【SJCME】Vol.0「ピック&ロールをしないオフェンス」

こんにちは、原田です。
 
今回は、新しいシリーズものとして、

アメリカのSaint Joseph’s College of Maine

に留学している酒井達晶さんをメイン講師としてお呼びして、

酒井さんの大学のオフェンスを学ばせていただくことになりました。

 

案内動画はこちら

 

酒井さんは現在、大学四年生で、

Youtubeなどでも留学の体験を発信されています。

 

酒井さんはスラムダンク奨学金9期生として渡米している方で、

中学高校も全国大会に出場していて、最近はYoutubeでも活動をされています。

 

そんな酒井さんと、なんで僕が一緒に講座をやることになったのか??

という疑問があると思うので、最初にそのことをお伝えします。

 


一番最初のきっかけは、Youtubeでした。

2019年の9月に、
有名なアメリカのYoutuber「Coach Danielさん」という方が
酒井さん達のオフェンスについて取り上げていて、そこで初めて酒井さん達のオフェンスを知りました。

その動画は、150万回以上再生されていて、
コメントも2000件近く寄せられています。
(後でURLを紹介します)

その動画のタイトルは、
「Why NBA Teams Should Study A School You’ve Never Heard Of」
と名付けられていて、NBAのチームも学ぶべきだ
という、なかなかインパクトのあるものです。

このオフェンスは、
・パス
・ドライブ
・カッティング
というシンプルなプレーで作られているので、
ミニバスや中高生など、育成年代を指導されている方にとっては、
とても取り組みやすいオフェンスだと思いますし、

それでいて、Coach Danielさんの動画タイトルにもあるように、
大学生やプロのレベルであっても参考になる視点が含まれている、

とても学びが多いものだと感じています。


この動画を始めて見た時、とても素晴らしいオフェンスだなと思っていました。

 

何よりも、

僕が情報発信を始めるきっかけになった

「渦の理論(サークルムーブ)」

というドライブに対する基本的な合わせ方が活かされていたし、

 

僕が三年前から深めている

Princeton Offenseの中にある「バックカット」

有効に使われていたので、

 

そういったことからも、

あのオフェンスがすごく好きでした。

 

とても綺麗だし、シンプルだからいいですよね。

 

なので、もっと深く学びたいと思っていたところ、

あの大学に留学している日本人の方がいるということを知って、酒井さんのTwitterにDMで、
「是非、このオフェンスについて学ばせていただきたいです」ということを伝えたら、
快く受け入れていただき、何度かZoomで意見交換させていただきました。

そして、酒井さんから学ばせてもらううちに、

「これは自分だけが知っているのはもったいない。

もっと多くの人にこのオフェンスについて知ってほしい!」
という気持ちが出てきたので、酒井さんに提案して、今回の企画を始めることになりました。



今回は、講座という形で、

このオフェンスの体系化を目指していきます。

 

このオフェンスは、酒井さん達が作ったオフェンスであって、

既存のオフェンスシステム(形)から作られたものではないので、

名前を付けようにも付けられません。

(あえて名前を付けると「Cutting Offense」ですかね)

 

酒井さんとも話し合いましたが、

 

「Saint Joseph’s College of Maine Offense」

 

としか呼ばないということで、

この名前で進めていきたいと思います。

 

今回は、Facebookグループを中心に進めていき、

解説動画をYoutubeで公開し、補足を含めたまとめをブログ記事にしていきます。

(可能であれば、Facebookグループでライブ配信をして質疑応答コーナーを作るかもしれません)

 

・コンセプト
・パターン
・エントリー
・スキル
などをテーマ別に深めていき、

情報を整理していきたいと思います。



実際に、どのような経緯でこのオフェンスをするようになったのか、
普段、どのような練習をしているのか、なども可能な範囲でお聞きして共有します。


既に僕は何度かミーティングをして、
このオフェンスのコンセプトなどを聞いていますが、
多くにチームにとって、オフェンスを見直すきっかけになると感じていますし、
ドライブやパスの考え方は、確実に効果を発揮するものだと思います。

 

酒井さん達のオフェンスは、今の時代の流れと比較すると、
ある意味「真逆」といえるものなんじゃないかなと感じています。

今、プロチームを始め、
多くのチームが取り入れている
「ピック&ロール」をしない戦術であり、

オフェンスシステムという「形」からではなく、
その形を含んだ「コンセプト」からオフェンスを作ることで、

より自由度が高く、
スカウティングされても守れないような、
そんなオフェンスになっているのではないか
と感じています。


実際、酒井さんのチームは、Coach Danielさんの動画のおかげで
全世界に広まって、アメリカでも当然、スカウティングされているそうです。

でも、スカウティングされたとしても、
形がないので止めようにも止めることができず、
「カッティングを守るために引いて守るorゾーンで守る」
みたいな限定的な守り方をされることが多いそうです。

そういう相手に対しての攻め方についても、
酒井さんの経験と実際に映像を元に深めていきます。


既に、いくつか質問をいただいているので紹介すると…
(事前にコミュニティメンバーに聞いたものです)

・全員がドライブを狙っていますか?
・ローポストでもらった後はどのような選択肢がありますか?
・ドライブやシュートのタイミングはどう身に付けるのか?
・女子だと難しいと思えるプレーはありますか?
・運動量が多いように見えますが、体力的にきつい面はありますか?
・チーム内で一番重要だと思う共通認識は何ですか?
・ドライブをするときは毎回シュートを狙っていますか?
・本当にポジションを決めていないのでしょうか?
・やっていく中である程度「役割」は決まりますか?
・ゾーンされた時も同じ原則でオフェンスをしますか?
・このオフェンスを遂行するにあたって必要なスキルは何ですか?


などです。


コミュニティを進めながら、
可能な範囲で、酒井さんに応えていただき、
その内容をコンテンツにしていきたいと思います。

(酒井さんも忙しいので更新は不定期になりますがご了承ください)

 


それでは、前置きが長くなりましたが、

是非、今後のブログ更新を楽しみにしていてください。

 


より多くの方に、このオフェンスについて知ってほしいという酒井さんの想いがあっての企画なので、
是非、身近なバスケ仲間にも、このコミュニティ、酒井さんのことをシェアしていただけると嬉しいです。

 

今回の講座は、酒井さんが在学中、
長くても今年の春まで運営していきたいと考えています。
(配信は週に2~3回のペースを予定しています)

 

僕も学びながら情報を共有していくので、
これから数ヶ月間、よろしくお願い致します!


 

 

 

PS.
お時間があれば以下の動画を見て予習しておいてください。

 

◆ハイライト

 

◆Coach Danielさんによる解説動画(150万回再生)

 

◆酒井さんによる解説


 


PS.
酒井達晶さん
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