あなたの指導は、「支配」になっていませんか?
この問いに、即答できる指導者はどれくらいいるでしょうか。
多くの人は「自分は大丈夫」と思っています。
暴力も振るっていないし、暴言も吐いていない、と。
・・・実は、僕自身がそうでした。
僕はかつて、選手を支配していたことがあります。
そして、最も恐ろしいのは、
自分では全く「支配している」と気づいていなかったことです。
「原田さんって、なんでこの活動を始めたんですか?」
「原田さんって、怒ったことあるんですか?」
最近、会った指導者からそう聞かれました。
今の僕しか知らない人は、信じられないかもしれません。
でも、僕の中に過去の闇といえる時期があります。
だからこそ、今、情報発信をしています。
僕と同じ過ちを繰り返してほしくないから。
選手を「〇〇」した日
指導者になって2年目のこと。
母校の大学生を指導していた当時の僕は、
「自分の戦術の正しさを証明したい」という気持ちが内側にありました。
その戦術が広まれば、もっと指導現場は良くなるはずだ。
支配的な指導の現場は減って、面白いバスケが広まるはずだと。
純粋な想いだと信じていました。
でも、試合に負けた時。
僕は選手に何をしたか。
暴言でも、暴力でもありません。
「〇〇」です。
あの時の選手の表情が、今でも忘れられません。
これが、僕の過去です。
※詳しくは「和導開門」でお話します
◆無自覚な支配は、一人では気づけない
当時の僕は「選手のため」「勝たせたい」と本気で思っていました。
でも、実際は違いました。
自分の承認欲求を満たすための行動になっていました。
今思うと本当にひどい在り方です。
自分の背中は、自分では見えません。
鏡がなければ、自分の姿はわかりません。
それと同じように、
指導者としての「在り方」の歪みは、一人では気づけないのです。
これは人間の真理です。
この重要性に気付く人が一人でも増えてほしい。
そう願って、この話をしています。
今の時代、増えているのは「見えない支配」
今、殴る蹴るといった「わかりやすい暴力」は減りました。
でも、代わりに増えているのは「見えない支配」です。
・「お前次第だ」と突き放し、不安にさせる(愛情のない放任)
・「教育」と言いながら、指導者がいないと動けない関係性をつくる(依存)
これは、選手の「気」=「意識」を奪う行為です。
これらは全て、指導者の「在り方」が整っていないことから生まれます。
では、どうすれば無自覚な支配に気づけるのか。
どうすれば、「在り方」を整えられるのか。
抽象論や精神論ではありません。
日本古来の「身体」を通した、具体的な技法があります。
その「和の叡智×指導法」を、新たな事業「和導」でお伝えします。

和導開門(7日間の公式メール講座)
1日目:「在り方」を映し出す鏡(20の問い)
2日目:門を開けられる人と、閉ざされる人
3日目:支配と依存を生む構造を理解する
4~6日目:在り方を整える「和導の実践」
最終日(7日目):特別な案内
まずは、この7日間を通して、 ご自身の「在り方」を見つめ直してみてください。
全ての人に門が開いているわけではありません。
「和導」の目指す世界に共感する指導者、大人の参加をお待ちしています。
▼和導開門(公式メール講座)
https://utage-system.com/page/J6JjQXle6um5
期限:12月14日(日)まで
原田 毅
追伸
僕自身、完璧な人間ではありません。
まだまだ未熟な身です。
今でも、あの過去の失敗を思い出すと胸が痛いです。
でも、あの経験があるからこそ、
今、「和導」の道を歩めています。
指導現場は大変で、指導者は孤独になりやすい。
この10年、現場の指導者に寄り添ってきました。
その大変さと努力を知っているからこそ、なんとか現場に貢献したい。
そう思って「和導事業」を始めました。
指導者として、人として。
共に整え、共に成長していきましょう。
