「イニエスタが日本に来るらしいぞ!!!!」
・・・そんな盛り上がりがある中、
僕はイニエスタという選手は知っていたものの、
そこまでサッカーに詳しくなかったので、どれくらい凄いのかがわからず、
空気を読めない感じになりそうだったので、色々と調べてみると、
「NBAでいうところのクリス・ポールが日本に来るようなもの」
という例えを聞いて、今の状況をやっと理解できました。
そんなイニエスタのプレーをSNSで見ていると、
「一流の選手の動きは、どのスポーツでも役に立つ視点が学べる」
ということを感じてます。
今日は、二つだけ動画を紹介します。
◆身体を柔らかく使う
このイニエスタのプレーは全ての日本人プレーヤーに真似して欲しい!
— ヒグアツ@あなただけの独自メニューお作りします。 (@1983physio) 2018年8月1日
コンタクト時に身体を固めてぶつかるのではなく、身体をふにゃふにゃにして相手のパワーを吸収する
日本人に必要なのはまさにこれ
これが出来るようになる為には柔軟性のある脊柱、肋骨が必要!!#ヒグトレ#イニエスタ pic.twitter.com/f3mAnSa69D
この発信では、武学籠球の慎さんと一緒に活動をしていることもあり、「日本の武術」の視点をバスケに応用する考え方を紹介しています。その一つが「身体を柔らかく使う」というもの。詳しく書けばもっとありますが、一般的にぶつかり合いをしていくとなると、筋トレをして身体を大きくして当たり負けしない身体を作るという方法がありますが、それ以外にも、「相手の力を利用するかのように、相手の力をいなす」というものがあります。
「いなす」というのは賢くかわすといた意味で、相撲で相手が力強く押してきたときにさらっとかわしていく動作から生まれた言葉です。体格や身長というのは練習量や生まれつきの体質というものも関係しているので、その路線だけで戦っていくと限界が見えてくることがあります。でも、身体を柔らかく使えば、たとえ相手の体格が大きくても、するっとかわしていうことができます。このイニエスタの動きは異次元ですが、身体の軸と身体の柔らかさがあるからこそなのだと思います。まるで水のようなしなやかさです。
◆止まる技術
◆イニエスタ 止まる
— NBAで凄いのはダンクだけ⁉︎ (@nbanotdankudake) 2018年8月15日
バスケでも「止まれる技術」は超重要。止まれば冷静に相手が見えるし、相手の動きも止めることができる。pic.twitter.com/N6hWAUZfGC
これはイニエスタがJリーグで二点目をあげたシーン。シュートを打つ前、相手を振り切るときに、完全に動きが静止する場面があります。目線のフェイクを使ったのかわかりませんが、何も動かずとも目の前のディフェンスが横にずれているのですが、その前の「止まる」という技術がバスケでも重要になります。止まれるということは、冷静に周りを見れるということであり、自分が止まれば相手も止まります。止まることで相手に対して「次に何をするか」を考えさせることができ、相手の頭の中に「?」を浮かばせることができます。止まれば相手は何をしてくるのかわからなくなり、思考も動きも止まるので、自分が先手を打つことができます。
中高生は特に、「止まる」という動作がなかなかできずに、プレーが雑になってしまうことがあります。そんな時はどうすればいいのかというと、「プレジャンプ」を行うと効果的です。動き出す直前に軽くジャンプをすることで、自然と自分の動きを止めることができます。「止まりなさい」と指示をしてもなかなか止まれないものですが、「動き出す前に軽くジャンプをするといいよ」と伝えたら、習慣になり、自然と止まれるようになります。これは、NBA選手もやっていることでバックドアカットの際にもとても有効な動き。NBAで凄いのはダンクだけじゃない。
○なぜバックドアカットの前にヤクルトジャンプしているのか?
— つる (@kenja_roukyu) 2018年6月4日
跳ぶことで着地時に一瞬止まる→止まることで何もしない時間が生まれる(=無形の形)→自分が止まれば相手も止まり相手の頭に?が点じる→相手は「次にどう出るのか?」という待ちの姿勢から動けなくなる(=居着き)→先手を取ることができる pic.twitter.com/V0G4uSkTbX
PS.
最後に紹介した動画は、賢者籠球を運営している発信仲間の鶴のツイートです。賢者籠球では、日本のバスケをインターネットを使って変えていくために、Princeton Offenseという型を深めています。その基礎編という形の「賢者バスケ」ではバックドアカットについて深めているので、まだ参加してない場合はコチラからどうぞ。
コメントを残す