今回紹介する動画は、ウォリアーズのOF動画です。
「流れるような(Flow)オフェンス」
流れるようなオフェンスというのは、一つのスクリーンプレーが成功しなかったとしても、すぐに次の選択肢があり、プレーが止まることなく、次々とプレーが行われるという意味です。スクリーンプレーには丁寧さが必要ですが、一つ一つのスクリーンプレーに固執してしまうと、チームとしての「流れ」がなくなってしまうことがあります。一つのスクリーンプレーで完璧に成功させようとしすぎず、時には流れを重視する必要もあると思います。
○Trailer(トレーラー)のスクリーンが有効
Trailer(トレーラー)とは、ボール出しを行った選手、ハーフコートオフェンスに一番最後に参加する選手のことを言います。ウォリアーズの動画では、センターのボーガットがよくこのポジションでプレーしていることになります。ポイントは、トレーラーがスクリーンをするところにあります。この動画はほとんどボーガットがスクリーンをかけています。
このことのメリットは、スクリナーのDFがマークについていない段階でスクリーンをかけることで、Show DF(スクリナーのDFが、ユーザーのドライブを一時的に止めるために、マークマンを外してDFをするプレー)ができないということです。
ボーガットはシュート力が高くないため、DFは間合いを開けていることが多いですが、そのことが結果として、ユーザーを活かすことに繋がっています。センターのプレイヤーやシュートが苦手な選手でも、スクリナーになることでチームに貢献できるという素晴らしい考え方ですね。
当然、ウォリアーズの選手たちは「しっかりと丁寧にスクリーンを使う」という段階を完璧にクリアしているからこそ、流れるようなオフェンスができているのであって、最初から流れだけを重視するとスクリーンプレーが雑になってしまいます。「しっかりとスクリーンを使う」という段階を踏まえて、「一つのスクリーンプレーに固執せず、流れを重視する」という段階に進んでいくことが大切だと思います。
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まさに「流れるようなオフェンス」ですね!
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