こんばんは、原田です。

昨日配布した
・玉井先生の指導法(PDFまとめ)

多くの人が手に取ってくれてとても嬉しく思います。


玉井先生の指導法は、選手と共に創り上げるものです。

もちろん、玉井先生が全てだと言いたいわけではありません。
(玉井先生自身も「指導者は選手の強みを生かしてオリジナルなバスケを創るべきではないかと思う」と言っています)


でも、玉井先生のように、

・選手の強みや個性を活かす
・選手と対話(質問)しながら創る
・選手の内側にある主体性を引き出す

という、指導者としての在り方は、
バスケのみならず、「指導者」と言われる人にとって素晴らしいお手本だと思います。

玉井先生の指導は、漢字の通り、選手を導いています。

玉井先生の指導を見学した他校の保護者からは、
「先生の話は、子育てにも通じます!」と言われたことがあるそうです。

保護者の方も安心して指導を見れる。

むしろ、子育ての学びにもなる。


そんな「指導者の在り方」を身につけていきたいですね。


「教育」が必要なこともあります。

でも、「行き過ぎた教育」というのがまだまだ多いのが現状です。

行き過ぎた教育とは、
コーチの中にある知識や経験という「枠」の中に選手を押し込めるようなもので、
「こうあるべきだ」といったエゴが強くなりすぎると、選手の個性を押しつぶしてしまいます。

その関係性が更に進むと「支配と依存」の関係になってしまいます。

そうなっては、
好きで始めたはずのスポーツが、自分のためではなく、
「コーチの期待に応えること(怒られないようにすること)」
を目的としたものになってしまいます。

これは本来の目的から逸脱した状態。


スポーツには勝ち負けがあり、全てのチームが勝利することはできません。

負けたら悔しいし、負けたくないからコーチも熱くなるもの。

でも、その感情を選手を支配することに使うのではなく、
選手を”導くためのエネルギー”に変えていきたいですよね。


玉井先生の指導者としての在り方があるからこそ、
あの新田高校の「パスバスケ」が創られているのだと思います。


どのようなバスケをするにしても、

選手が自ら進んで上達したいと思える主体性を引き出し、
指導者の目を気にしながらおびえてバスケをするのではなく、
自分自身、チームのために全力で”今”を楽しんでほしいと願っています。


それぞれの指導者が、自分自身の信念を貫き、オリジナルのバスケを創れるように。


大和籠球を日々進化させていきます。

玉井先生の指導法はこちらから。

投稿者 原田毅

33歳。大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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