チームでバスケをすることの難しさと楽しさ

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こんにちは、原田です。

 

最近もバスケ漬けの日々を過ごしていて、

とてもありがたい環境にいるなぁと思いつつ、

その環境を活かして、もっと情報発信をしていかないともったいないな

と思うので、ブログを書いていきます。

 

最近はYoutubeで動画をアップしていたり、

コミュニティの方でメルマガを書いたりしています。

 

今までは、戦術とかオフボールの動きとか、

そういうことをメインとして発信をしてきましたが、

これからは、「個人技術」をメインにした講座を開こうと思っています。

 

シュートとかドリブルって、

このブログではYoutubeにある動画をアップしたり、

NBA選手たちのプレーに自分の視点を加えて解説をしたりと、

実際に、僕自身が自分のプレーを通して解説をすることはありませんでした。

 

それは自分がまだまだだっていう気持ちが強かったからです。

 

 

でも、最近は自分の中でもプレーの変化が起きてきて、

 

いや、変化自体は毎日起きているんですけど、

「ドリブル、ドライブ、シュート、ディフェンスの面白さをもっと伝えたい」

という気持ちの面の変化が起きてきて、

そういう講座を開こうと思うようになりました。

 

 

そういう風に思うようになったのは、

確実に、関わる人が増えたからです。

 

勉強会を始めてから、

自分が学んできたことややっていることに価値があることを実感できて、

それを求めている人がいて、楽しんでくれて、実際にバスケが上達して、

「また参加したい!」

「もうバスケやめられなくなりました(笑)」

と言ってもらえるので、とても嬉しいですね。

 

 

勉強会ではかなり凝縮して、

「力を使わず相手の力をいなす」

っていう視点で、ドライブ、ディフェンス、シュートとかを伝えていますが、

5時間くらいやってもまだまだ伝えきれていないことがたくさんあります。

 

なので、講座を開くことで伝えられなかったことをお伝えしたり、

質問に答えたり、新しく更新された知識とかコツを伝えていきたいなと思っています。

 

 

参加者の方に聞いてみても、

「ぜひやってください!」

という風に言ってもらえているので、

9月あたりから始動していこうと考えています。

 

最近は毎日のようにバスケをしていて、

やるたびに、新しい知識が増えていっているので、

ドライブ、ディフェンス、シュートのネタは無限です。笑

 

 

「日々進化」

っていう言葉が僕は好きで、

 

「ああ、あの時は良かったなぁ」

っていう過去を美化するのは嫌いで、

「あの時も良かったし楽しかったけど、今の方が楽しいし、今の方が上手い」

っていうのをずっと目指していきたいなと思います。

 

この前の山口県での勉強会では、55歳の方が参加してくれましたが、

僕もたぶん、55になってもバスケをやっているんだろうなと思うので、

その時にも「あの時(今は27歳)よりも今の方が上手いなぁ」って言いたいですね。

 

55歳の時にそう言えるとしたら、

どんなバスケしてるんですかね。笑

 

その頃は、

「うまい」

っていう定義が今とは全然違うものになってそう

 

未来への文章ということで残しておきます。

 

 

 

 

・・・

 

前置きが長くなりましたが、本題です。

 

 

ドライブ、シュート、ディフェンス、1対1とか、

そういういわゆる「個人技術」って言われるものと、

「チームプレー」といわれるものって、全くの別物だなと最近めちゃくちゃ思います。

 

実際は、「個人技術」「チームプレー」って分けられるものではないというか、

定義によってそれは分けられるし、分けられないとも思うのですが、

 

ここでは、

「個人技術」=「一人(もしくは二人)で練習をして上達すること」

「チームプレー」=「10人(相手も含む)で練習をしないと上達しないこと」

という風に定義していきたいと思います。

 

 

そういう風に定義した場合、

個人技術を伸ばすことはそんなに難しいことではないけど、

それを5対5の必要な場面で使うこと、

それをチームから求められている役割の中で使うこと、

それをチームの勝利につながるように使うこと、

は、本当に難しいことだなと思います。

 

 

今僕は大学生を指導していたり、

小中学生にバスケを教える機会があったり、

チーム向けの指導をすることがあったり、

社会人の方に指導をすることがあったりと、

かなり幅広く、いろいろな方とかかわっています。

 

その中で、個人技術を伝えることが増えてきましたが、

チームを指導していると、それを試合の中で、勝ちにつながるように発揮するのは、

本当に簡単なことじゃないなと。

 

 

「バスケはチームスポーツ」

なんてことは誰もが知っているけど、

言葉でいうのは簡単だけど、

 

いざ、チームを指導するとなると、

その言葉の深さがすごくわかります。

 

 

シュートとかドライブとかって、バスケが好きで向上心があればなんとかなります。

 

一人で学んで練習をしたらいいし、

ドライブとかディフェンスとかも、

バスケ仲間と1対1をしたら上達するので、

二人以上いたら、ちゃんと学んで練習をしたら上達します。

 

誰でも簡単に、とは言わないですが、

そこが上達するのは難しいことではないです。

 

バスケの向上心があれば。

 

 

ただ、チームとしてバスケをするのは別物。

 

なぜなら、当然ですが、

「人と人」が関わるからです。

 

 

金八先生(もうだいぶ古いですが)じゃないですけど、

「人は人によって支えられ、人の間で人間として磨かれていく」

っていう感じですほんと。

 

 

たとえ、すごくいいものをもっていても、

チームメイトと仲が悪かったら、それは発揮できないし、

「自分はこのタイミングで1対1をしたかった。でも、〇〇がハイポストにボールをもらいに来た1対1ができなかった」

みたいに、タイミングが合わなくてプレーを途中でやめることもめちゃくちゃあります。

 

そういうタイミングがずれた時に、

「自分がやりたかったこと」

「相手がやりたかったこと」

をすり合わせる必要があるんですが、

ここのコミュニケーションって、意外と難しかったりします。

 

上限関係みたいなのがあると会話ができないし、

どちらも正解的なところがあるので「伝えなくてもいっか」となって、そのまま流れてしまう。

 

それを繰り返していくと、

タイミングが合わないことが増えて、

なんだかモヤモヤしながらプレーすることになる。

 

 

・・・みたいなことって、バスケをしていたら誰でも経験しているはずです。

 

 

 

どんなに上手くても、

コミュニケーションがちゃんとできないと、

試合の中で自分が持っているものを発揮できない。

 

だから、一番重要なことはそういうところだなと思います。

 

「人間力」というか、

「人として、どのくらい信頼されているか?」

「どのくらい器が大きくて、相手の意見を受け入れられるか」

みたいなところだなと思います。

 

こういうのって、くさいセリフですよね。

ありきたりというか、キレイゴトというか。

 

僕はこういう言葉が昔は苦手でした。

 

「いや、そんなの本当の思ってないでしょ」とか、

「なんかみんな同じようなことをいうけど本当なのかなぁ」とか。

 

 

そういう言葉って、「実感」がともなっていなかったら、

「ただのキレイゴト」で終わってしまうものなんですが、

実際に体験をすると「ああ、その通りだよなぁ」って思います。

 

それが今まさにです。

 

 

 

でも、だからこそ、バスケって面白いんだろうなとも思います。

 

個人競技だったら、一人で練習をして、1対1のトーナメントに出て、

自分がやった分だけ自分に返ってくるし、自分の順位も明確にわかります。

 

 

でも、バスケの場合は、

「上手い」っていう定義すらあいまいで、

人によるし、場面によるし、チームの順位はあっても、

「バスケがどのくらい上手いか」っていう定義は決められません。

 

だから、陸上の100m走みたいに順位が明確につくものではないですよね。

 

そんなあいまいな定義の「うまさ」だからこそ、

「1対1が上手くても、バスケが上手いとは限らない」とか、

「練習でどんなにシュートが入っても、バスケが上手いとは限らない」とか、

そういう風に、色々な解釈があるんだろうなと思います。

 

 

チームとしてバスケをする。

 

って、本当に別物ですね。

 

 

お盆休みの期間に、高校のOB戦に出場したり、

高校時代の自分のことをいろいろと思いだしました。

 

ほんと、あの頃の自分は、

「強豪校バスケの洗脳」

を受けていた感じでした。

 

洗脳というと言葉が悪いですが、

どういう意味かというと、

一つの選択肢以外、全く頭に入ってこなくて、

「これが絶対だ」という一つの視点だけでバスケをしていたし、

それを周りに押し付けていたということです。

 

もちろん、強豪校が悪いという意味ではありません。

 

僕の「受け取り方」が、

一つの視点しか受け取れていなかった

という話です。

 

 

ようするに、僕の器が小さかったということです。

 

 

あの頃は、ただただ厳しい練習をすれば勝てると思っていたし、

駆け引きを楽しむという視点もなかったし、厳しい練習をしないと勝てないと思っていたし、

走るバスケが全てで、それ以外のバスケの選択肢がなかったし、それをチームメイトに強要してぶつかっていたし、

今でこそ、「高校生の頃だし仕方ないよ(笑)」っていう風にチームメイトと話すし笑い話になっていますが、

 

今の視点であの頃に戻れたら、どんなに楽しいバスケができていたことか・・・!

 

ってのは、毎回思いますね。

 

 

現実にはそれはできなかったことなんですけど。

 

でも、そう思えるってことは、

あの頃よりも今の方が成長している証拠でもあると思うし、

あの経験があるからこそ、今、情報発信をしようというエネルギーになっています。

 

 

部活をしている全員がプロになるわけではないし、目指しているわけではないけど、

でも、みんなバスケが好きでやっていて、勝ちたいし、上手くなりたいと思ってやっている。

 

それなら、今よりも少しでも上手くなって、

チームが強くなって、バスケが楽しくなるように、

勉強して、練習をしていけばいいんじゃないかなと思います。

 

 

僕は、自分が楽しいと思うバスケの楽しさをただただ発信していれば、

それが誰かのためになると思っているので、今後も情報発信をしていきます。

 

 

そうだ、今日のテーマはチームプレーでしたね。

 

個人技術を伸ばすことは難しいことではないけど、

チームとしてバスケをする、個人の力を発揮するのは別問題。

 

 

1対1は強くなくても、

チームのシステムの中に入ると大活躍をする選手もいるし、

得点は取らなくても、チームを勝たせられる人もいますよね。

 

その難しさを今、チームを指導していて思います。

 

 

そして、ここ最近になってようやく、

チームとしてまとまってきたのですが、

その瞬間が、これまたとても楽しいんですよね。

 

 

「ああ、あの時のあの課題とか壁が今に繋がってるのかぁ」

って思える瞬間があります。

 

チームとしてまとまる

って、言葉にするとシンプルだけど、

とても難しくて、とても深いんだなと。

 

 

お盆休みに、高校や大学のバスケ仲間と数年ぶりに再会して、

学生の頃とは違った楽しみ方でバスケができるっていうのも最高ですね。

 

ほんと、あんなに厳しく部活をやっていたのに、

今でもOB戦とかで仲良くバスケをしているのが不思議です。笑

それだけ、みんなが大人になったてことなんだろうなと思います!

 

 

 

ではまた!

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