ディフェンスの強度を高めることから始めるチーム作り
先日、大阪で開催されたはれるやさんとの合同指導【攻守の理】について
セッション前の課題
【Dff】
・ディフェンスの強度が高くない
・必要な声やコミュニケーションの声が少ない
・ヘルプやローテーションのルールを明確にはしていたが、なかなかチームとして理解と徹底ができていない
・そのルールを落とし込むための練習ドリルがあまり豊富ではなかった
【Off】
・ハーフコートの型がまだなかった
・チームの共通理解(オフェンスの文脈)をまだ整理しきれていなかった
・プレッシャーリリース
・オフェンスがカオスの状態
・ドライブのスペースがないのにドライブしてしまってる
印象に残った指導法
【Dff】
・まずはマインドの部分の説明から入ること。(心の尺度、思考力の尺度、助け合いの尺度)
⇨コーチはここを見ているからね、というメッセージが本当に好きだった。
・選手たちがサボっている時の声かけ。なぜそれをやらないといけないのかを改めて生徒たちへ説うような言い方をしてたのが印象的でした。
クリニックの印象
・単なるドリル講習ではなかった。(なぜそのドリルが必要か、どのような考え方が必要か、選手たちのマインドの部分の指導があった)
・選手たちへの練習の中での関わり方。生徒たちが自然と笑顔になるような関わり方をされてたのも印象的でした。
変化と成果
【Dff】
・練習の質と強度が上がりました。それによって、練習中のDefの見え方も変わったと思います。何ができていないのか、どうすることが本来必要なのか、が見えたので、「強度をあげよう」という抽象的な言葉に含まれる具体的な姿が伝わるようになりました。
・DFを「脚力」「理解力」などという大きな概念で捉えるのではなく、「視野」「予測」「スティック」「チェイス」「ファイトオーバー」・・・と細かく順序立てて細分化しているので、君はこの部分だね、と指導がしやすくなりました。
【Off】
・オフェンスの型をつなげる、という感覚が養えたと思います。
・「スペーシングそのもの」を教えるのではなく、オフェンスの流れの中で「スペーシングの必要性」を教えていただけたので、選手たちの理解度は上がったと思います。
・練習の中でちゃんと判断をしようという意識が見受けられる選手が何人かいました。練習試合になると焦ってできないということがまだまだありますが、それはこれからの取り組み方次第かなとは思います。
・試合の中で、選手ら自身がプレーについての振り返りや改善点を気付いて話せるようになったかなと感じました。(翌日の練習試合でのこと)
再現性
・攻守に共通してすべてのメニューで、再現性はあります。すべてそのまま練習したいくらいです。
・カオスの練習ではなく、積み上げ式の練習だったので、再現性は高いと思います。
・難しいメニューというよりも、比較的シンプルなメニューの中でプレーの判断が求められるものが多く、生徒ら自身でも今のプレーはどうだったという評価をしやすいものが多かったかなと思います。
「攻守の理」〜ディフェンスの規律×オフェンスの創造〜
・やっぱり「まずはディフェンスから」という理念は正解だと思います。原田さんが教えようとしているオフェンスも、本当にディフェンスの質が上がれば上がるほど駆け引きが生まれるので、ディフェンスの強度が大前提だと感じました。
簡単にボールが回る中で練習しても成果につながりにくいという感覚がさらに大きくなりました。
今回、意識的にされていたのかわかりませんが、ハレルヤさんが取り入れたメニュー(アライメント)を使ってオフェンスのドリルに入る、というのは非常に良いと思いました。というか、「攻守の理」ではそれをすべきだと思いました。選手たちにとってもディフェンスの成果を発揮しやすいし、このコンセプトがより明確になるというか。質の高い駆け引きが生まれそうですし、ホコ×タテ感が出て非常に良いと思います。
・オフェンス、ディフェンスを分けて練習することで、選手たちにとってはやることがはっきりして分かりやすいのかなと思う。午前中にやったディフェンスのことを、午後のオフェンスメニューの時にもっと意識してできてたらより良かったとは思うが、すぐにできるようになるものではないのかなと思うと仕方ないのかなと思いました。
・オフェンスとディフェンスは、どちらかの質が高いとそれを超えるためにもう一方の質も上がってくるという効果が練習の中で期待できると思う。1日でそれはできなかったとは思うが、今後に向けては、こういうオフェンスに対してはこういうディフェンスしたら良いよねというような考え方を選手たち自身ができるようになると思いました。
おすすめしたい人
・まずは、ディフェンスのメニューや指導法に困っている人におすすめしたいです!
あとは、オフェンスの、特にハーフコートオフェンスの型が定まっていない指導者(これ結構多いと思います)におすすめしたいです!
自分のバスケットの方向性がまだ定まりきっていない人にはすごく良いヒントがたくさんある教材だと思います!
逆にある程度指導歴がある人にとっても、一度自分の指導観に揺さぶりをかけるという意味ではすごくおすすめしたいです。
・パッシングバスケを面白いと思える指導者・チーム
⇨1日、2日では習得するのが難しいと思うので、その後の練習でも継続的に取り組めるかが大事だと思う。継続的に取り組むかどうかは、やってることが効果的・面白いと思うかどうかかなと思うから。
・セットオフェンスではなくて、フリーで攻めるチーム
⇨その場その場の判断が求められることが多いので、セットオフェンスのように決まったことをやるチームには向かないかなと思う。
・ディフェンスも頑張れるチーム
⇨全てのシュートを守るには、ハードワークはマストだと思う。また、ディフェンスがハードになるとそれを破るためにオフェンスの練習がより効果的になってという相乗効果が生まれると思う。なのでディフェンスを頑張れるチームにおすすめできるかなと思います。
この活動ができているのは、ご自身の時間を割いて子どもたちの未来のためにコーチングをされている指導者の皆さんの協力のおかげです。
この日も3名の指導者の皆さんの熱意のおかげで素晴らしい1日となりました。
懇親会では4時間近く、様々な話で盛り上がり、ハレルヤさんからPC画面を共有しての細かい技術解説もありました。
バスケットボールが繋いでくれるご縁に感謝しかありません。
日本のバスケットボールを更に進化発展させていけるように、そして、「チーム」としてプレーする本当の楽しさを伝えていけるように、これからも【攻守の理】を広めていきます。
少しでも僕らの指導に興味があれば、DMでご相談ください。
※直接指導は、以下の3つの形式があります。
1. ハレルヤ「ディフェンス」
2. 原田(大和籠球)「オフェンス」
3. ハレルヤ&原田(大和籠球)「ディフェンス×オフェンス」
※オンライン教材(入門編)案内文
「攻守」の両面を1日で指導する【攻守の理】。
まず、ハレルヤさんのディフェンスシステムで「強度」を高めることから始めるので、その後の練習(オフェンス)の質が高くなります。
【攻守の理】は、僕自身の悩みから始まったプロジェクトです。
・バックカットを伝えたけれどチーム内の練習強度(ディフェンス)が低いと試合でバックカットが活かせない
「強いディフェンスを崩すためにはバックカットが必要」と伝えていても、そもそも「強いディフェンスとは何か?」の定義が僕の中で曖昧でした。
また、「強いチームに勝つために賢く戦う」ということをプリンストンを通して伝えていましたが、
そもそも「賢さ」を追求するあまり、「自分たちが強くなること」から”逃げていた”面もあったなと今振り返ると思います。
「賢く戦う」とは言葉は綺麗ですが、それが「逃げ」になってしまったら、自分たちが目指しているところには辿り着けない。
ハレルヤさんから一番学ばせてもらっているのは僕自身です。
ハレルヤさんの理論的なディフェンスシステム、明確な言葉の定義、再現性の高い練習ドリル、マインド面も含めた現場の学生と指導者の方を第一にする指導、
そのハレルヤさんのディフェンス指導を経て、「このディフェンスをどうやって崩すか?」を考えることで僕が伝えている大和籠球プリンストンが更に深まっています。
バスケットボールというスポーツにおいて、最も楽しい「攻守の駆け引き」の質を高め、
そして、チームスポーツであるバスケットボールの醍醐味である「仲間とプレーする楽しさ」を伝えるのが、【攻守の理】の目的です。
学生たち(チーム)が「攻守の駆け引き」と「チームプレー」の楽しさを感じてプレーする姿を間近で見れて、とても楽しい時間でした。
【攻守の理】は、現場を第一に、日本のバスケットボールの一つの基準(理=原理原則)を創っていきます。




