ジョン・パトリックさんの講習会に参加されていた指導者の方と話をしていたら、たまたま「プリンストン」を導入したいと考えているという言葉をお聞きし、その場で話が広がって直接指導(チームセッション)をさせていただくことになりました。とても有難いご縁をいただき感謝です。
チームの状況としては一人ひとりの技術力が高く、1on1の能力も高い高校生男子たち。1対1やPick&Rollができる子たちに大和籠球プリンストンを伝えてきました。
ピックも、ドライブも、スリーも、1on1もできる子たちに対してプリンストンを伝えるというのは、多くの場合、その良さを潰してしまうのでは?と思われがちです。
でも、「1on1→崩し」に入ろうとすると強者に止められてしまいます。
※「困ったらとりあえずピック」も同様
プリンストンとは何か。
・崩し→1on1
・味方を囮にして1on1
・オフボール2on2+ピック
というオフェンスです。
崩しの中で、いつでも1on1ができる。
崩しがあるから、1on1がやりやすい。
その面白さを僕も体感できました。
また、今日は5on5までやりましたが、
最初に話したのは、
「なぜ、形を取り入れるのか?」
ということ。
「形」と聞くとアレルギーが出る(型にハマるのではと嫌悪感を感じる)指導者、選手が多いかなと思います。
その気持ち、分かります。
僕も1on1大好き人間だったし、そんな形よりも圧倒的な「個の力」でチームを勝たせられる選手になりたいと学生時代は思っていたから。
でも、形(型)というのは、個性を縛るものではないのです。本来は。
本質は、
・いつでも安心できる場
・自分たちのリズムを作るもの
・スペーシングを整えてくれるもの
であり、
実はオフェンスではなく、
・”ディフェンスを”型にはめる
というのが裏の狙いです。
守り方を限定させる、ということ。
味方がどのように動くかを予め知っているから、ディフェンスを見ればいい。
ディフェンスの守り方が限定されるから、そのカウンターを予め準備できる。
型が個性を潰してしまうのは、
「型の活かし方(守破離)」を学んだことがないからです。
型は、安心を作る土台であり、いつ誰が攻めればいいのか、スペーシングとタイミングを整えて攻めやすくするためのもの。
大和籠球では、「Princeton Offense」がその「型」ですが、あくまで、その中心には「バックカット」があるので、形があるようでないオフェンスになります。
いつ誰がバックカットをしてもいい。
バックカットで形が崩れても、「プリンストンのパーツ」があればプレーが繋がる。
今日、初めてプリンストンを体験した指導者の方が
「水のように止まらないオフェンスですね」
とおっしゃっていたのですが、
まさしく、それがプリンストンです。
選手と対話しながら指導したのですが、選手たちも「楽しい」「面白い」「いつもと違うプレーが出てる」と言っていて、何よりでした。
今回は3時間(一コマ)の指導でした。
実は3時間で大和籠球プリンストンを5on5(Chin、エントリー、ボール運び)まで指導したのは初めてだったのですが、選手らの取り組み方が素晴らしく、プリンストンになりました。
※チームオフェンス構築は時間がかかるため、普段は2コマ、もしくは3コマ(2日間)で指導させていただいています。
プリンストンのPete Carrilさんが
「どんなオフェンスも30分あれば理解できる」
と言っているのを思い出し、
僕も今日、最後の30分でPrinceton Offenseの「5人の崩し(5on5)」を伝えました。
<指導内容>
・プリンストンとは何か?
・スクリーン鬼ごっこ
・RONDO(ノールックパス×スペーシング)
・バックカットの基礎(Dribble at)
・バックカット1on1
・ダブルパンチ(Playmaker spot)
・ダブルパンチ(Pinch post)
・Chinの基礎(5on0)
・ハーフ5on5
・オールコートSpain×Chin(エントリー、ボール運び)
3時間でプリンストンを創る
選手らが自ら考え、動き、プレーを繋げていく姿に、大和籠球プリンストンの価値を改めて感じました。
「和」を感じられる素晴らしいプレーがたくさんで、とても楽しかったです!
指導者の皆さん、選手のみんな、ありがとうございます!
PS.
選手の感想はこちら
【面白かったところ】
・同じプレーの入り方からでも何種類もの展開が生まれること
・インサイドのプレイヤーでもプレーの幅が広がったところ 自分の強みを活かせたところ
・スムーズに次のOFにつながるところ。
・最初の一見遊びのような練習も全部の練習に繋がっていたところ
・氷鬼
・バックドアという選択肢が増えたことでプレーの幅が広くなった
・鬼ごっこでスクリーンの動きが学べたこと
・ドリブルではなくパスやオフボールの動きで攻めるところ
・オフェンスの攻め方が楽しくて面白かったです
・5人全員で攻めるというところ
・バックドアの一対一、他3対3
・カッティングやオフボールスクリーンでボールが繋がっていくバスケット
【成長したところ】
・バックカットの強さやディフェンスとの駆け引き
・パスの精度と視野が広がった
・みんなでパスを回せた。
・ドリブルが少なくなってミスが減ったこと オフボールの動きやコミュニケーションが取 れるようになったこと
・バックカット
・オフボールムーブ
・バックカットのパスや判断
・決まった動きではなくてディフェンスの動きや位置を見て判断するところ
・バックカットのタイミングが成長したと思います
・カッティングを意識しながらオフェンスに繋げることができた
・バックドアは簡単に点数取れることがわかったのでそこの部分が成長できました。
・バックカットの意識が上がったと思う
【もっと知りたいこと】
・動きが詰まったあとの対応
・プリンストンをもっと深く知りたい
・ボールの上手な受け方。 オンボールのディフェンスについて
・試合中に自分がどう動けば味方が楽になるかが分からなくて中途半端になってしまうこと
・バックカットのタイミング
・2on2をしているときのオフボールムーブ
・ダブルパンチなどのディフェンスを見て判断する系を学びたい
・オフボールの動き
・セットオフェンス
・オフボールの動き
・パスのコツとか知りたいです。
・プリンストンの応用
【もし「大和籠球」を人に伝えるとしたら、どのようなバスケットボールだと伝えますか?】
・バックカットを多用したプリンストンオフェンスを教えている人
・プリンストンでバスケの和を作れる
・チームオフェンス
・個人技ではなく全員でプレーするバスケ
・プレーが繋がるバスケ
・シンプルが最強
・バックカットを軸としたバスケットボール
・個人ではなくチームプレーでバスケをする
・チームオフェンスのバスケットボール
・頭を使うバスケット
・水のようなオフェンスを伝えてくれるバスケ
・プリンストンオフェンスのバスケット
【本日の指導を受けての感想を自由にどうぞ!】
・とても楽しかったです!
・とても楽しくてやってて覚えやすかったです 自分の強みを活かせたプレーをできたのでよかったですありがとうございました。
・楽しい時間をありがとうございました!
・とても楽しかったし、指導がわかりやすくてまた教えてもらいたいです。
・楽しかったですありがとうございました
・今回のクリニックとても自分にとってプラスになりました。バックドアを意識するだけで、オフボール時のDFとの駆け引きの楽しさを知りました。ありがとうございました
・今までわからなかったことが学べてよかったです
・ありがとうございました楽しかったです

[…] 昨日は福島のU18男子チームを指導させていただきました。 […]