こんばんは、原田です。
ここ最近は、
・大和籠球の直接指導
・大和籠球オンラインコミュニティの運営
・武学籠球の慎さんとZoomミーティング
をしています。
慎さんとは、
・指導者育成講座「YAMATO」
の内容を日々打ち合わせしています。
※オンライン講座とリアル講座を準備しています
これは名前の通り、指導者に向けて講座であり、
技術指導の前に重要になる「在り方」を”整える”講座です。
慎さんが実践している武学という、
6400年前からあるとされる武術の視点を元に、
超正確・超納得に身に付けられる内容にしています。
これがですね、とても面白いのです。
ものすごく重要なことでありながら、
確実に日常生活がより良くなっていく。
今、僕自身が「YAMATO」を実践して感じています。
慎さんとミーティングで内容を詰めながら、
「あああ、これは僕自身まだまだ実践できてないなぁ」
「これは指導する上でほんとうに大事なことだ・・・」
と、発信する僕の方が勉強させてもらっている気持ちです。
伝える側になるわけなので、当然、僕自身が実践して身に付けていなければいけません。
今、日常の習慣から見直し、
「整える」ということを実践しています。
「指導者」というのは、
・方向性を指し示して、選手が目的目標を達成できるように導く人
のことです。
教育者は、教える人
指導者は、導く人です。
それをする上で、
指導者自身が日々「整える」
ということをしていなければいけません。
YAMATOを伝える僕自身にもそれは言えること。
発信をする前に、
・そもそも自分は整っているのか?
そこを常に問うようにしている今日この頃です。
指導者が整っていないと、どんなに良い言葉をかけても選手には響きません。
それは言葉の奥にある「心」とか「意識」が乱れているからで、
選手(ヒト)というのはそういう奥にあるものも感じ取っています。
「違和感」というのが、それです。
指導者が整っていないと、選手を整えることはできません。
指導者がズレていると、選手もズレてしまいます。
指導者が発するものは「言葉」や「仕草」だけではなく、
その奥にある「心」「意識」、もしくは「感情」といったものも含まれます。
これらは全て、目の前の相手に影響を与えています。
指導者の心がイライラしていたり、
選手から気を引こうとしていたり、
選手を否定的な目で見ていたら、
それがそのまま「言葉」や「仕草」に表れます。
戦術も技術も大切です。
でも、それ以前に、
・自分自身は整った状態なのか?
というのがもっと大事です。
近年、「サ活」といって、サウナが流行っていますよね。
僕も3年ほど前からサウナの活用法を知ってから、
健康のためというより、頭を空っぽにするために入ります。
(自然界にはない「瞬間的な70°の寒暖差」がポイントです)
で、サウナが好きな人はみんな、
「整う」
って言葉が好きです。
で、
「整う」ってなんだよそれ(笑)
って思いますよね。
僕も昔はそう思っていました。
友達が「ああ、整ったぁ」と言ってサウナから上がって外気浴をしているのを見て、
「なんか変なこと言ってるわ(笑)」と思ったのをよく覚えています。
でも、そんな僕が「整うことが大切」と発信する側になったわけです。
世間一般的に言えば、
この「整う」っていうのはとても抽象的です。
要するに、「何それ?」って言われても「言語化できるもんじゃない!」って感じです、普通は。
「整うもんは整うんだ」
「お前もやればわかる」
「お前も一緒に整わないか?」
的な。
・・・
でも、指導者育成講座「YAMATO」では、その「整う」をより細分化して、実践&体現できるようにしていきます。
サウナは確かに整うかもしれない。
でも、サウナに入っている時だけ整って、
指導の場で整わなかったら指導者としてはよろしくない。
大事なのは、整いを指導で活かせるか。
整いを関わる人との関係性で意識して、
目の前の人との関係性を整えることができるか。
指導者育成講座「YAMATO」は
・3つの大トピック
6つの中トピック
9つの小トピック
があります。
ここでは大トピックと中トピックの題目を紹介します。
==================
◆指導者育成講座「YAMATO」
【大トピック①:指導者としての在り方】
〇中トピック
・指導者の本質とは何か?
・ヒューマンスキルの全体像
・目的と使命を掘り下げる
・選手との関係性を再定義する
・育成における3段階と役割変化
・リーダーシップを進化させる
【大トピック②:整える】
〇中トピック
・整えるとは何か?
・整える力を妨げるもの
・整える心
・整える意識
・整える身体
・整える実践と習慣
【大トピック③:チームを導く技法】
〇中トピック
・スポーツにおける”志”の育て方
・チームとは何か?
・チームの成長段階を理解する
・理念と行動指針で”共創”する
・ミーティングでチームが変わる
・問題解決と行動管理の技法
==================
今、これらの内容を一つひとつ詰めてます。
この内容、すべて本当に大事だと思えるものしかありません。
そして、これは「指導者」向けなので、
バスケットボール関係なく、あらゆる「指導」に活用できるものです。
もっと言えば、人間関係の全てに活用できる実践的な学びと言えます。
親子、恋愛、仕事、身近な人間関係の全てに「YAMATO」は応用できます。
なぜそんなに広く応用できるのか?
それは、YAMATOの元になっている武術武学が
・ヒトはどうあるべきか?
を徹底的に探究した武人たちが身に付けていたものだからです。
また、YAMATOは単なる講義だけではありません。
どんなに学んでも、人生で活用できなければ意味がありません。
活用するためには、
・身に付ける(習慣化する)
という段階が必要です。
学ぶ→身に付ける→活用、です。
具体的に、
・日常で整うための意識
・日常動作をトリガーにする方法
・潜在意識の書き換え方
・意思力をつける方法
・寝る前、起きた後のルーティン作り
・ジャーナル(日記)の書き方
などです。
これら「成功法則」と世間一般で言われることですが、
それをスポーツ指導に応用し、身に付けられる仕組みを創っています。
もちろん、これらは強制ではなく、あくまで「提案」です。
課題をやらなかったら退会とかそういうことはないですし、
僕らから具体的な内容を押し付けるということは一切しません。
それだと「良くない教育」になってしまいますからね。
僕らが目指しているのは「指導者」を育成することです。
そのためには、僕自身がその在り方を身に付けないといけないし、
指導者の先の「和導者」も目指していかなくてはいけないと思っているところです。
(各段階におけるリーダーの在り方などは講座内で詳しく解説します)
そして、更に、
日常の意識を変えることや、
日常生活の中で整いの時間を創るだけではなく、
もっと具体的に、
「身体を使って、自身を整える」
ということも伝えていきます。
武学の視点を使って、
・対人で「整っているかどうか?」を正確にチェックする
という検証を行い、整った状態を創り上げます。
そういった整った状態が創れれば、目の前にいる選手たちも整っていきます。
整うとは、
本来の力を発揮できる状態であり、
「チームシップ」を培っていける状態のことです。
指導者がその在り方になれれば、選手は安心してプレーできるので、
その場で新たな氣付きが生まれるだろうし、指導者と共に成長していけます。
指導者が整っていないと、場が乱れます。
場が乱れると、
選手は言いたいことが言えなくなり、
ミスを恐れて消極的になってしまいます。
その状態では、指導者に質問や提案もできず、指導者の枠の中に囚われてしまいます。
要するに、
この状況を言語化するなら、
・指導者が選手をコントロールしている(支配している)
ということになります。
これでは、より良いチームを創ることは難しいのは言うまでもありません。
まずは、指導者が整える。
姿勢や在り方を整えることで、
発する言葉が整い、選手に届くようになり、
そして、選手が安心してプレーできる場ができます。
その後に、技術指導、戦術の指導です。
この指導者の在り方を整えずして、
いくら技術や戦術を教えたとしても限界があります。
それでも、勝てる試合はあるかもしれないし、強いチームを創れるかもしれません。
でも、それは大和籠球が目指すものではありません。
もちろん、時には教育的な指導も必要だし、
選手を鼓舞するために叱る必要もあるでしょう。
指導者だって人間なので、常に整っているわけではありません。
僕だって常に整っているわけでは決してありません。
だからこそ、一緒に皆さんと成長していきたいのです。
僕もまだまだです。
でも、志があり、
バスケをもっと良いものにしていきたい、
スポーツを通して、子どもたちの可能性を広げていきたい。
指導者の世界をより良くして、スポーツをもっと進化させていきたい。
皆さんが今、まだ志のようなものがなかったとしても大丈夫です。
この「YAMATO」の中でそれを創っていけますし、
それをどのように実現していくかを一緒に考えていきましょう。
技術や戦術については、大和籠球で今後も発信していきます。
慎さんもYoutubeチャンネルで、シュートに関する基礎的な情報はほとんど公開していますし、
僕も基本的に戦術や基礎技術に関しては、Youtubeに情報を公開しています。
それは、情報それ自体にはほとんど価値がないと僕らは思っているからです。
情報が溢れる今の時代に価値を持つのは、
・リアルでの体験
・同志が集まるコミュニティ
だと僕は思っています。
この指導者育成講座「YAMATO」は、今年の夏あたりに公開予定です。
ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。
共に整え、共に進化していきましょう!
それでは今日はこの辺で。
また明日も慎さんとミーティングしてきます!
PS.
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先着25名となっています。
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大和籠球を実践し、指導法を共に創っていきます。
リアルで交流し、コートで大和籠球を共に実践していきましょう。
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