兵庫のU15クラブチームで、大和籠球のチームセッションを開催しました。
「プリンストン」を導入するチームの多くが、「Chin(ハイエントリー)」に取り組んでいると思いますが、実は「Chin」は実際の試合で使う場面が少ないです。
「使えない」のではなく、「その前にやるべきことがある」という意味です。
「Chin」は、バックカットを使いながらフレアースクリーンやPick&Rollにも移行できるし、ポストも使える、maccabi acitonにも入れる本当に素晴らしいシステムです。
僕は大好きだし、Chinを一から指導することもできます。
ただ、多くのチームにとって「Chin」を導入する前にやるべきことがあります。
「大和籠球」では、U15でまず伝えているのは以下のことです。
・ディフェンスの強度を上げる
・DHOの駆け引き(Dribble at)
・1対1(ボール運びの選択肢)
・ドライブに対する合わせ(渦の理論)
・Playmaker spot(ポストの1対1)
・リムラン(まずは走る)
この土台がいない状態で「Chin」を導入すると、大体うまくいきません。
なぜなら「Chin」は「使い時」があるからです。
ここを理解せずに「プリンストンが良さそうだから」と「Chin」を導入すると、
・選手が走らなくなる
・ドライブのスペースがなくなる
・ハイポストの選手が活きない
・1対1の選択肢がなくなる
といったことが起きます。
チームを持っていた5年間の指導と、これまで10年以上の情報発信で様々なカテゴリー・レベルの「プリンストン」を見てきた結論です。
前の投稿でも書きましたが、「プリンストン」の表面上の形だけを真似しても上手くいきません。
大切なのは「なぜ(背景)」を理解すること。
・Chinはどういう時に使えるのか?
・なぜあのスペーシングからスタートするのか?
・なぜDHOエントリーを基本とするといいのか?
・答えは誰が持っているのか?
これらを理解することで初めて「使えるプリンストン」になります。
※詳しくは【大和籠球WIKI】にご参加ください。
今回、U15の子達には「1対1」を第一にして「DDM(Dribble Drive Motion)のスペーシング」から「プリンストンの繋ぎ」を伝えました。
エントリーでまずは1対1をする。
これはNBAでも日本代表でも取り入れられている「ドライブに対する合わせ」を一つのオフェンスシステムとした「Saint Joseph’s College of Maine」を元にしたもので、そこに、大和籠球の「バックカット」「ダブルパンチ」「プリンストン」を取り入れたものです。
そこからDHO(Dribble at)で2対2をして、バックカットの選択肢を持ちながら攻める。

ドライブやバックカットに対する合わせ(コーナーカット)、プレッシャーが強い時はハイポストフラッシュ(ピンチポスト)から崩す。
「崩しのパターン」を繋げていくことが「プリンストン」であり、「大和籠球」で伝えていることです。
学生たちの感想を紹介します。
◯面白かったところ
・めっちゃパスが回って気持ちよくシュート打てて楽しかった
・ハンドオフやハイポストへ上がってバックカットをするところやスペースを上手く使ってプレーするところが面白かった
・ノールックパスなど交流が楽しくできた
・時間と空間、仲間を考えてできたこと
バックカットでパスもらった時やパスした時
・バックドアの活用やサークルムーブの合わせが楽しかった
・バックドアが綺麗に決まった時
・5対5、合わせの練習、バックカット
・こんな簡単にシュートが決まるんだと思った事
◯成長したところ
・ハンドオフの駆け引きやバックカットの数を増やせた
・オフボールの動きがわかった
・2対2、3対3、4対4、5対5、とだんだん人数が増えていってスペースが狭くなっていく中でしっかり2対2の時にしてたハンドオフなどを5対5で使えたところ
・スペースの使い方やハンドオフ・ノールックパスのやり方
・バックドアとかオフボールの時の動きが多くできたところ
・ディフェンスをみて動く場所を判断できるようになりました
・周りがよく見れるようになった
・コートを広く使うことで視野が広くなった
・オフボールの動き
・チームプレイの重要性
◯もし「大和籠球」を人に伝えるとしたらどんなバスケットボールだと伝えますか?
・チーム全体でバスケをやっていくプレー
・めっちゃ動き回って空いたとこでシュートしたり1対1するやつ
・仲間、時間、空間の三間を意識する
・大和の意味や籠球の意味など
・交流がいい 基礎を大切にする
・楽しくできて、いろいろ教われるすごいいいチーム
・自分達に足りないところを教えてくれる
・オフェンスもデイフェンスもチームでするバスケ
・空間、時間、仲間が大切なバスケ
流れるように無駄がないバスケットボール
◯感想
・ハンドオフやパスの種類をたくさん教えてくださりありがとうございました。
・スペースの使い方、オフボールの動き方の説明など分かりやすかったです。今日はありがとうございました
今までと違ってチームとの話し合いとかの時間があってすごく勉強になりました
・また来て教えてほしいでーす!
本当にいいことを教えてもらったし、楽しかったです。
「大和籠球」を通して、駆け引きとチームプレーを伝えていきます。
選手のみんな、指導者の林田さん、ありがとうございます!
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