Youtubeでいつも通りNBAの動画を見まくってる原田です。
いつものようにNBAを見て、「なるほど~この時はこうやって動くのか~」と感心したり、「今の動きどうやってるんだ?」と疑問を持ったり、「今のフォーメーション、こうすればあれと応用できるな!」と閃いたり、一つの動画を見るのに動画の倍くらいの時間がかかってしまいます。僕は本当にバスケの教科書は「NBA」だと思っているし、変な参考書(良いものももちろんあります)を買い漁るよりも、NBAを見まくった方が良いと思っています。バスケの教科書はNBA。これからの時代はこれが当たり前になると面白いなぁと思いながら、それを目指して楽しく発信していきます!
そんなこんなで、NBAを見ていると、セルティックスに移籍したIsaiah Thomasが上手すぎて感動しました。
Isaiah Thomasは、NBAの中ではかなり身長が低いんですが、ベンチからの出場でも得点を取りまくり(キャリア平均23.8分の出場で15.2点)、終盤でのシュートを任されるくらいの実力者です。実際に、僕らがいる日本のバスケ界で相対的に考えてみると、Isaiah Thomasは身長150㎝位になると思います(NBAの平均身長が2mを越えているので)。そう考えると、本当に凄すぎると思います。
2013-2014シーズンは、平均得点で20得点の大台を突破して、ドラフト2順目60位とは思えないような活躍をしました。その後は、セルティックスでシックスマンとして活躍していますが、今でも十分にスタートで戦える実力の持ち主です。(同世代の一巡目一位指名のKyrie Irvingと比較しても全く劣っていません)
そんなIsaiah Thomasのスゴさは何といっても、「シュートの決定力の高さ」と「ヘジテーションドリブル」だと思います。特に、今回僕が見た試合のハイライトでは「ヘジテーションドリブル」、緩急をつけたドリブルの上手さに感動してしまいました。。
Isaiah Thomasのヘジテーションドリブル
全てのプレーの中に、必ず「駆け引き」があり、決めつけた機械的な動きではなくて、相手のDFの状況を読みながら緩急を使っていることがわかります。これが一流のスキル、バスケットボールの本質を見抜いている動きなんですね。感動します…!
○身長が低かったらスピードで勝負!?
よくバスケの世界では、「身長が低い選手はスピードで勝負をしろ!」と言われます。僕も170㎝なので低い方なんですけど、そういった言葉を何回か聞いたことがあります。また、同じくらい言われるのは「ドリブルで勝負をしろ!」ということです。これはスラムダンクの宮城リョータが言っていたこともあり、多くの人が知っていると思います。
もちろん、それらのスキルは大切です。小さかったら、スピードで平面の勝負をしないといけないし、ドリブルがつけなかったらゲームをコントロールすることもできません。ただ、NBAで生き残り、活躍しているIsaiah Thomasを見ていると、「外角からのシュート力」と「オンボールスクリーンの駆け引き」が小さい選手にとってはとても大切なスキルだということがわかります。
スピードで勝負をしていたとしても、外からのシュート力がないと相手に間合いを空けられてしまうし、小さい分スピードで抜こうとしても歩幅や腕の長さ長さで劣っていればなかなか1対1だけでは得点が取れません。オールコートで存在感を出すことは前提としたら、ハーフコートでも存在感を出せるようにするためには、外からのシュート力とオンボールスクリーンを高める必要があると思います。どんなに速いスピードを持っていても、常に同じスピードを出し続けている選手は守るのが簡単です。富樫選手もTwitterで「小さかったら得点力が必要」と言っていました。
日本人が高いレベルで活躍するために必要なのはなんですかね??? 世界トップに比べると身長も低い、体の当たりも弱い、身体能力も低い… 自分はシュート力が1番大事だと思っています。 特に身長の低い人ほどそうだと。 チビの生きる道は得点力。
— 富樫勇樹 (@YukiTogashi) 2015, 2月 6
外からのシュート力とスクリーンの駆け引き(緩急)
Isaiah Thomasのプレーを見ていると、そういった面でもとても勉強になるし、NBAで活躍している理由が良くわかります。プロアマチュアの試合では、50点を取ってますが、NBAの世界で20点オーバーが珍しくないというのは物凄いことですよね。自分自身もバスケの幅を広げていきたいと思います!
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