一昨日、大阪のU18男子チームを対象に、プロコーチのハレルヤさんと「攻守クリニック」を開催しました。
AM:ハレルヤさんのディフェンス指導
PM:大和籠球のオフェンス指導
「攻守」の両面を1日で高める企画です。
今年2月から始まったプロジェクト【攻守の理】
〜ディフェンスの規律×オフェンスの創造〜
「全てのシュートを守る」というコンセプトの元、チームディフェンスの構築法を体系化しているハレルヤさん。
先日の長野でのディフェンスクリニック同様、「個人のディフェンス強度を高める」から始まり、最終的には「上級編」で求められる「2つのアクションが同時に起きた時の守り方」について実践。
参考:https://x.com/nbanotdankudake/status/2079853711380353109?s=20
「声を出しなさい」ではなく、「自然と声を出さなければ守れない状況」を練習に組み入れていたことが印象的でした。
対人ディフェンス→クローズアウト→ヘルプ&ローテーション→オフボールスクリーン→オンボールスクリーン・・・
という形で、段階的に「全てのシュートを守るために必要な技術や共通理解」を練習していきました。
午後は、ハレルヤさんのディフェンスドリルの中に、大和籠球の視点(バックカット・プリンストン)を組み入れていきました。
僕が担当するオフェンスのコンセプトは、
・全てのディフェンスを崩す(相手の背中を攻め続ける)」
です。
どんなに強固なディフェンスでも「背中」は守れません。
大和籠球で指導している
・サークルムーブ(渦の理論)
・Dribble atを使ったバックカット
・Playmaker spot(Backdoor spot)
・ダブルパンチ(Split cut / Princeton cut)
・Exit(screen the cutter)
といったプレーは、「ディフェンスの背中を攻める」というコンセプトから生まれたもの。
ハレルヤさんが強固なディフェンスシステムを体系化されているおかげで、「大和籠球」のカッティングが更に深まっています。
ディフェンス強度が高いから、「カッティング」の必要性が出てくる。
チームの内の攻防(紅白戦)において、ディフェンスの強度が高くないと本番(試合)でプレッシャーに煽られて何もできなくなります。
どんなにハーフコートオフェンスでPrinceton Offenseといったオフェンスシステムの完成を高めたとしても、「プレッシャーリリース」ができなければ練習のための練習になってしまいます。
その痛い想いを、僕自身、コーチとして体験してきたからこそ、「ディフェンス強度を高めること」から始めるチーム作り【攻守の理】が重要であると身に沁みて感じています。
午後の練習(オフェンス)でも、指導者の皆さんとハレルヤさんがディフェンスの強度を高めるための声がけを選手たちにしてくれたおかげで、オフェンスの質がさらに高まりました。
「ディフェンスの規律を高めることで、オフェンスの創造性を育む」
【攻守の理】は、チーム内の攻防の質を高める視点です。
現在は「入門編」のみをオンラインで公開している状況ですが、今後、ハレルヤさんと全国各地を指導しながら【攻守の理】を深め、より多くの人に届けられるように進めていきます。
参加された指導者の感想を紹介します。
◯セッション前の課題
【Dff】
・ディフェンスの強度が高くない。必要な声やコミュニケーションの声が少ない。
・必要な声やコミュニケーションの声が少ない。
・ヘルプやローテーションのルールを明確にはしていたが、なかなかチームとして理解と徹底ができていない。
・そのルールを落とし込むための練習ドリルがあまり豊富ではなかった。
・コミニュケーションができない。ディフェンスの約束事の意識が薄い。
【Off】
・ハーフコートの型がまだなかった。
・チームの共通理解(オフェンスの文脈)をまだ整理しきれていなかった。
・プレッシャーリリース。
・オフェンスがカオスの状態(やろうとすることが噛み合ってないことが多い)。
・プレイメーカーに入らないことが多い。
・ドライブのスペースがないのにドライブしてしまってる。
◯印象に残った指導法
【Dff】
・まずはマインドの部分の説明から入ること。(心の尺度、思考力の尺度、助け合いの尺度)
⇨コーチはここを見ているからね、というメッセージが本当に好きだった。
・選手たちがサボっている時の声かけ。なぜそれをやらないといけないのかを改めて生徒たちへ説うような言い方をしてたのが印象的でした。
◯クリニックの印象
・単なるドリル講習、といった感じのクリニックではなかった。(なぜそのドリルが必要か、どのような考え方が必要か、選手たちのマインドの部分の指導があった)
・選手たちへの練習の中での関わり方。生徒たちが自然と笑顔になるような関わり方をされてたのも印象的でした。
◯変化と成果
【Dff】
・練習の質と強度が上がりました。それによって、練習中のDefの見え方も変わったと思います。何ができていないのか、どうすることが本来必要なのか、が見えたので、「強度をあげよう」という抽象的な言葉に含まれる具体的な姿が伝わるようになりました。
・DFを「脚力」「理解力」などという大きな概念で捉えるのではなく、「視野」「予測」「スティック」「チェイス」「ファイトオーバー」・・・と細かく順序立てて細分化しているので、君はこの部分だね、と指導がしやすくなりました。
【Off】
・オフェンスの型をつなげる、という感覚が養えたと思います。
・「スペーシングそのもの」を教えるのではなく、オフェンスの流れの中で「スペーシングの必要性」を教えていただけたので、選手たちの理解度は上がったと思います。
・練習の中でちゃんと判断をしようという意識が見受けられる選手が何人かいました。練習試合になると焦ってできないということがまだまだありますが、それはこれからの取り組み方次第かなとは思います。
・試合の中で、選手ら自身がプレーについての振り返りや改善点を気付いて話せるようになったかなと感じました。(翌日の練習試合でのこと)
◯再現性
・攻守に共通してすべてのメニューで、再現性はあります。すべてそのまま練習したいくらいです。
・カオスの練習ではなく、積み上げ式の練習だったので、再現性は高いと思います。
・難しいメニューというよりも、比較的シンプルなメニューの中でプレーの判断が求められるものが多く、生徒ら自身でも今のプレーはどうだったという評価をしやすいものが多かったかなと思います。
・
◯「攻守の理」〜ディフェンスの規律×オフェンスの創造〜
・やっぱり「まずはディフェンスから」という理念は正解だと思います。原田さんが教えようとしているオフェンスも、本当にディフェンスの質が上がれば上がるほど駆け引きが生まれるので、ディフェンスの強度が大前提だと感じました。
簡単にボールが回る中で練習しても成果につながりにくいという感覚がさらに大きくなりました。
今回、意識的にされていたのかわかりませんが、ハレルヤさんが取り入れたメニュー(アライメント)を使ってオフェンスのドリルに入る、というのは非常に良いと思いました。というか、「攻守の理」ではそれをすべきだと思いました。選手たちにとってもディフェンスの成果を発揮しやすいし、このコンセプトがより明確になるというか。質の高い駆け引きが生まれそうですし、ホコ×タテ感が出て非常に良いと思います。
・オフェンス、ディフェンスを分けて練習することで、選手たちにとってはやることがはっきりして分かりやすいのかなと思う。午前中にやったディフェンスのことを、午後のオフェンスメニューの時にもっと意識してできてたらより良かったとは思うが、すぐにできるようになるものではないのかなと思うと仕方ないのかなと思いました。
・オフェンスとディフェンスは、どちらかの質が高いとそれを超えるためにもう一方の質も上がってくるという効果が練習の中で期待できると思う。1日でそれはできなかったとは思うが、今後に向けては、こういうオフェンスに対してはこういうディフェンスしたら良いよねというような考え方を選手たち自身ができるようになると思いました。
◯おすすめしたい人
・まずは、ディフェンスのメニューや指導法に困っている人におすすめしたいです!
あとは、オフェンスの、特にハーフコートオフェンスの型が定まっていない指導者(これ結構多いと思います)におすすめしたいです!
自分のバスケットの方向性がまだ定まりきっていない人にはすごく良いヒントがたくさんある教材だと思います!
逆にある程度指導歴がある人にとっても、一度自分の指導観に揺さぶりをかけるという意味ではすごくおすすめしたいです。
・パッシングバスケを面白いと思える指導者・チーム
⇨1日、2日では習得するのが難しいと思うので、その後の練習でも継続的に取り組めるかが大事だと思う。継続的に取り組むかどうかは、やってることが効果的・面白いと思うかどうかかなと思うから。
・セットオフェンスではなくて、フリーで攻めるチーム
⇨その場その場の判断が求められることが多いので、セットオフェンスのように決まったことをやるチームには向かないかなと思う。
・ディフェンスも頑張れるチーム
⇨全てのシュートを守るには、ハードワークはマストだと思う。また、ディフェンスがハードになるとそれを破るためにオフェンスの練習がより効果的になってという相乗効果が生まれると思う。なのでディフェンスを頑張れるチームにおすすめできるかなと思います。
日本のバスケットボールを更に進化発展させていけるように、そして、「チーム」としてプレーする本当の楽しさを伝えていけるように、これからも【攻守の理】を広めていきます。
少しでも僕らの指導に興味があれば、DMでご相談ください。
※直接指導は、以下の3つの形式があります。
1. ハレルヤ「ディフェンス」
2. 原田(大和籠球)「オフェンス」
3. ハレルヤ&原田(大和籠球)「ディフェンス×オフェンス」
◆オンライン教材(入門編)案内文
https://utage-system.com/p/ifxfjbYrysXk

◆【攻守の理】ストーリー
「プリンストンはやりたくない」から始まった、本当の「自由」と「規律」の物語
https://x.com/nbanotdankudake/status/2026629215433773236?s=20

