ここ最近も有難いことに、指導者からの依頼を受けてチームセッション(直接指導)の日程が決まってきています。

大和籠球チームセッションでは、事前ミーティングを行っています。
・どのようなチーム状況か
・チームの目的/目標はなにか
・どのような課題があるか(プレー面)
・負けた試合、何でオフェンスが停滞しているか
・選手の強み(個性)は何か

その上で、「当日の得たい成果」をもとに指導内容を決めています。

それで、

今、来週指導する3チーム(鹿児島・長崎・埼玉)の映像を見ているのですが、「Princeton Offense」に取り組むチームに共通の課題があります。

・エントリーが良くない
・スペーシングとタイミングが合っていない
・スクリーンの強度と質が低い
 
これらを解決する方法は一つです。

「型」を丁寧にやる。

これでチームのオフェンスの質が高まります。


もちろん、「型だけ」では型にハマって終わってしまいます。きっと、選手たちは(指導者の方も)「型」に対する嫌悪感があると思うのですが、それも
・なぜ、この「型(動き)」なのか?
ということを理解できれば腑に落ちるはずです。

そして、型が自由を作る理由も納得できます。


「型」というものに対するアレルギーは、僕自身もありました。
プレイヤーの時は「1対1で打開したいからそういうのはいらない」と思っていたし、指導者になってからも「選手たちは自由にバスケしたいだろうから、あまり形にはしたくないようにしたいな」と思っていました。

でも、たくさんのチームの映像を見て感じるのは、上記のことです。


型が自由を作る。
そのためには、丁寧に取り組まないといけない。
そして、「型の意味(動きの目的)」を理解する必要がある。

その後に「崩しのパターン」の練習をするといいです。

大和籠球では、
・DominoとFlow(ズレと合わせ)
・型と形(型の守破離)
・RONDO(駆け引きとパスの基礎)
・2人での崩し(Dribble at, DHO, Exit)
・3人での崩し(Split cut, Pinch post, ダブルパンチ)
・5人での崩し(Princeton Offense:Chin, Point)
を指導しています。

そして、最終的に「Princeton Offenseではないオフェンス」にはなりません。

「Princeton Offenseを”活用した”バックカットとスクリーンが連続的に起こるオフェンス」であり、「チームの強み(個性)を活かしたオフェンス」になります。

それが「大和籠球プリンストン」です。


Princeton Offenseというシステムは素晴らしいです。

Pete Carrilさんが考えたシステム、選手と共に創り上げたシステムには無駄な動きが一つもありません。全てに意味があり、全てが「賢者は強者に優る」に沿って創られています。


その素晴らしい”仕組み(システム)”の意味をきちんと理解し、活用できれば、チームオフェンスの質は確実に高まります。


今、その「指導法」を、大和籠球ではオンラインでも学べるように体系的にまとめています。

明後日の鹿児島から始まる3チームでの指導で、大和籠球をさらにいいものにしていきます。

関わる指導者の皆さん、選手との対話をもとに、大和籠球を創っていきます。
 


最後に。
この画像で示していることが「プリンストンの真髄」です。

プリンストンは、この「三角形」があらゆるところにあるから、相手に対応できます。
プリンストンは、この「ゴール下のスペース」があるからバックカットが武器になります。

プリンストンは、終わりがなくて本当に面白い。

関わるチームの映像をよく分析して、
大和籠球プリンストンを更に進化させていきます!

 

皆さんも良きGWをお過ごしください。

投稿者 原田毅

大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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