チーム5人で形がはまる美しいバスケットボール(大和籠球@神奈川 U18男女)

神奈川で初めての大和籠球チームセッションを開催しました。

指導者の方は男女をお一人で見られていて、
普段、使えるコートも限りがある環境。


なので、今回の指導内容は
短時間で、より効率よく&成果につながるように、
「3人での崩し(3on3)」と「対人練習」を重視して指導しました。

バックカットは、「崩しのパターン」を身につけることが大切です。

崩しのパターンは、大きく分けて、

・2人での崩し
・3人での崩し

があります。

 

「2人の崩し」の基本は、「パス&ラン」と「Dribble at(DHO)」。

これはとても大事なプレーで、
ディナイを崩すためにも、プレーを繋ぐためにも、
「2対2の基礎」として身につけておいた方がいいです。

大和籠球で伝えている「ダブルパンチ(3on3)」でも、この「2人での崩し」は必要です。

ただ、身につけるには時間がかかります。

試合で、このDribble atで綺麗にバックカットが入ることは少ない(失敗の経験をしないと成功しない)こともあり、
今回は普段の練習時間が少ない練習環境という、チーム事情を踏まえて、「3人での崩し(3on3)」を中心に指導しました。

実践したのは、以下のプレーです。

・ダブルパンチ(この日は「フレアースクリーン」)
・Exit(カッターに対するスクリーン)
・Blind pig(フラッシュバックカット)

大和籠球で伝えている「崩しのパターン」の一部です。

2コマの指導だったので、今回は「3つ」に絞って指導しました。
(こういう時は「3」という数字がいいです)

 

あとで紹介する学生たちの感想にもありますが、
初日はうまくいかなかったプレーも、2日目になったらタイミングが合うようになっていて、
このバスケは、練習すればするほど仲間とのプレーが合うようになります。

大切なのは、「三間」。

空間・時間・仲間です。

特に今回は、
・いいプレーが生まれたらハイタッチや拍手
・ミスをしても下を向かない。切り替える。仲間に声をかける。
という「コミュニケーション」を重視して伝えました。

なぜなら、学生時代の僕がそうだったように、
多くの選手はこういうコミュニケーションの”やり方を知らない”から。

僕がなぜ今、「大和籠球」を伝えているのか?

それは、学生時代にこういうオフボールの動きを知らなかったし、駆け引きも知らなかった。

一人でプレーして、一人でミスして下を向いて、
勝ってもいいプレーをしても仲間と喜びを共有せず、
ただただ、厳しさを求めて、勝ちだけを求めてプレーしていた選手でした。

バスケットボールは、一人でもプレーすることはできます。

でも、それは周りの選手たちは楽しくない。

それに、1対1で勝てなかったらそこで終わってしまう。

大和籠球で伝えている「三間」と「バックカットの崩しと繋ぎ」があれば、バスケットボールの可能性と楽しさは無限に広がります。

 

また、今回は「守破離」という話もしました。

「守破離」とは、教わったことから自分だけのオリジナルな形を創る過程のこと。

武道や茶道で使われる概念で、
・型を守る:丁寧に素直に反復する
・型を破る:型の中で駆け引きをする
・型から離れる:型にはない新しい形を生み出す

今回依頼してくれた指導者の方は、周りの指導者から
「(あの子たちの個性的に)プリンストンが合うと思うよ」と言われ、
YouTubeでプリンストンを検索したところ、僕の発信に辿り着いたそうです。

僕のYouTubeを参考に「ダブルパンチ」「Swing」といった基礎を取り入れてくださっていました。

そういった「型」を守る段階があったので、
今回は、「ディフェンスに対応して駆け引きをする」という、「型を破る」段階を指導できました。

僕はYouTubeで指導動画をほとんど公開していますが、
それは、指導者の皆さんに普段の練習で実践していただきたから。

そうしたら、リアルの指導(チームセッション)の際に、より深い内容を伝えられます。

 

数時間の指導で、身に付く・チームが作れるわけではありませんが、
2コマ(3時間×2)で、選手たちには「バックカットの崩し」と「プレーを繋ぐ(大和)」の感覚を、
指導者の方には、「全体像」「場づくり」「練習ドリルの組み立て方」「ミスに対する声がけ」「指導の注意点」を伝えています。

この日も、2日目には選手たちも型を使いこなせるようになる場面も出てきて、面白いバスケになりました。

バスケットボールはミスが付き物ですが、
ミスをした時こそ、コミュニケーションをとって、
ぜひ「自分たちだけのバスケ」を造り上げていってほしいと願っています。

 

今しか一緒にプレーできない仲間たちとのバスケを、
チームとしてのバスケットボールを、ぜひ楽しんでください!



 
学生たちの感想を紹介します。
 

【面白かったところ】

・みんなでワッスルポーズをした事

・前までできていなかったことができるようになって面白かった。

・1日目はなかなか連携出来ないことや上手くいかないことが多かったけど、2日目になって連携プレーが多くなって得点に繋がるプレーが成功して面白かったです。

・分解練習が全体のどこで使われているかわかったこと

・3on3でやった分解練習が5on5になって上手くディフェンスに刺さって得点に繋がったところ

・息が合うとすんなりパスが入ってたくさんシュートが入るようになったところ

・みんなで和っするポーズで写真をとったこと

・最初の展開でうまくいかなかったときでもそこで終わりにせずに次のプレーを考えていくことに楽しさを感じ、面白かったです。

・5対5の試合に出せてくれたこと。

・ポジションごとにしっかり役割があって足が止まることなくOFを続けられるようになったこと。

・わっするをできたこと。

セットの形がうまくはまったところ

・オフェンス中心のメニューでコートの一人一人が頭を常に動かさなきゃいけないとこ

・今までは一個で終わっていたプレーがどんどん他のプレーと繋がっていったところ

・最初に鬼ごっこをして、それがバスケに実は関係があったことを知ったところ

 

【成長したところ】

・マネージャーを始めたばかりだけど、いつもと違うイレギュラーなメニューの日の立ち回り方が分かった

・前まではダブルパンチを一回やってその後の展開が難しくリズムがずれてしまうことが多くあったけど、この講習を通してダブルパンチでミスしてしまっても速さをそのままにして逆サイドでプレーしたりシザースをすることができるようになったところ。

・スクリーンの掛け方やダブルパンチの精度が上がったと思います。いつもならひとつのプレーをやって、成功しなかった、そこで1体1とか潰されることが多かったけど、一回やってできなかった、なら次また別のプレーを考えることができるようになったと思います。

・チームでコミニュケーションをとれたこと

・自分の個性を活かすためにこのようなモーションオフェンスがあって、プレーをいつでもやめないと言う大切さを知りました

・ダブルパンチする相手の得意なことを考えて動くのを少しづつ理解できるようになったところ

・しようと思った動きができなかった後でも動き続ける選択肢が増えた

・今までは、ダブルパンチをした後に得点につながらないと、プレーが止まってしまったり、無理にシュートを打ったりすることが多かったです。今回教えていただいたことで、ダブルパンチがうまくいかなかったときも、周りを見て次のプレーに切り替え、スムーズに展開できるようになりました。

・ボールマンの邪魔にならないように動いていたのが、自分も意図を持って動きならがらシュートまで繋げようと考えることができた。

・適当に動くんじゃなくて何に繋げるか考えて動けるようになったこと。バリエーションを増やせたこと。

・ハイポストからの動きやダブルパンチができなかった後に逆サイでなにをすればいいかがわかりできるようになった

・仲間のプラスの声かけが多くなっ

・相手に点数が入った後、センターとしてどのように走ったりしたらいいかがわかった。今まではショートコーナーにボールをパスしてもらう時カットされてしまうことが多かったけれど、今回教わったスローインからの動きをしたことでカットされることが少なくなった。

自分からボールを貰いに行くことが多くなってボールに触ることが多くなった。

積極的にポストにも行けることができるようになった。

・対人での動きが分かってきてチャンスを前より多く作ることができた

 

【もっと知りたいこと】

・ホワイトボードに書いて貰った人の動き方の図

・5on5になった時に逆サイドでプレーしていて45度にいる何をすればいいのかわからなくなってしまうことが多くあるので、そこの動き方を知りたい。

・特にないです!練習もっとします!

・もしそれが通じなかった時のこと

・自分の得意なプルアップジャンパーやシュート、ハンドリングを活かすべき場所

・もっとセンターの使い方を意識して得点源を増やしたい

・どんな時にどんな動きをしたらいいのかを詳しく知りたい

・今回教わったプレーを試合の中でどのようなタイミングで使うと効果的なのかやそこからさらに得点に繋げるための動きをもっと知りたいです。

・自分が運ぶときのドリブルの仕方やパスの出す方法。

自分でボールを持ち、シュートまで繋げる方法。

ドリブルでディフェンスを惹きつけたあとのパス

・Wパンチ以外にもエントリーを増やしたい。

パスセレクトのポイント。

2on2でスムーズに点をとる方法。

・すぐウィングにパスするかドリブルして自分で運ぶのかの判断

・流れを止めないような瞬時の判断

・5on5の時逆サイドでプレーしている時、フレアスクリーンやダウンスクリーンをした後の動き

ローポストでの攻め方

・攻め時や、1対1で相手を騙せる方法

 

【もし「大和籠球」を人に伝えるとしたら、どのようなバスケットボールだと伝えますか?】

・チームで連携し5人共がポイントに関わる止まらないバスケ

・みんなと協力し、やることを明確にして楽しくやるバスケットボール

・1つのプレーをして出来なかったとしても自分たちのペースでもう1回作り直すことができるバスケットボールだ思います。

・全員が無駄のない動きをする質の高いバスケ

・ディフェンスをなめらかに崩せるモーションオフェンス、セットプレーができるバスケ

・相手の裏をつく止まらないプレー

・仲間と意思疎通して流れるように攻める

・コート上の5人が仲間を責め合うことなく声を掛け合い、1つのプレーがうまくいかない時でも全員が得点に関わることができるバスケットボール

・ダブルパンチなどができなくても次に攻める方法がたくさんあり、プレーが止まることがないバスケ。

・しなやかに連動するバスケ。

・チーム5人で形がはまる美しいバスケットボール

・コミュニケーションの上手さが止められないオフェンスに繋がるバスケットボール

・個性を活かして全員が得点できる楽しいバスケ

・水のようにしなやかに攻めることのできるバスケを教えてくれる

 

【指導を受けての感想、今までのバスケとの違いや繋がり、原田へのメッセージを自由にどうぞ!】

・いつもと違う動き方が見れてとても勉強になった

・今回はこのような機会を設けてくださりありがとうございました!
ダブルパンチをしていた中であまりうまく行かない部分がありましたが、この練習を通してミスした時の立て直し方や一つのプレーができなかった時の展開の仕方がわかるようになりました。
またバスケを教えていただきたいです!次練習できることを楽しみに待ってます!

・原田さんの指導を通して改めてバスケの楽しさを感じたし、失敗しても下を向かないっていうマインドを大事にしていこうと思いました!

・指導ありがとうございます。僕は普段の練習でいつこの動きを使うかわからなかった、今回の練習を通して意味と使い所を知れたので良かったです。

・今日の最後に言われた運びの部分はまだまだ足りないと思っていたのでこれから練習していくつもりですが、ガードポジションになった場合はドライブよりもセットシュートやクイックリリースのシュートなどの方が良いですか?
僕はドリブルからのプルアップジャンパーが1番得点効率が良いのでそのチャンスを多くする動きを見つけていきたいと思いました
今日はお越しいただきありがとうございました

・今まではセットプレーが中心で止められた時にパスアウトしてシュートとか1対1とかしかほぼなかったけど、今は連動して動けていていろんな攻め方があるから止まらずに動き続けられていてより質の高いバスケができているなと思いました!今回教わったことをこれからのバスケに繋げてより強くバスケが好きで楽しんでいるチームにしていきたいです!ありがとうございました!

・今回は遠くまできていただいてありがとうございました!5on5をしている時にどう動いていいのかがわからなかったですが、みんなの共通理解ができてゴールへ向かいやすくなりました。とても楽しかったです。

・バスケットボールの攻め方についての考え方が増えました。試合でも実践できるようなプレーをたくさん教えていただきありがとうございました。

・とてもわかりやすく、背の低い人でも活躍できるやり方を教えてくれたり、質問にもわかりやすく答えてくれてとても良い経験でした。ありがとうございました。

・今まではモーションOFが多かったけど、やることを決めない方がスムーズにシュートまで行くことができた。
一つ一つお手本を見せていただいたので自分が練習する時に分かりやすかったです。2日間ありがとうございました。

・ご指導いただきありがとうございました。いままでは形を教えてそれを実践するだけしかやっていなかったけれど、その形を頭でちゃんと理解してその形いがいの自分たちで考えてプラスアルファで動き方をできるようになりましたありがとうございます!

・二日間だけの短いクリニックだったけどその期間だけでマインドが大きく変わりました
この二日間のバスケはとにかく楽しかったです!!

・今までは少しミスしただけで誰かが1on1をしたり、シュートをして終わりになってしまっていたけれど、ミスをしても下を向かずに次のプレーへ繋げていけるようになり、とても成長できたと思います。また、ボールを自分から積極的に貰いにいけるようになり、アシストをできたりとてもバスケがとても楽しいと感じられました。また教えてもらえたら嬉しいです!今回はありがとうございました!

・すごい分かりやすい説明と実演で今後のバスケの参考になりました
今まではゴール下でしか動いていなかったので新たな攻め方を知ることができました
またぜひ来てほしいです

 

声をかけてくださった指導者の藤田さん、ありがとうございます。

真面目で明るい選手たち、チームの成長を応援しています!

 

大和籠球は、通常「数ヶ月」かかることを「数時間」で伝えています。

なので、頭がパンクしたり、
身に付くまではいかなかったりしますが、
「チームでプレーを作る感覚と楽しさ」を伝えているので、
あとは日々の練習で、一つひとつ身につけていってください。

今回教えたことが身についたら、次の段階、
もっと面白い大和籠球をお伝えにまた行けたらなと思います!

僕が伝えたのは、あくまで「一つの選択肢」なので、
最終的には、指導者と選手の皆さんで、チームに合うものを創り上げて、
一人ひとりの個性が調和するバスケットボールを。

投稿者 原田毅

大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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