【大和籠球】中学生と保護者に「お辞儀とバックカット」

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こんにちは、原田です。

 

Youtubeをいつも見てくれているという指導者の方から声をかけていただき、

地元の中学生チームで「大和籠球」の勉強会(直接指導)を開催してきました。

 

一言で、とても素晴らしい場でした。

 

このチームは地元でとても強く、

勉強会の週末に行われる県大会でも上位を狙える実力があるチームです。

 

しかし、そんな強いチームでも、

「強くなればなるほど謙虚なチームになってほしい」

と指導者の方が子供たちに伝えていて、

とても素直で謙虚な子たちでした。

 

「謙虚なチームになるためにも『お辞儀』をぜひ伝えてほしい」

大会前でしたが、そう声をかけてもらったのでまずは「お辞儀のヒミツ」をお伝えしてきました。

 

 

〇お辞儀のヒミツ

保護者の方たちは見学参加という感じだったのですが、

これは実際に体験しないと絶対にわからないし、大人の保護者の皆さんにこそ伝えたい事でもあるので、

「ぜひ一緒にどうぞ」という事をお伝えしたところ、皆さん参加してくれました。

 

これがとても良かったなと思います。

 

グループワークをして、

僕自身とお辞儀のストーリーを話し、

「お辞儀の体験ワーク」をしました。

 

僕が見せる見本を

外から見ているだけだと

「ほんとー!?」

「えー!?噓でしょ??」

って思えることばかりですが、

 

実際にやってみると皆さん驚き、「よく分からないけど身体がそうなってるなら…」という感想を得ていたようです。

 

これ、本当に文字でも動画でも絶対に伝わらないから難しいのです。

実際に体験したらわかります。全ての人が体感できます。年齢も性別も言語も国籍も関係ありません。

 

全人類共通の「可能性」が身体の中にあることが体感できます。

 

大人ほど、頭で考えてしまうので、

どうしても目の前で起きている現象を自分の過去の枠組みに当てはめようとしてしまいがちですが、

実際に体験しなければ分からないことがあります。

 

知識は概念でしかありません。

 

実体のないものです。

 

でも、「実体験」は腑に落ちます。

身体で学ぶから「行動」に移るわけです。

 

大人は子供に対して

「礼儀を大切にしなさい」

と伝える前に、まずは自分自身(身体)で礼儀を示す。

 

そうしたら、子供たちは自然と真似します。

 

そんな社会がいいですね。

 

 

ちなみに、

「礼」は元々「禮」と書いていました。

所謂、旧字体です。

 

戦前までは旧字体が多くあったのですが、

そこに含まれるエネルギーの高さ(大和の精神性の高さ)をGHQ(勝利した連合軍)が恐れたのか、恐れていないのか知りませんが、

戦後、旧字体が無くされたと言われています。

実際に多くの漢字が変わっています。

 

 

「禮」とは、読んで字のごとく、

・豊かさを示す

です。

 

身体で自身の豊かさ、礼儀を示す。

 

それが「禮(礼)」です。

 

 

普段何気なくやっている「お辞儀」の正しい形、やり方を伝えて、

数千年前から伝わる「禮」に変えた所、明らかに身体の状態が変わります。

 

それを実感した選手たちに、

バスケットボールとの繋がりを話した後、

 

「きちんとした禮をした後に練習をするのと禮をテキトーにしてから練習をするの、どっちがいいと思う??きちんとした禮をした後に練習をしたり試合をしたら方がいいと思う人ー?」

と聞いてみると、即、手が挙がります。

 

それほど「実体験」というのは行動に影響を与えるわけですね。

 

 

その後、についての話もしました。

 

なぜ志が大切なのか。

 

それを時代的な背景や、バスケットボールの文脈で伝えました。

バスケットボールの文脈でいえば「目標の先にある目的」「理想の選手像」がそれにあたります。

 

なぜバスケを通して志を伝えているのか?

その回答は様々なものがありますが、一つは「学校教育では教えられないから」というのがあります。これは大きな理由の一つです。

 

戦後の教育改革(これもGHQの政策だと言われています)で学校の教科書で「志」という言葉が使えなくなりました。

その結果、僕もそうでしたが、志が何かを知る人考える人がいなくなり、今の日本社会があります。様々な要因はありますが、若者の自殺者が世界一位というのは「自分がこの人生で何をしたらいいか分からない」という人が増えている、志を立てたり考える機会がないことが一つの要因なのではないかと感じています。僕自身がそうだったので。

 

そんな話をしながら、志の体験ワークもしました。

 

時間の関係でやれることは限られていましたが、

最後に、「チームの目標」を「志」を含んだものに昇華させました。

 

子どもたちに考えてもらったところ、素敵な目標に昇華しました。

とても可愛らしい目標

 

これは僕や指導者が出したものではなく、

子どもたち、選手たちが自分たちで創ったものです。

 

志、人生の目的なんてありません。

 

元々あるのではなく、

自分自身で決めて自分自身で創る。

 

 

僕は「自分探し」をずっとしていましたが、どこにも自分はいませんでした。

 

人生は自分で創るもの。

 

 

僕は自分探しをずっとしていましたが、

昨年の8月に武学の師匠から「自分の人生は自分で創るもの」という事を言われ、ハッとしました。

 

そして、誰かから言われたことではなく、

自分自身で「志」を立て、今があります。

 

志のパワーはやばいです。

全人類の可能性を拓くだけのものがあります。

志という言葉に、先人たちの叡智、ヒトのエネルギーが詰まっています。

 

そんなことを話すだけだったらポカーンとしますが、

実際に体験ワークを通してやるので納得できてしまうものです。

 

 

子どもたち、保護者の皆さんの感想をシェアします。

※振り返りシートに書かれた文章そのまま

🌎子供たちの感想
・試合前にしっかり礼をすることで相手にも誠意の気持ちを伝えることができる
・礼をする時に正しい礼をしえ、コロナが広がってる中で対戦できることにかんしゃする


🌕保護者の感想・生活や今後の人生で活かせる
・会社の朝礼で話したい
・武学に興味を持ちました!
・あっという間の3時間でした
・学生時代に学びたかった、楽しかった
・実際にやってみて初めて分かる事でした
・業務をお願いする時にあの礼を使ってみる
・何かを取り組む前に心を落ち着かせて礼をしてから取り組むようにしたい
・言葉の使い方に気を付けたい
・毎日礼をします
・家族にも伝えます
・毎日子供と続けてこれから先の生活に変化が出ればいいなと思いました


💡子供たちのもっと知りたいこと
・礼の角度
・身体を使った面白いワークをもっと知りたい
・礼についてもう少し詳しく知りたい
・もっと礼のすごさを知りたい
・もっとおじぎのすごさを知りたい
・礼についてのことをたくさんしりたい
・おじぎでできることをもっと知りたいです
・礼のしかたをもっとただしくしりたい

 

「礼に始まり、礼に終わる」

という言葉が日本にはあります。

 

授業も試合も人と会った時も、禮に始まり禮に終わる。

 

禮はスタートでありゴールでもあります。

 

今回伝えきれなかったことは、また次回会った時に保護者の皆さんも合わせて皆で稽古したいと思います。

禮はバスケットボールにはもちろん(ディフェンスやシュート、全て変わります)、人間関係、人生でずっと活用できること。

 

これからも多くの人に禮を伝えていきます。

 

 

午後はバスケをしました。

 

バックカットも伝えましたが、

今回は1対1や3対3についてもやりました。

(動画は限定グループもしくはYoutubeで公開していきます)

もともと、指導者の方が僕のYoutube(賢者籠球)を見てくれていて、

バックカットを少し導入していたので伝えるのが楽でした。

 

バックカット1対1などをやって、後はゲーム(大会前だったので)。

 

また地元に帰った時は練習に参加したいと思います。

中学時代を思い出しながら、素直な子供たちとの時間を楽しみました。

 

 

 

・・・大会後

 

そして、この勉強会を終えた後、

県大会があり、なんと県2位になったそうです。

 

指導者の方から報告をもらい、とても嬉しかったです。

 

もちろん僕のおかげというわけでは決してなくて、

もともと選手たちが力を持っていて、それが「禮」と「志」でよりパワフルになった結果だと思います。

 

子どもたちは主体的に、キチンとした禮をしていたそうです。

 

後から映像を送ってもらい、試合を見ましたが、

確かに素晴らしい「禮」を試合前と試合後にしていました。

 

保護者の方からもメッセージを貰いました。

とても感動するものだったのでシェアします。

※シェアに関しては許可を得ています

 

「子供が親に対して禮を伝える」

 

素晴らしいの一言です。

 

親から子供へ、

子どもから親へ、

 

日本人が何気なくやっている「禮」をキチンと知り体現することで、

自分自身、日本の起源を知り、自信をゼロ化(零)して人と関わる。

 

ゼロ化した状態で人と関われば、問題はほとんど起きません。

 

起きたとしても全て自分事として捉え、

自分の在り方を整えることで解消していけます。

 

そして、ゼロ化した状態で自身の志を立てる。

 

人生の目的を設定し、

関わる人と協力しながら

志成就に向かって生きていく。

 

もともと、この日本はそういった生き方が”普通”だった国です。

 

新しいことを学ぶのではなく、

もともとあるものを思い出すだけ。

 

そんな人が増えていくことを願っています。

 

 

これからも「お辞儀のヒミツ」を伝え、

禮と志をベースにしたバスケットボール(大和籠球)を伝えていきます。

 

具体的な技術と共に。

 

また皆さんと再会する日が楽しみです。

そして、チームの今後の成長を楽しみにしています。

 

 

 

PS.

勉強会(直接指導)の詳細と申請はこちらから↓

◆勉強会 案内文

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