こんばんは、原田です。

 

ここ最近、動画編集ソフトを変えて、
より動画編集に力を入れるようにしています。

 

編集は時間がかかりますが、とても楽しく、生き甲斐の一つです。

 

規模や人によっては編集をプロに依頼する道もありますが、
僕の場合、どんな動画でも自分で編集したいという想いがあります。

 

なぜなら、自分が大切に伝えたい部分などは指導した自分にしかわからないからです。
(ミスシーンなどもあえて動画内に入れています)

 

編集スキルはまだまだですが、
日々勉強して、より良い作品を世の中に残していきます。

 


さて、大和籠球の指導者合宿、今週末になりました。

 

申込期限は今日まで。

 

昨日も新しい参加者からの申込みがあり、
2日間、皆さんと交流しながら大和籠球を創っていくのが楽しみです。

指導者合宿 案内文

 

 

それでは、今日の本題です。

 

今日は最近の勉強会(直接指導)の中で、
学生から嬉しいコメントをもらったので紹介します。


それが

「バスケをしているなって感じがして、楽しいです」

という言葉。


この前の大阪での指導の際、途中で「ここまでやってみてどう?」ということを聞いたら、
こういう言葉を言ってくれたんですよね。

 

これがすごく嬉しかったです。

 


この大和籠球の「直接指導(チームを対象とした)」を始めてから、もう少しで3年経ちます。

最初は「Princeton Offense」を伝えることをメインにしていましたが、
活動を続けるたびに、伝える幅が広がり、最近は「プリンストンという言葉を使わなくなりました。

 

もちろん「Princeton Offense」が軸にあり、
バックカット、Pete Carrilさんの哲学が大和籠球の中心であることは変わりません。

 

でも、伝えていることは「Princeton Offense」の枠から離れたことも多々あります。


「Princeton Offense」とは「プリンストン大学がやっていたオフェンス」であり、

厳密には、
・プリンストン大学しかできない
と言えるものです。

 

そして、名前の通り「オフェンス」のことだけなんですよね。

Pete Carrilさんが伝えていたバスケットボールというのは、オフェンスのことだけではなく、
ディフェンス、強いチームとの戦い方、リバウンドの重要性、練習の取り組み方、基礎の徹底など素晴らしい視点がたくさんあり、当然、オフェンスのことだけを重視していたわけではありません。

でも、外から見る人にとっては「あのオフェンス」がすごくて、
今までのどのオフェンスとも同じではなく、分析しても誰も解明できず、
・「プリンストン大学のオフェンス」ということで「Princeton Offense」と呼ぶ他なかった
というのがPrinceton Offenseの背景だと僕は考えています。

※当時、その場にいなかったので分かりませんが、書籍などを読み返すとそうだったと思われます


僕が伝えているのは、
「Princeton Offenseの中にあるバスケの面白さ」
です。


別の言い方だと、

・Princeton Offenseを通して「バスケの楽しさ」を伝えている

ということ。


僕が伝えたいバスケの楽しさは、
・駆け引き
・パス
です。

 

僕がなぜそれを伝えたいかと言えば、
学生の頃、僕はそれらを知らずにバスケをしていたから。

 


学生の今しか一緒にバスケができないメンバーがいる。

 

学生の今しか、本気でバスケができないことがほとんど。

 

今、このメンバーとバスケができるのは今だけ。


そんな今しかない瞬間を仲間と本気で楽しんでほしい。

 

 

・・・というのが僕の想いです。


一人でするバスケ、単純な1対1だったら、
正直、学生バスケを終えても遊びでもできます。


でも、やっぱりチームで一つの目標に向かう楽しさは学生の今しか体験できない。

プロや社会人で本気でやるのを除いては。

 

今回、大阪で指導したことは、

・Swing
・バックカット

がメインでした。


これらを体験した学生から、
「バスケをしているなって感じがして、楽しいです」
と言われたことは本当に嬉しかった。


「バスケ楽しいでしょ」と言わずとも「バスケが楽しい」と言ってくれたこと。


彼が言う「バスケットボール」というのは、
「あいつは”バスケ”が分かってる」と言う時に使われる「バスケットボール」だと思います。


単にシュートが入る上手さではなく。

単に1対1が強いだけの強さではなく。

単に目の前の相手に勝つ楽しさではなく。


パスで味方と繋がること。

ボールを持っていない時の駆け引き。

チーム全員が連動している感覚を持てること。


彼と同じように、
他の学生も「バスケが楽しい」と
口にしてくれました。


大和籠球で伝えたいことが伝わっているんだと実感できて、とても嬉しいと同時に、
この「大和籠球」の面白さを、もっともっと多くの人に伝えていきたいとより思いました。


知っているか知らないかで人生は変わる、と僕は思っています。

彼らが体験したバスケの面白さは、
少し知識を得たら体験できたことです。


バックカットは、誰でもできるシンプルなプレー。

 

駆け引きの一つであるし、
ミニバスでも教わる基礎です。


多くの人は、
・希少性があり難しいことに価値がある
と思っています。

 

これは間違いではありません(高級ブランドなど)が、
僕は”指導者にとって本当に価値があること”は、そうではないと考えています。


・誰でもできて、すぐに実践できること

これに価値があると僕は思います。


ヒトは簡単ですぐ実践できるものには苦労を感じないので価値を感じにくいです。

「もっといい方法があるんじゃないか」
「もっとすごい知識が他にあるんじゃないか」
「最先端の道具を買った方がいいんじゃないか」
と考えてしまいます。


でも、そうじゃないと僕は言いたいです。


バックカットのように、

誰でもできて、
すぐに実践できること

に価値があります。


バックカットがあるかないかでバスケの世界は全く違うものになります。

 

バックカットには、
・ディフェンスのとの駆け引き
・パスの楽しさ
が含まれています。

 

そして、そこにはPete Carrilさんの哲学「賢者は強者に優る」という信念も含まれています。


僕は学生にバスケを指導しながらいつも思います。

「あああ、いいなぁ。僕もこういうバスケを学生のうちにしたかったな」
って。


僕の指導動画を見てもらえば、僕のその気持ちが伝わるはずです。

 

自分で見ていても「うるさいな(笑)」ってくらい
指導中に「いいね!」「ナイス!」「それ!それ!」っ言ってます。


自然とそういう言葉が出てしまうくらい、やっぱりバックカットは面白い。

 

僕は「大和籠球は全チーム・全指導者・全選手に貢献できる」と思っています。

そうなるように意図して創っています。

 

「バスケをしているなって感じがして、楽しいです」

皆さんのチームは”バスケットボール”をしていますか?


僕は彼のこの言葉をこれからも大切に、
全ての選手にそう感じさせることを目指します。


皆さんが考える
「”バスケットボールをしている”と感じる時」
は、どんな時ですか?

 

それでは今日はこれで!

 

伝えたいことが山盛り溜まっています。
動画編集して公開したい動画も盛りだくさん。

 

日々、大和籠球を進めます!

 

 

PS.
今回の指導者合宿に直接参加できない方向けにオンライン受講コース(アーカイブ販売)を準備する予定です。
ただ、まだ予定なので考え中です。リアルで来てくださる皆さんとの時間を大切に、時間が許す限り、大和籠球を実践し創っていきます。

 

PS.

大阪での指導ハイライト
(参考:勉強会@大阪「新田高校のパスバスケ×ダブルパンチ」

バックカットはやっぱり面白い。

投稿者 原田毅

33歳。大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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