ドリブルスキルの未来3「フェイクに反応しないディフェンスを作る」

この記事は4分で読めます

今回は、より実践的な話をしていきたいと思います。

1対1のディフェンスを進化させる方法と、なぜそうさせる必要があるかについて。

(前回の記事:ドリブルスキルの未来2「フェイクを本物に変えるために」

 

 

「スキル」というものが流行っていて、

ドリル化された練習だったり、言語化された動きだったり、

それらを身に付けてから実践していくという方法が一般的かなと思います。

 

それに対して、

僕が今思うことは、

「新しいワザは実践の中から生まれる」

ということです。

 

このことを

「実践のワザ化」

と呼びます。

 

これは今の情報が溢れている時代、

これからのスポーツを考える上で重要なことだと思っています。

 

実践のワザ化とは、

とりあえず実践してみる

→後から動画などで動きを見返す

→「こんな動きしてたんだ」「これ、使えそうだな」という動きを見つける

→後から言語化してワザに変える

→実践から生まれたワザを身に付ける

っていうことです。

 

つまり、知識を先に学ぶというよりも、

まずはやってみて、あとから知識に変える感じです。

 

この実践のワザ化をすると、

・そもそも実用的なワザが見つかる

・そもそも自分ができている(できかけている)ワザが見つかる

という良さがあります。

 

誰かから教わった知識から入ることも大切なことですが、

そればかりになると、知識は知識でしかなく、

実践的ではなかったり、自分に合っていなかったりします。

 

誰かから教わった動きそれ自体は、その人自身の動きでしかありません。

 

NBA選手がやっているスキルというのは、

教えられてできたものもあると思いますが、

実際は、その場の相手に対応して”自然と生まれたもの”であることが多く、

それも、その選手がこれまで積み上げてきた経験によって生まれたもので、

その選手の身体能力、身体に合った動きなので、

それをそのまま真似したとしてもズレてしまいます。

 

あくまで、プレーするのは自分自身。

 

なので、まずは実践してみて、

その実践を後からビデオとかで振り返って、

あとから言語化してみる。

 

そうすると、新しい自分に気付けたりします。

 

「え、こんな動き自分してたんだ」

っていう発見もあるだろうし、

「これ、もうちょっとこうしたらいけそうだな」

っていうところも見つかります

 

今は戦術もスキルもたくさんある分、

何が合っているかわからないということを前から話していますが、

 

そんな時代だからこそ、

「とりあえずやってみて、後から考える」

のが大事なんだろうなと思います。

 

そういう意味でも、

僕自身も、この記事書いてます。

 

今までも、

「どっちがいいんだろう」

「これやったらいいのかな」

とかよく考えていたんですが、

その時間って、やっぱり無駄ですね。

 

けっこう僕は迷ったり考えたりすることが多い方なんですが、

とにかく、毎日、その日にできることをやってみるのが大事ですね!

 

なので、どんどん進めていきたいと思います。

 

とりあえず、今は、

ブログ記事として書こうかなと思っていたことを

思いつくままに書きまくろうと思ってやってます。

 

ブログって、一日1投稿くらいがいいかなぁとか思ってネタをためていたりしたんですが、

そしたら書かなくなっちゃうので、とりあえず頭の中にあることは出し切っていこう方針でいきます。

 

 

 

・・・さて、実践のワザ化で重要なこと。

 

それは何かと言うと、

「ディフェンス」

です。

 

オフェンスのスキルを生み出すために大切なことは、

「ディフェンスの質を上げること」です。

 

知識から入るのではなく、

「実践」から入り、なおかつ、

その実践で対峙するディフェンスの質を上げることで、

新しいワザ、より質の高い実践のワザ化が行えると思っています。

 

今、オフェンスのスキルも戦術も進化しています。

チームディフェンスに関しても進化しています。

 

でも、

「個人のディフェンス」

に関しては、そこまで変わってないように感じます。

 

・ステイロー

・ディレクション

・ハンズアップ

そういった基礎的なことは、

「基礎だから」ということで変わらずやっていたり、

中には、「とにかく頑張る」というディフェンスもあると思います。

 

とにかくフットワークの練習をたくさんやる、など。

 

それらが悪いとかいう話ではなく、

ただ、進化してないように感じるという話です。

 

僕は今、1対1のディフェンスに関して、

自分に合ったスタンスで、できるだけ無駄なくサイドステップを踏み、

ハンズアップをせず、微妙なディレクションをして守っています。

※言葉では伝わりにくいので最後に動画を紹介しますね。

 

ディフェンスが進化してない状態で実践のワザ化をしても、

それは、「そのディフェンスだから抜けた」ということになるので、

ワザ化の質も低いものになります。

 

だから、ディフェンスのレベルを上げる必要があります。

 

それに、ディフェンスってほんと進化してないところが多い分、

ちゃんと細かいところまで深めていくと、めちゃくちゃ面白いです。

 

僕もまだまだですが、

とにかくいえることは、

「とにかくフットワーク」

「とにかく相手を止める」

「とにかくハンズアップをする」

では、体験できなかった面白さを感じられます。

 

オフェンスよりもディフェンスの方が好きになるくらい。

 

 

そんなわけで、

ディフェンスについての動画を紹介します。

参考にして是非やってみてください!

 

1対1ではこういうディフェンスがいい感じでできることも増えてきましたが、

実際の試合中だと、ミートもあるし、スクリーンもあるので、まだまだ上手くいかないことが多いです。

これも実践あるのみですね。

 

それではまた次回。

 

 

 

PS.

このディフェンスについては、以前、1対1をした時に相手の大学生のバスケットマンに感想を書いてもらいました。とてもわかりやすく言語化してくれたので紹介します。

※これと同じことを僕自身も武学籠球の慎さんに守られるときに感じます。

自分がOFの時も、いつものOFをしている気がしませんでした。というよりは段々とさせてもらえなくなりました。最初はドライブで抜いたり外からシュートを決めたりできたのですが、時間が経つにつれて全て読まれてる感じがして、何もできなくなってしまいました。1番やりづらかったのは、こちらがジャブステップやシュートなどのフェイクをしても、全然動かないというところです。自分の動きに対して1,2歩ちょこちょこっと動くだけ。かといっていきなりスピードでドライブしたりシュートを打ったりしても、そこに対してはこちらが動いた分だけしっかりとついてくる。これはもう全て動きが読まれているとしか思えない感じがして、最後の方は何をすればいいかわからなくなってしまうほどでした。この、「相手が動いた分だけ」というのが重要なのではないかと思います。必要以上に動かない、無駄がない、ということです。簡単な話ではないですが、そうすれば相手の動きに振り回されることもなく、最小の動きでDFできると思います。そのようなことに気づいた時、最初「あまり強そうじゃない」と思っていたのも、逆に全てを見透かしているような不気味さに変わりました。
今回の1対1で体験したことは、今までのバスケと全く違う感覚のもので、体感しないと絶対にわからなかったことだと思います。後で動画を見てみても、なんでこんな簡単に抜かれてるんだろう、なんでこんな簡単に押し込まれているのだろうということはわかりませんが、自分の中では体感したイメージが確かに残っているので、武術の不思議さや凄さにとても興味が湧きました。バスケをしている人にはできれば1度経験して味わってみてほしい体験だったなと思います。ありがとうございました。

なかなかこれは映像だけだと「ほんとに~?」って思える部分があるので、興味がある方、上達したいと思うチームから、僕が実際に足を運んで体験してもらいながら伝えていく場をどんどん作っていきたいなと思います。毎度のことでなかなか長い記事になってしまいましたが(笑)、今回はこの辺で。

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