「ゆっくり動く」ハーデンの上手さ

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好きな選手は誰?と聞かれると、最近はHardenです。

そのHardenのプレーについてですが、Hardenはプレーが「ゆったり」していますよね。忙しなく動くというよりは、たら~~んとドリブルをつきながら、あたかも獲物をじっくりと狙うチーターかのようにチャンスをうかがっています。Hardenのドリブルやドライブをした後などは、100%で動いているというよりも、50~70%で動いているように見えます。この「ゆっくりと動く」ということは、バスケットボールではとても大切な考え方だと思います。

 

ゆっくり動くメリット

・DFの動きを遅くさせることができる

・DFの状況を冷静に観察することができる

まず、自分がゆっくり動けばDFもゆっくり動かざるを得ません。自分が歩けばDFも歩きます。自分が走ればDFも走ります。つまり、「自分=相手」ということで、自分の動き方次第で相手の動き方は決まってくるということです。動き回れば回るほど運動量や足の速さ、瞬発力の路線での戦いになるので、それらが高いチームや個人が有利な状況になります。そこであえて「ゆっくり動く」ことをすると、相手もゆっくり動かざるを得ないので、戦う路線を変えることができ、「駆け引き」という読み合いの路線に相手を引き込むことができます。

それだけゆっくり動いていれば、「速く動くこと」にエネルギーを注いでいた分、「周りを見ること」にエネルギーを使えるようになります。ドライブを120%ですれば、相手も120%でディフェンスをしてきます。また、全力でドライブをしているときほど顔が引きつり、目の周りの筋肉が固まり、視野が狭くなります。ゆっくり動くことで「冷静さ」を手に入れることができます。ゆっくりした状態から速く動き出せば、緩急で相手には「体感的な速さ」を感じさせることに繋がります。

 

「Slow」の代名詞、Kyle Andersonも参考になります。

 

急がば回れ。

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