フィンガーコンタクトとは、
得点や良いプレーに関わった選手同士が、
お互いに指を指し合い、感謝をシェアする仕草のことです。
(読者の方がネーミングしてくれました!)
『得点は 一人をハッピーにし、アシストは 二人をハッピーにする。』
これは、マジック・ジョンソンが残した名言です。
マジックの言うとおり、アシストには、二人の選手が関わっています。
一人では、得点が取れないし、パスがあったからこそ、得点が入ります。
いくらシュート力が高くても、
いくらスクリーンからフリーになっても、
いくら速攻の時に誰よりも速く走っても、
結局は、パスが来なければ、シュートが打てません。
それを実感しているからこそ、
マジックはそうやって言ったのだと思います。
NBA選手が指を指し合う理由は、
「今の得点は、自分だけの力で取ったんじゃない」
ということを伝えるためです。 もちろん、シュートを決めた選手は、得点が入るのでハッピーになります。
でも、それだけではなく、
パスを出した選手も、シュートを決めた選手から
「ナイスパス!今の得点は、お前のおかげだ!」
ということを伝えられると、ハッピーになりますよね。
パスという技術は、
チームを、楽しく、上手く、仲良くする
だけの力を持っています。
またマジックの言葉をもっと深く考えてみると…
実は、チームメイトをハッピーにさせるのは、アシストだけではないということに気が付きます。
- スクリーンプレー
- オフオールのスペーシング
- ベンチから声をかけるチームメイト
- チームの戦術を練る監督
- チームの運営に関わるスタッフ
…
全てが関わって、一つの得点が生まれます。
これはバレーとかサッカーでも同じことだと思いますが、チームスポーツならではの素晴らしい一面だと思います(もちろん、個人種目として行われる陸上であったとしても、親はもちろん、練習環境を用意してくれる人、一緒に競い合う仲間がいるからこそ、競技での記録が生まれます)。よく言われる当たり前のことなのかもしれませんが、感謝の気持ちも相手に伝わらなければもったいないですよね。
これも感謝を示す仕草の一つ。
タッチはできませんでしたが。笑
ハイタッチして欲しいKAT。
— NBAスーパープレイ集 (@NBApleys) 2016, 2月 21
うーん、かわいい。https://t.co/lnY7hCZbCi
このようなハイタッチが無意識レベルで行われる。素晴らしいことですよね。そこが、NBA選手が世界最高峰のバスケットマンである由縁なのだと思います。素晴らしいチームプレーの一つだと思います。
「感謝の気持ちを持ってプレーしよう!」
というと綺麗事にしか思えないかもしれません。
でも、スポーツをしていれば、いつか本当にそう思える時がきます。みんなそういった気持ちは、どこかにあるんだと思います。ただ、それをあえて言葉にしなければいけないわけではありません。恥ずかしかったりしますしね。なので、言葉にしにくいなら、NBA選手のようにハイタッチやフィンガーコンタクトでそれを示すのも良いと思います。
バスケットボールはチームスポーツ。
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