こんばんは、原田です。

ここ最近、大和籠球の活動の中で嬉しいことがいくつもありました。

今日は最新の指導内容と合わせて、
大和籠球の近況をまとめてお伝えします。

 

U15女子チームを指導して

 
先週末、大和籠球の勉強会(直接指導)で、U15女子チームを指導させていただきました。
 
指導者の方は、この前の東京で行われた「指導者合宿」に参加してくれた方で、
1年ほど前から僕のYoutubeを見て、大和籠球(プリンストンやディフェンス)を実践されていました。

今はオンラインコミュニティにも参加されているので、より深くコミュニケーションを取っています。

今回のテーマは、
・ディフェンス
・ファンダメンタル
・バックカット
でした。

大和籠球では、プリンストンを軸としながら、
「チームの得たい成果(課題)」に合わせた内容を伝えています。

プリンストンを伝えることが目的ではなく、チームの目的・目標達成のお手伝いをすることが直接指導の目的です。

なので、プリンストンを伝える時もあれば、
今回のように「ディフェンス」を伝える時もあります。

詳しくは以下の記事でまとめていますので、お時間ある時にご覧ください。
 
U15女子チームでの指導「ディフェンス」「ファンダメンタル」「バックカット」

 

「チームが急に強くなった」

次に、関わる指導者から嬉しい報告をもらっているので報告します。
(オンラインコミュニティに参加されている方とのやり取りです)

・チームが急に強くなって周りから練習ドリルを聞かれるようになった(U12男子)
・RONDOを継続して練習したら試合で成果が出るようになってきた(U18男子)
・新田高校のパスバスケを取り入れてから速攻が出るようになった(U18男子)
・指導者合宿に参加してから指導がより楽しくなった、選手のプレーが変わってきた(U15女子)


どれもとても嬉しい報告です。

一つ、メッセージを紹介させていただきます。

原田さん

こんにちは。

8月の指導者合宿で教えていただいたお辞儀やドリブルアットは、普段の練習にも取り入れています。
また、原田さんの動画からピボットやボールキャッチなども練習に取り入れており、練習メニューの半分は原田さんからの教えです。
お陰さまで、他チームの指導者からチームが急に強くなったので、練習メニューを教えてほしいと言われるほどです。

それもあって、8月の指導者合宿のようなスポットで学びを得る機会があるといいなと最近感じ始めています。
2カ月から3ヵ月に一度、振り返りの機会や新たな学びの機会があればぜひ参加したいと思います。
指導者育成講座の内容も気になります。
今後の進捗のご連絡をお待ちしております。

徐々に寒さも増してくる時期ですので、どうぞお身体ご自愛ください。

8月に東京で開催した指導者合宿

その後から参加された皆さんから報告を受けているのですが、
皆さん、とてもいい感じでご自身もチームも成長されているようで何よりです。


8月の指導者合宿、ほんとうに良い時間だったんですよね。

その動画編集をしていたのですが(編集は終わりました)、
「指導者(教育者ではなく)」を目指す人、大和籠球をチームに取り入れたい人には学んでほしい
と心から思える内容です。


指導者合宿では、現在の大和籠球の大事な部分をまとめて伝えました。

特に、大和籠球で大事にしているのは、以下の三軸です。
 
1.志(指導する目的)
2.礼(自身を整える)
3.同志(コミュニティ)
 
先ほど紹介させていただいた指導者の方はU12のチームでコーチをされています。

「Princeton Offense」というシステムは必要ない年代です。

でも、指導者合宿に参加されて、
上記の「大和籠球三軸」を体験して身につけたことで、
ベンチに座っている時の自分自身の状態(心意体)が変わったそうで、

その結果、自然と選手の良いプレーが増えたそうです。


・指導者の感情や姿勢を整えることが、選手に確実に良い影響を与えている

ということです。

※これは文字で書くとぼんやりしますが、指導者合宿でお伝えした「体感ワーク」を行うと誰もが実感できることですし、身につけて活用できるようになります。


その在り方があるから、
言葉が選手にちゃんと届くようになり、
日々の練習の質が高まるのだと思います。

素晴らしい実践ですし、とても嬉しい報告です。


大和籠球の練習メニューをたくさん実践してくださっているとの事で、
是非、チームが勝つことで周りに良い影響を広げていってほしいと願っています。


「勝つ」とは、「影響力を持つこと」ということです。


「賢者は強者に優る」とは、

賢さや知性で強いチームに勝つことでもあり、
”勝つことで賢いバスケを広めていくことでもある”

・・・と僕は捉えています。
 
 
プリンストン大学は全米1位にはなれていません。

でも、例えば「1998年のNCAAトーナメント優勝校は?」と聞かれても、パッとすぐ出てはきませんが(ごめんなさい)、
「プリンストン大学とは?」と聞かれたら、アメリカの大学バスケに詳しくなくても「バックカットで有名な大学」「プリストンオフェンス」と答えられる人が多い。

僕はこれが「価値」だと思っています。

多くの人に影響を与えること。


もちろん、バスケットボールというスポーツにおいて「勝利」の価値が上位にあることは間違いありません。

価値を示す最も分かりやすく、最も目指すべき指標の一つです。

勝負として。


でも、仮に、全米1位になったとしても、周りから全く応援されず、
全く記憶にも残らず、ブーイングだらけのチームが勝ったとしたら価値があるとは言えないですよね。


プリンストン大学の素晴らしいところは、1つの勝利で、全世界のバスケットボールに影響を与えたことです。

いや、与え続けていることです。


僕はこれが本当に素晴らしいなと思うし、

大和籠球に関わる皆さんは、
「大和三軸」をきちんと身につけた後は、
ひたむきに「勝利」を追いかけてほしいなと思っています。


目的なく勝利だけを追いかけるのは、選手もチームも、指導者自身も路頭に迷ってしまいます。

道を踏み外してしまいます。


でも、目的をきちんと持って、
自分自身を整える技法を身につけ、
同志と共に成長するコミュニティがあるのなら、

全力で「勝ち」を追い求めてほしいです。


今回、メッセージをくださった指導者の方のように、
勝つことで周りのチームに良い影響を与えていけるから。


大和籠球とは、そんなバスケットボールです。


指導者合宿の映像は、12月までにはアーカイブを販売する予定です。

補足レポートと補足動画も付けて、
期間限定で販売したいと考えています。

ぜひ受け取ってください。

現場で活用できて、ずっと使える知識や在り方をお伝えしています。
(具体的な大和籠球の指導法、指導の注意点などもまとめて解説&参加者と実践しています)


指導者合宿の内容、本当に多くの人に届けていきたい。

リアルで行う合宿も定期的に開催していきます。

全国各地で。


「自分の地域でも開催してほしい!」
という場合、このメールに返信する形で是非メッセージ送ってください。

喜んで行きますので、一緒に計画しましょう!

 


プリンストンとはPete Carrilさん

最近、改めて「Pete Carrilさんの書籍」を読み返していたんです。

そして思いました。


やっぱり、Carrilさんの言葉は深いなと。

バスケ人生でずっと活かせる「本質」」が語られているし、
「Princeton Offenseがどのような背景で”創られた”のか?」も分かります。

スポーツと人生の関係も、とても素晴らしい言葉が綴られています。

「勝利と人間性の関係性」も、
「なぜ厳しく指導するのか?」も、

すべてに深い学びがあります。


最近、新たににオンラインコミュニティに参加してくれた方とZoomでやり取りをしたのですが、
「動き方」の前に、「Princeton Offenseの背景=Pete Carrilさんの哲学」についてお伝えしたんですよね。

やっぱり、ここが大事だなと改めて思いました。

「動き方」「練習ドリル」は、僕のYoutubeで公開しています。

でも、大事なのは、
・Pete Carrilさんの哲学を理解すること
・選手とチームの強みを活かすこと

僕がここをもっと伝えていかないといけない、と思いました。


多くの人は表面上の情報だけを受け取ろうとします。

今だと「ショート動画」とか「ハイライト動画」が溢れているので、
よりそういった表面の情報だけを受け取る時代になっていると言えるし、
それは、子供だけではなく、僕ら大人もそうでしょう。

でも、本当に大事なことって、いつでも少人数が気付くことだったりします。

それは、地味で、時間がかかるし、つまらないものかもしれない。

見栄えが良いわけでも、すぐ成果を実感できるものではない。


でも、大事なことって、そういうものです。


大和籠球は、これからもずっと、
この「大切なもの」を追い求めていきます。

それをブレずに発信し続けます。


僕は、発信を見てくれている人と「リアル」な関係を築いていきたいと思っています。

Web上だと「発信者」「フォロワー」と言われる関係かもしれないけれど、
僕にも名前があり感情があるように、フォロワーさんにも名前と感情がある。

「人と人」として関わっていきたい。


単に「動画を受け取って終わり」の関係ではなく、長期的な関係を築いていきたい。

僕は情報発信者ではありますが、やっぱり人と会うこと、現場で指導することが好きだし、
バスケットボールの本当の楽しさや美しさをチームで感じるには、どうやっても時間がかかるものです。

だからこそ、時間をかけて一緒に学び続けていきたいと思っています。


中には僕のコンテンツに価値がないと思って、すぐ離れる人もいると思いますが、
それはそれで、僕よりも合う発信者や必要な情報に辿り着いてほしいと願うのみです。


またいつものように、長い文章になってきていますが、

それでも、ここまで読んでくれている※※姓に変わります※※さんは、
きっと大和籠球が面白い、取り入れたいと思ってくれていると思うので、
その想いに応えていけるように大和籠球の発信をコツコツと続けていきます。

こうやって長い文章をきちんと読んでもらえることがとても嬉しいです。

ありがとうございます。


で、何の話でしたっけ。

そうそう、Pete Carrilさんの書籍『賢者は強者に優る』をぜひ手に取ってください、ということでした。


Pete Carrilさんの言葉は、あらゆるバスケットボールに通じる本質が含まれています。

あの本には「Princeton Offenseの動き方」は、一つも記載されていないです。

所謂「プレーブック」ではありません。

図は一つも出てきません。

Carrilさんの言葉が綴られているのみです。


すぐ使えるテクニックとか、図や動画での分かりやすい解説とかありません。

でも、”大切なもの”が詰まっています。


Amazonで売っていますので、
ぜひ手に取って、一度読んでみてください。

僕は線を引きながら何度も読んでいます。

学生チームを指導しに行く時は持ち歩くようにしています。


表面的で浅い情報に踊らされることなく、
バスケ人生でずっと使える本質を、共に探究していきましょう。

それはきっと、人生でもずっと役に立つ知恵になるはずです。

Princeton Offenseが今でもなお、全世界に広がっているように。
Pete Carrilさんの哲学が、今、日本にいる僕らに影響を与えているように。

 

あなたはフィードバックを受け入れていますか?

質問です。

あなたは、他人からのフィードバックを受け入れていますか?

フィードバックを恐れていませんか?

 

 

・・・

さて、どうでしょうか?


僕はここ最近、とても腑に落ちたことがあるんです。

「人は、他人からのフィードバックを受け取らなくなったら成長が止まる」
と。


自分自身の在り方は、一人では分かりません。

自分の個性も、自分の課題も、自分の今の在り方も、
他人と関わり、他人からの「フィードバック」を受け取ることで氣付けます。

一人だと気付けないんです。

一人だと”ズレて”しまうんです。


人からのフィードバックを受けることを、嫌がってしまう気持ちもとても分かります。

自分の考えが否定されるかもしれない。
自分の課題を突き付けられるかもしれない。

嫌ですよね。

でも、それは「自分を成長させるきっかけ」ですし、
そういったフィードバックが最も自分自身を整えてくれます。


整えるとは、単にのんびりしたり、自然の中で気持ちいい空気を吸うことではありません。

それはそれで大事なリトリート、瞑想のような整える時間ですが、
「指導者」においては、それよりも必要なのは「フィードバックを歓迎する」というマインドを持つことです。

他人からのフィードバックで、
自分の課題、自分の良くないところに気付き、
それを改善していくことで、より良い自分になれる。


本当に人生ってそうだなって思います。

僕は普段から、武学籠球の慎さんと親友のコーチ(賢者籠球の運営者)の3人でやり取りをしていて、
その中で、自分の課題、足りないところ、乗り越えないといけないことを、忖度なく言ってもらえる環境にいます。

それが有難いことだなぁって、日々思うんですよね。


指導者の方にとって、

・自分の指導を客観的にアドバイスしてくれる人

の存在はとても大切です。


僕は普段から指導者の方と関わり、客観的にチームの課題をアドバイスする立場にいるので、
相手の指導者から「アドバイスをしてもらうことで氣付けました」と言ってもらえることが多いからこそ、

フィードバックの大切さを日々感じています。


僕は発信する立場の人間ですが、僕もまだまだです。


だからこそ、

僕も皆さんと関わり、
自分の課題に氣付かせてもらい、
共に成長していきたいと思っています。


フィードバックを恐れず、むしろ歓迎していきましょう。

そんなことを言う僕がまずウェルカムな在り方を常にもって生きていきます!


動画プレゼント

ここ最近の直接指導の動画をプレゼントします。

※もしかしたら、
時間の関係で、この部分から先に読んでいる方もいるかもしれませんが、
最初に大事なことを話しているので、時間がある時に読み返してみてくださいね。

現在、Youtubeでは「新田高校のパスバスケ」を配信しています。

新田高校の練習、玉井先生から学んだことを踏まえて、
今、大和籠球の「バックカット」「ダブルパンチ」を指導しています。

新田高校の学びも踏まえて行った指導の様子から厳選して、2つ紹介します。


1.Swing×ダブルパンチ

新田高校のパスバスケを学んだ直後に行った勉強会(直接指導)の一部です。

・「Swing(ボールを展開すること)」を一つのオフェンス戦術にする
ということをテーマに、ボールを動かしながら、そこにダブルパンチを組み入れています。


2.バックカット1対1

これは僕が関わっていた母校の大学生が考えた「バックカット最強ドリル」というものです。

バックカットをいくらしても、「パス」が上手くなかったら得点に繋がりません。

この練習は、
・パサー:パスを上達させる(失敗も含めて経験)
・カッター:タイミングを合わせてカットする(ポストシールもあり)
を身につけることが目的です。

最終的に普通の1対1をしているのですが、
「バックカット」があるだけでプレーの幅が広がります。

どちらの動画も1日の練習のほんの一部であり、選手たちにとって初めての練習なので、
選手も上手くいっていないこともありますが、そういった失敗の中で成功体験も積んでいます。

これらの練習をチームで取り入れる際は、ぜひ継続してやってみてください。

 


それでは今日はこの辺で!

 

 

PS.
指導者合宿のアーカイブに関しては、準備ができ次第、メルマガやSNSで告知します。

 

 
PS.
Youtubeでは「新田高校のパスバスケ」特集を配信しています。

撮影した動画はほとんど公開できたので、ぜひ良いと思ったところを取り入れてみてください。
(「玉井先生の指導法」というPDFを作ったので、こちらも皆さんに近々シェアします)


皆さんのそれぞれの現場で選手とチームが日々成長することを応援しています!

投稿者 原田毅

33歳。大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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