【大和籠球】勉強会@滋賀「誘導するディフェンスとダブルパンチ」

この記事は4分で読めます

滋賀県で男子高校生チームを対象に大和籠球を伝えてきました。

指導者の山中さんとは以前からTwitterでやり取りをしていて「バスケットボールの体系化」を目指されていて、「バスケIQ向上委員会」という発信をされています。

 

 

午前中は「お辞儀のヒミツ」
午後は「誘導するディフェンス」「Chin」

 

午前中は「お辞儀のヒミツ」を伝えてきました。

学生たち(指導者の山中さんも)はとても楽しんでいました。

思考から解放され、身体が持つ不思議な力を体験すると、ヒトは「元氣」になります。

 

元氣とはハイテンションのことではなく「元の氣」
つまり「本来の自分自身」のことです。

 

元氣とは本来の自分に戻ること。

 

日本人は世界で一番お辞儀をしている国の一つですが、

そのお辞儀の意味や正しいやり方をきちんと学ばないという、とても不思議な国でもあります。

(サッカー日本代表の森保監督のお辞儀)

 

世界から称賛される日本のお辞儀。

 

実はとてもとても深い意味と効果があるのです。

(スポーツ界に伝えていきたいと思っています)

 

これまでの勉強会でやってきたように
数千年前から伝わる「侍の禮(礼)」を伝えてきました。

 

サムライの礼、です。

何気なくやっているお辞儀を少し変えるだけで、身体の状態が明らかに変わります。

 

これは文字でも動画でも伝わらない「非言語対人接触」で伝わるものです。

武の世界というのは、そうやって体伝で数千年間伝わってきているものであり、「帝王学」と呼ばれる国のトップや軍師が極秘で受け継いできたものです。

 

そして、この「禮」はバスケの技術にも精神にも活きます。

それを実際に学生たちも体感していました。

 

体験会の際、

「きちんとした禮をした後に練習をするのと、今までみたいにテキトーに礼をして練習をするのと、どっちの方がいいと思う?きちんと禮をした後にやった方がいいと思う人ー?」
と聞くと、即、みんなが手を挙げます。

 

それくらい「綺麗な禮」が「バスケの技術力」に繋がっていると実感していたのだと思います。

 

その後、いつやるか?も学生の声を元に決めました。
 
・練習の前と後
・集合の際
・試合の前と後
にチームで揃えて礼をする

という事が決まりました。

 

礼は何気なくやっている動作ですが、
バスケにも、そして人生でも活用できるとても深いものです。

 

人間関係、健康、バスケ、全てに活きます。

 

僕らはまだ身体に眠っている機能のうち、数パーセントしか使えていません。

 

その可能性を拓くスイッチが実は「禮(礼)」にあるのです。

 

そんなことを体験してもらった後、
「志」についての体験ワークも行いました。

これに関しても文字では伝えきれないので勉強会の際に。

 

午後は体育館でバスケットボールを。

 

始めに「得たい成果」を聞いたところ
午前中にやった禮の体験ワークで体感した
「ディフェンス」についての意見が多かったので
・誘導するディフェンス
を伝えました。

 

「対応するディフェンス」ではなく「誘導するディフェンス」

 

これができると、相手の能力を引き出さずに守ることができます。

こちらが主体となっているので、うまく出来ると相手をコントロールすることができます。

 

主体と依存については午前中にワークをしました。

「この世界は誰が創っているのか?」

 

生きていく中で、

何か良くない出来事が起きた時、

他人のせいにしたり、政治のせいにしたり、親のせいにしたり、

そうやって主体を外に置いてしまうのが人間ですが、

そうなると人生が狭まるだけです。

 

人間関係で起こる問題のほとんども、主体者意識が欠けていることが原因だったりします。

 

外に答えを求めず、他人を批判せず、

自分自身が主体となって人生を創っていきたいですね。

 

そんなことを体験ワークを通して楽しく伝えました。

 

それに基づいたディフェンスを、

姿勢からフットワーク、1対1まで実践。

 

このディフェンスは、とても効果的だし、面白いです。

 

一般的な「プレッシャーをかけて止める」というディフェンスも、強さも、もちろん大切です。

でも「強者に優る」を考えた時、それだけでは相手の能力を引き出して自分が不利な状況になってしまいます。

 

「誘導するディフェンス」

は相手の能力を引き出しません。

 

それでいながら、自分が主体となれます。

 

僕はこのディフェンスを1対1をする中で身に付けていったのですが、

「駆け引き」をディフェンスでもできるようになるので、ディフェンスがとても楽しくなりました。

 

もちろん、全てを止められるわけではありませんが、

とても効果的なディフェンスなので今後も伝えていきたいことの一つです。

(フットワークの前に重要なのは「禮」「姿勢」です)

 

 

その後は「Chin」を伝えました。

もともと指導者の山中さんがプリンストンを研究して実践していたので、Chinの基本は身に付いている状況でした。

 

チームの形に合わせながら「緩急」と「ダブルパンチ」を主に伝えました。
※動画は撮影しているので、後日、編集したものをアップします。

 

今後も勉強会を開催し、ネットでの情報共有をより充実させていきます。

 

勉強会では「お辞儀のヒミツ」も同時に伝えていきますので、興味がある方は以下の案内文から参加申請をしてください。

(来年の予定はまだ確定していないので空きがあります)

 

勉強会 案内文
 
  

 

「お辞儀のヒミツ」

(「シャカポン」の手印)

 

(鉄板の「すしざんまい」ポーズ)

 

振り返りシートの内容
※文章そのまま
  
🌏気付きが得られたところ
・姿勢が大切
・言葉にするだけでも変わる
・お礼ひとつで変わるし続けるともっとすごい
・夢と志の違い
・礼は相手よりも先にする
・普段、何気なくしている「礼」に力がある
・言葉ってすごい
・礼と志が体に連動している
 
👑今後活用できそうなところ
・人は正しい姿勢だと強くなって気持ちも整えられる
・礼の気持ちをバスケ以外でも利用する
・しせいを変えるだけで力の入り方が全然違う
・正しい姿勢と言葉で気持ちを0にして元気になる
・朝起きてすぐやると朝から力が出せそう
 
☘️もっと知りたいこと
・礼の仕組み
・礼をどうやってバスケに活かすか
・なぜ礼などによってここまで変化が起きるのか
・氣について
・武術
・言葉が力につながる原理
・人体のしくみ
 
🌔成長点
・姿勢を改められたこと
・礼の意味をしったこと
・普段の行動や自分について見つめ直すことができた
・今後たくさん使うであろうお礼を早く学べたこと
・まだ眠っていた力の引き出し方を教わったこと
・自分に一番合った礼が見つけられたこと
・意識が変わった
・礼の重要さ、志を明確にすることの大切さを知れた
 
🪐明日から取り組みたいこと
・しっかりした礼を1日に1回でいいからする
・すべての礼に今回の「礼」を取り入れたい
・礼を日課にしたい
・授業のはじまりとか超適当にあいさつやお礼をしてたからはじまりとおわりのお礼をちゃんとやる
・礼を毎日取り入れていきたい
・朝起きたら毎日1回は礼をする
・毎日、礼
・常に姿勢をよくする
・普段の礼が結構雑になっていたので、今日を機に正しい礼をやっていきたいと思った
・授業の前と後の礼がいつもだらしなくなってしまってるから今日やった礼をやっていきたい
 
🌏感想
・今後一生つかえることだと思いました
・最高に楽しく学べました!
・体験ワークの驚きがとても印象的でした
・一瞬でもある程度は効果を感じられるが、続けることでもっと効果がでるとわかったので、続けることが大事だと感じた
・礼や言葉によって力が変わることに驚いた
・なぜか分からないけどいい礼をすることで力が入る感覚があってビックリした。僕は姿勢が悪い方だから礼をすることでいい姿勢を日頃からたもって、それがバスケにつながるといいと思った
・38億年の身体の凄さに驚いた
・色んな考えを知ると世界が広がると思った
・普段からやってる礼を大切にし工夫するだけで目に見えて違いがでた
・礼をするだけで心にも身体にも大きな変化が見られたのがすごく面白かった。もっと色んなことを知りたいと思った。
・YouTubeとかでみる師しょうが弟子を気でぜんぜん力を入れなくても倒すみたいなのが本当なんだと思った。礼をこれからも続けていきたいと思った 

武学の稽古は終わりがないので、
また次回も、身体の可能性を拓く稽古を伝えていけたらなと思います。

 

再会する日が楽しみです。

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  1. 2022年 12月19日

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