母校の信州大学女子バスケットボール部で大和籠球のチームセッションを実施。

四年生は僕が最後に指導をした時に1年生だった子達、指導をしているのは僕の教え子のOBというとても嬉しい依頼でした。

 

Princeton Offenseを導入したのは、僕が指導者になった2017年。

それから女子チームも基盤として「Chin(ハイポストエントリー)を継続しています。継続することが目的になってはいけませんが、継続しているからこそ深まるものがあり、「伝統」になっているが故に面白いオフェンスを展開していました。ダブルパンチ、バックカットを試合でも決めるシーンを見て、元指導者としてとても嬉しい気持ちになります。

また、四年生になった教え子たちが驚くほど上達していて、練習環境が決して良いとは言えない(土日のみチーム練習、平日は各地区で1人〜5人で練習)中でも一人ひとりが努力したことが伝わってきました。普通の地方大学で4年間バスケットボールを続けること、特にこの環境の中で続けるのは簡単ではありません。継続は力なり、ということを学生たちから教わりました。

 

今回は、まず初めに「チームの目的」を明確化しました。

目的を持たずに目標だけを追いかけてしまうことがスポーツではよくありがちです。これを「手段の目的化」と呼び、勝利至上主義に陥っている指導者、燃え尽き症候群になってしまう選手はこの罠にハマってしまっています。スポーツは夢中になれることが素晴らしいことですが、夢中の先に「目的」がないと、その情熱がいつかなくなった時に自分の道を見失ってしまいます。僕自身もまさにその道を通ってきたからこそ、大和籠球では「目的ワーク」というミーティング法を用いてチームの目的を明確化することを提案しています。

付箋を使って、短時間で、平等に意見を出し合えるミーティング法があります。

今後は「和導」の中でこのミーティング法、司会の極意、目的ワークの実践法をお伝えしていきます。

今回は、選手たちの中から素晴らしい言葉が出てきて、一つの目的を言語化できました。

このワークを通して、チームメイトたちがどのような想いでバスケットボールに携わっているかがわかります。その過程を通して、より仲良く、より信頼した関係性を育むことができるのも、このミーティングの素晴らしいところです。目的が明確化されることでバスケットボールをする上での「エネルギー(行動)の方向性」が決まるので、より質の高い練習になります。

 

その後の指導では、ディフェンスのポジショニングについて、まず初めに指導しました。

ディフェンスは「意識」で大きく変わります。そのことを映像を通して課題共有した後に実践。また、1対1のディフェンスにおいては「姿勢づくり」がまず重要になるので、対人検証法を用いて、ディフェンススタンスの基礎、フットワークの基礎を実践。

 

 

その過程で「お辞儀のチカラ」も伝えました。

礼は自分の身体を最もいい状態(心意体が整った状態)にすることができるパワフルな方法で、その綺麗な姿勢を整えることで自分自身の心が安定し、周りからの見られ方が変わります。結果的に、礼儀正しくなり、関係性が良くなる。たった5秒で出来ますが、少しのポイントを変えるだけで身体は大きく変わります。その習慣を続けていくと(一生使える学び)、人生が変わることを僕自身、実感しているところです。

 

Princeton Offenseの指導では、すでに「型」は身についているので、そこからどのように崩していくか(ディフェンスを見て駆け引きをする)について「ダブルパンチ」を主に伝えました。型があるからこそ、その先の崩しにいけます。チームとして「文化」になるまで「プリンストン」を継続していると、より面白いバスケットボールを創っていける。そのことを僕も学ばせてもらいました。

チームの成長を心から応援しています!

投稿者 原田毅

大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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