賛していました。
お辞儀は世界がリスペクトする日本の文化です。
もっと噛み砕くと
「侍の精神(Samurai Sprits)」
のことです。
でも、ほとんどの人は、そのお辞儀の意味も正しい形も教わったことがありません。
世界が称賛することなのに、やっている僕らは知らない。
とても不思議なことですよね。
留学した人の話で
「自分の国について何も知らないことが分かった」
っていう話をよく耳にしますが、
実際にそうなっているのは事実でしょう。
もちろん、僕もその一人でした。
(僕はまだ海外に行ったことがほとんどないので「日本」のことがぜんぜんわかっていない一人だと認識しています)
自分の国の文化について、
自分の国の起源を知らないことは、
「自分自身が分からない」という事です。
自分が誰か分からない。
自分が何のために生まれたか分からない。
人生で何をしていけばいいか分からない。
そういう状況になってしまいます。
今の日本は様々な問題があります。
世界ワーストの現状がいくつかあります。
若者の自殺率が世界一
精神科病棟の数が世界一
寝たきりの老人の数が世界一
など、良くない面が多くあるのも事実です。
「自分がやりたいことが見つからない」
僕もそういう状態でした。
そこから目を背けるためにバスケットボールに没頭していた
とも言える状態でした、僕は。
大和籠球は、競技としてのバスケットボールの上達と勝利に繋がる視点を創っていくことを前提に、
日本にあるこれらの問題を同時に解決していけるような、人格の向上に繋がるような視点も含めていきます。
それは「自然とそうなる」と感じています。
「バスケが上手くなりたいから禮(礼)をきちんとしていたら、いつの間にか、人生も豊かになっていた」
「バスケが上手くなりたいから理想の選手像を明確にしたら、いつの間にか、志についても学ぶようになっていた」
・・・そんなバスケットボールを創っていきたい。
これは僕が情報発信を始めた時から目指していることですが、
それがより具体的に、現実的になってきたのが2022年だったなと思います。
伝えたチームは「勝ち」も増えています。
バスケの上達や勝利と人格の向上
これを両立することは理想論でもなく、
現実的なことなのだと僕は信じているし、
実際に可能なことを同志から教えてもらっています。
あくまでバスケットボールの上達、競技としての勝利を目指すことを前提に。
2022年中に、大和籠球の新しい活動を皆さんにお伝えします。
今、なんとかまとめてるのですが、
これがなかなかまとめるのが難しくて…。
2023年からはスタートを切れるように、出来るだけ早く案内文など完成させます。
とはいえ、これまでと変わらず、
中心にあるのは
「賢者籠球(Princeton Offense)」
「Pete Carrilさんの信念『賢者は強者に優る』です。
プリンストンを中心に大和籠球を創っていきます。
今後はネット上の発信だけではなく、
リアルの勉強会(直接指導)を開いていき、
リアルとネットを連携させて活動していきます。
ネットでは全国の同志と繋がれるように月1回のZoomミーティングもします。
また、学んで終わりではなく、
「実践」して「活用」していけるように
実践を共有する場も創っていきます。
・・・前から言っていることで、早く始めたらいいっていう話ですよね!
年内にはご連絡しますので、もうしばらくお待ちください!
概要や背景は、今日のメルマガで書いた通りです。
それではまた!
PS.
先週の土曜日、滋賀県で男子高校生チームに大和籠球を伝えてきました。
「お辞儀のヒミツ」に学生たちはとても驚き楽しんでいたし、その後の「誘導するディフェンス」なども楽しんでくれました。
バックカット(ダブルパンチ)、Chin(Princeton Offense)も最高に面白いですね。僕自身もっと成長していき、これからも伝え続けていきます。
詳細は以下のブログ記事からどうぞ。
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