このハーデンのシールは必見。なぜ今このタイミングで「バックカット」なのか?

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こんにちは。久々にブログ記事を更新していきます。

ここ最近、本当にバタバタしていたのでなかなか発信できずにいました。

 

でも、この期間も毎日バスケには触れているので、

新しい考え方だったり、新しい気づきが溜まっています。

 

この四月から僕は活動拠点が変わり、

今までコーチと情報発信者という視点が強かったですが、

これからは「プレイヤー」をメインに活動していくことになったので、

今までとはちょっと違った情報を共有していけると思います。

 

ただ、やることは変わらず、

これからも情報発信は続けていくので、

これからもよろしくお願いします!

 

新しい生活環境になった経緯とかはまとめてシェアするのでもうしばらくお待ちください。

 

 

それで、今日話したいのはこれです。

このハーデンのシール、ぜひ見てください。

 

 

これはオフェンスの形としては「ピストル」というものです。

ウィングにパスを落とす、もしくはウィングがボールマンにピックをして、その後にフレアースクリーンをもらう。

NBAでも日本でも、定番のアーリーオフェンスの一つですね。

(この場面ではセットってよりは流れで結果的にピストルっぽい動きになっているように見えますね)

 

ただ、この場面では相手のスイッチに対応して、

ハーデンが上手くシールをして、1対0を作っています。

 

このプレーに、今の時代に必要なコンセプトが詰まっているなぁと思うんです。

 

 

今って、オフェンスが複雑化しています。

多くのコーチは、ネットでオフェンスシステムを調べて、

「お、これいいな」「なるほど。こういう風にピックに入ればいいのか」「このNBAのオフェンスを採用しよう」

みたいに勉強されていると思います。

 

それだけ調べたら何でも出てくる良い時代ってことですよね。

 

でも、実際の試合はどうかというと、

形通りにオフェンスが遂行できるということは少ないのです。

 

なぜかというと、

「形がある」ということは相手にとっても見えやすいからであり、

そもそも、今はスカウティングやディフェンスも進化しているので、

先読みのディナイだったり、スイッチだったりで対応されることが多いからです。

 

「よし、このシステムをやったら勝てるぞ!」

と思って試合に臨んでみたら、そもそも形にすら入れなかった。

形通りに攻めたらいいのになんでやらないんだ、とストレスをためてしまう。

 

そんなことが起きやすいんじゃないかなって思います。

 

これは僕の経験談です。

 

 

そんなディフェンスに対応するためには、

瞬間瞬間で生まれるチャンスを見つける必要があります。

 

ようは、1対1、駆け引きです。

 

このハーデンのシールは、そういう意味で、

「オフェンスの形の隙間にあるチャンスを見逃さず、1対0を創れている」

と言えます。

 

だから、このワンプレーはとても重要だと思うんです。

 

 

じゃあもう少し踏み込んで話してみたいと思います。

 

形通りのオフェンスが通用しにくいならどうしたらいいの?

って話ですよね。

 

 

そこで僕が提案しているのが

「1対1の駆け引きから、オフェンスを創っていく」

ということです。

 

今はどちらかというと、

「オフェンスシステム(5人の合わせ)」→「駆け引き(1対1)」

という流れですが、

 

これを逆に、

「駆け引き(1対1)」→「オフェンスシステム(5人の合わせ)」

という風な流れで、オフェンスを創るということです。

 

 

そして、その「駆け引き(1対1)」を何から始めていくのか?といういと、

僕は一つの案として「バックカット」から始めていくのがいいのではないかと考えています。

 

だから僕は一つの道筋として、

今、ひたすらバックカットを深めていて、

バックカットを実践して、バックカットの映像を分析して、

バックカットに名前を付けて、バックカットを分類し、バックカットを体系化させています。

 

「バックカットから始まるオフェンス」

という教科書を創っています。

 

 

なぜ、バックカットなのか?

 

と聞かれたら理由は沢山あります。

 

・面白いから

・多くの人が忘れているから

・駆け引きの醍醐味が詰まっているから

・駆け引きとは表と裏の二択を迫るものだから

・相手のディナイやスイッチに対応できるから

・誰でもできるプレーだから

・身体能力や体格差があっても1対0を創れるから

・ボールを持っていない分、ボールを失うリスクが少ないから

・ペイントにアタックできるから(ディフェンスを収縮させられる)

などです。

 

これは本当に挙げだしたらいくらでも語れます。

 

僕はバックカットを4年ほど前からずっと深めています。

 

あなたにとってのバックカットって、どういうものですか??

 

僕にとっては、

「バスケをしてから15年以上、忘れていたもの」

でした。

 

バックカットっていう選択肢を完全に忘れてバスケをしていました。

 

とにかく1対1だ、とにかくウィングでパスを受けてからバスケは始まるんだ。

そう思っていました。

 

バックカットはしていたかもしれないけど、した記憶はありません。

パスを出した記憶なんてもっとない。

そもそも「バックカット」という言葉を使ってチームメイトとコミュニケーションを取ったこともない。

 

そんな感じでした。

 

だからこそ、4年前にバックカットを知った時、

「なんでこんな重要なプレーを忘れていたんだろう…!」

という大きな衝撃というかショックというか、そういうものを感じました。

 

そして実際に自分でやってみると、これほど面白いものはないなと感じたんです。

 

これはバックカットをしたことがある人はみんな感じるはずです。

 

味方とタイミングが合う瞬間、

ディフェンスの裏をかいてフリーを作る瞬間、

身体能力や体格で優る相手から得点を取る瞬間、

 

病みつきになる楽しさがあります。

 

バスケットボールの駆け引きの醍醐味が詰まっているし、

チームプレーの醍醐味が詰まっているから、とにかく楽しい。

 

これはもう体験しないとわからないとしか言えません。

 

 

「バックカット?ああ、カウンタームーブの一つだよね」

という風に思う人もいるかと思います。

 

確かに、相手がディナイしてきたら当たり前のようにバックカットをするのが基礎だと思います。

 

バックカットがすごく特別な技術であるわけではないですもんね。

誰でもできるし、ボールをもらうための選択肢の一つ、基礎でしかありません。

 

 

でも僕が言いたいのは、

「バックカットをカウンターとして使う」のと、

「バックカットを表の選択肢として使う」のとでは、

ぜんぜん世界が違うということです。

 

バックカットが表とは、まずバックカットを狙うということです。

 

カウンターとして狙うとすると、

セットプレーの中で、ディナイが来たらバックカットをするみたいな感じで、

割合的には「バックカット:もう一つの選択肢=1:9」くらいになると思います。

割合として少ないということです。

 

本来、バックカットってそういうものかもしれませんが、

この割合でバックカットをしたとして、仮に成功して得点になったとしても、

ディフェンスの真理からすると、「あまり怖くない」と思うんですよね。経験上。

 

ディナイが緩むことはない。

 

 

でも、バックカットが表だと、

まずバックカットを狙っていくことになるので、

相手にとっては「すごくめんどくさい」し「すごく怖い」って感覚になります。

もちろん、それだけバックカットが武器になるくらい時間をかけて深める必要はありますけどね。

 

これはカウンターとして狙うバックカットとは全然別ものなんです。

 

 

そんなバックカットについての解説動画をGW期間限定でプレゼントします。

 

今年のGWって、去年もですけど外にあまり出れないですよね。

僕が関わっていた大学生たちは大会がなくなってしまってほんと残念です。

いや普通にBリーグの試合は観客入れてやってるのに何で学生はダメなの?そもそも陽性と感染者は違うし無症状の人から移るっていうのは証明されてな・・・

そもそも交通事故や癌で亡くなる方の数とコロナで亡くなる方の数、コロナをきっかけに自殺してしまう方の数とか考えたら・・・一人ひとりの命は平等なんだから・・・

などなど、いろいろな意見が今はあるし、僕もなんで学生ばっかり試合ができないんだとかそういうことを思わないわけではないです。

 

でもそんなこといっても変えられないものは変えられないので、

今やれることをやって、むしろ、今を良いきっかけにするしかないですよね!

 

だから、今はゆっくり家で勉強する、ってのもいいと思うんです。

新しい趣味を見つけるとか、身近な人との関係を深めるとか、何でもいいと思うんですけど、

その一つに、今の期間だからこそ時間を取ってバスケの勉強をするってのをお勧めしたいなぁと思います。

 

そんなわけで、ぜひこの動画を受け取ってみてください。

 

きっと「バックカット」の見方も「バスケットボール」の見方も変わるきっかけになるはずです!

今すでに1300人以上の方が参加してくれていて、いろいろな方の意見を知れてとても面白いですよ!

 

 

それでは「賢者バスケ」への参加はこちらから↓

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※参加と同時にメールが届くのでご確認ください

※ヤフーメールかGメールをお使いください

 

 

ではまた今日からブログも更新していきます!

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