スリーメンの七不思議

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スリーメン。バスケ部に入った人なら誰もが経験したであろう練習メニュー。そして、多くの人の記憶の中には「スリーメン=キツイ…」という意識があるのではないでしょうか。僕も学生時代にスリーメンでたくさん走った記憶があります。きつい練習でしたが、終えた後に達成感を感じた時は、とても充実していたというのも事実です。

 

今回は、スリーメンの七不思議について。

学生の頃は深く考えることなく頑張っていたけど、大人になって、ふと思い返してみると「あの頃は我武者羅にやっていたなぁ。」と過去の自分を褒めたくなるような経験もあれば、「あの時は、何て無駄なことをしていたんだろう。」と思えることもあるはず。その両方を兼ね合わせているのが”スリーメン”ではないでしょうか。

僕は、スリーメンに対しては、「あれだけ頑張ってたくさん走ったけれど、もっと良い方法があったのでは…?」と考えることがあります。そんなスリーメンについて、固定観念を取り払ってフラットな状態で考えてみたいと思います。

 

 

~スリーメンの七不思議①~

ボールを見ることなく走る

スリーメンではエンドラインとサイドラインを踏むルールを設けているチームもあります。エンドラインは走る距離を伸ばすために、サイドラインは走るラインを広げてパスを出しやすくするために。

しかし、試合中では、ボールから目を離す時間は短い方が良いですよね。いつでもボールマンからのパスに対応できるように、ボールマンを見る習慣を身につけることは大切です。パスの出所が決まっているスリーメン。考えどころです。

 

~スリーメンの七不思議②~

レイアップを外してもリバウンドが無い

「レイアップを外した時点でペネルティーを科す」というチームもあります。当然、フリーのレイアップなので確実に入れなければいけませんし、そのルールのおかげで緊迫して疲労が溜まった終盤でのレイアップの確率は上がると思います。精神的にも、忍耐力が身についたり、ここぞという場面で力を発揮できるかもしれません。

しかし、試合中ならレイアップを外してもゲームの流れは止まりません。レイアップを外したら、すぐにそれを取り返さなければいけないだろうし、くよくよしている暇はバスケットボールにはないですよね。

 

~スリーメンの七不思議③~

ラグビーのようになってしまう

中学生や初心者の段階でもスリーメンを行っていると、トラベリングの嵐になります。「トラベリングになっても走ることが大事だ!」という声もあるのかもしれませんが、練習のための練習よりも、試合のための練習の方がプレイヤーのためになると思います。スリーメンでは、ドリブルをつく選択肢がない場合が多く、前の情報を把握することなく我武者羅に走ってしまいがちです。試合中は目の前に敵がいて、味方の走るコースもまちまちですよね。

 

~スリーメンの七不思議④~

バウンドパスを出してはいけない

試合中にはバウンドパスを出す場面はありますよね。常に敵がいる状態を想定して、できるなら対人での練習を多く行い、その中の試行錯誤から学べることはたくさんあります。遊びから学べること。

 

~スリーメンの七不思議⑤~

シュート練習よりも比重が大きい

走ることを重視するバスケ部は多いですが、「走れるチーム=バスケが上手い」とはなりません。走ることは、もちろん大切です。最後は気持ちの勝負になることもありますし、体力がなければバスケはできません。走ることで得点も入りやすくなります。

でも、結局、どんなに走り回ってもシュートが入らないと勝つことはできません。走ることは、シュートを入れるための手段であって、目的ではありません。そして、シュート力があればドライブやパスが活きるように、シュートを高めることはバスケの本質から考えたら必要不可欠なことです。今のチームにとって、走る練習とシュートを高める練習、どちらの方が大切ですか?バランスを考える必要はあると思います。

 

 

七不思議…と思って考えたのですが、七つ出てきませんでした。笑

なので、「その他にもこんなことがあると思う!」というご意見があれば是非教えてください。七つになるように、更新していきます。

 

 

無駄だとわかることは無駄ではない

大人になっていくにつれて、過去の自分を振り返るにつれて、「なんで、あの時こうしていたんだろう。」「あの時の自分は、どうしてこうしなかったんだろう。」「あの過去は無駄だったんじゃないか…。」と考えてしまうことは人間なら誰しもありえると思います。タイムマシーンが無いので過去に戻れないのに考えてしまうものです。

 

でも、無駄だとわかることは無駄ではなく、「この道(考え方、言葉遣い)はダメだった。この失敗のおかげで、近道が見えたぞ。」というように、過去を再定義できると道が整備されていきます。自分の道がより良くなって、これから先、どう進んで行けば良いかが見えてきます。過去の失敗があるからこそ、今度はプラスの出来事が起きるものです。どの漫画を読んだとしても、キャラクターにとっての「挫折」は「壁(=試練)」であって、次の世界に入るためのキッカケですよね。それと同じ感覚です。

遠回り

僕は、学生の時にスリーメンを頑張ったことで、仲間との絆が深まりましたし、走力がついたおかげで勝てた試合もいくつもあります。走るバスケという形は一つの形であるので、それを貫くことも一つの選択肢です。

でも、それよりも、より良いバスケはあったと今なら思えます(その当時は一生懸命やっていました)。”我武者羅に”、”闇雲に”、”情報を鵜呑みにして”、走るバスケだけを信仰してしまうことにはリスクがあります。僕も、過去の経験を活かして、「過去のおかげで今がある」と思える道を作っていきたいと思います!

 

 

 

PS

みなさんは、どんなスリーメンをやりましたか?

是非皆さんの「スリーメンにまつわる思い出」を教えてください!

 

僕は、最大10往復のスリーメンを高校時代にやっていました。一本でも外したら最初からリセット。最後に外したら他の二人から嫌な視線を送られるのに、待っている人たちは待ち時間が延びてホッとしていたり(笑)、10往復目にはゾンビみたいにフラフラになっていたり(笑)、練習時間を1時間使ってスリーメンをしたり、色々な思い出があります。今では笑い話も多いですが、チームメイトとの絆は深まったし、スリーメンをやっている時の周りの人の声がけが温かかったです。大声で皆で応援する。懐かしい。。

 

過去に失敗を子供やプレイヤーに伝えていくのも素晴らしいし、自分自身の道を整備してより楽しい世界を進んでいくのも素晴らしいことですね!過去には戻れないけど、過去は再定義できたら過去に感謝できます。学生時代のスリーメンのおかげで今がある。漫画『リアル』は、最高の教科書。

どこかに俺の道があるとそう思ってた
そんな場所さえ見つかればそこから俺らしい人生をまたスタートできると

ビンス ナガノミツル この前おめーら2人を見ててふと思った
このタイガースがいずれ強豪と呼ばれる日が来るんじゃねえかって
そしていろいろ幸運もあったりしていつか日本一をとったりなんかして―

だとしたらこの前のあのイマイチな練習だって日本一とつながってるってこと
イマイチだろーが今全力を尽くさない限りは道はつながらねえってこと
俺の道は今と地続きだってこと

real-jituduki

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