こんばんは、原田です。
最近、とある高校生の試合を見ていたのですが、
高校生たちのスクリーンプレーを見ていて、
「うーーーん。」と思ったので記事を書いていこうと思います。
高校生たちのスクリーンがどういう感じだったのか。
それは、
「スクリーンを実行することが目的になっている」
という感じでした。
ようするに、「スクリーンをセットしなさいと言われているからセットしていますよ」という感じで、
そこに対して駆け引きがなくて、ただ形を実行するのみという感じでした。
決まったスクリーンプレーがあるようですが、
それを正直に真面目に素直に実行していて、
ディフェンスの状況を見て判断することがなくて、
「機械的」という表現が合ってしまうようなプレーでした。
バスケの楽しさって、駆け引きにあると思います。
僕が今情報発信を始めたのは、
「スペーシング」というオフボールマンの技術、
これをNBA選手から学んで、
「自分たちのバスケがもっと自由になる!(駆け引きが増える)」
と思ったことがきっかけでした。
そして、実際にスペーシングを変えることでバスケが自由になりました。
機械的に動くというのは、駆け引きがないということで、
スポーツというのは騙し合いなので、真面目にやる必要はないと思っています。
「真面目に」というのは、
言われたことを言われたとおりにやる感じです。
(これに指導者の考え方とかが関係してきますね。)
「真面目にやる必要がない」
という言葉は、結構誤解を招きやすいので、
「じゃあ、ふざけてやってもいいんだ!真面目にやるなんてバカバカしい!!」
という感じになってしまうとちょっと違うので、
そこは言葉がけを注意しないといけないところですね。
「真面目にやらない」といっても、
「ふざけてやる」というワケではありません。
僕のイメージだと、
「真剣に遊ぶ」
という感じです。
それが駆け引きを生み出してくれると思います。
小さい頃の遊びって、
自分たちで工夫して考えていくし、
なんかわからないけど、めちゃくちゃ楽しいですよね。
その一例として、このプレーを紹介します。
スクリーンを使うと見せて使わない、スクリーンをかけると見せてかけない。実際の試合では「しっかり忠実に」だけではなくて、「賢く不真面目に」も必要。ウォリアーズのわかってても止められないsplit cut。
— NBAで凄いのはダンクだけ⁉︎ (@nbanotdankudake) 2018年1月7日
pic.twitter.com/x0zsJFPHxc
これはウォリアーズのスクリーンプレー。これはもう数年前からずっとやっているオフェンスなので、相手は何をしてくるかわかっているんですよね。なので、普通に真面目に素直にスクリーンをかけるだけだと何も起きないので、今のウォリアーズでは本当に沢山の「駆け引き」があります。スクリーンをかける雰囲気を見せずにかけたり、スクリーンをかけると見せてかけなかったり、この形から繋げて違うプレーを生み出したり、…そういう「遊び心」があればプレーは無限に広がりますね。バスケの面白いところって、こういう「読み合い」ですよね。真面目ではなくて真剣に遊ぶ。そんな駆け引きが沢山あるバスケが増えてほしいなぁと思います!
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