ポストの1対1(身長差16㎝+体重差32㎏)

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こんにちは、原田です。

今日はセンターの選手と1対1をしたときの動画を紹介します。

 

この日は、地元のチームで練習があって、

全体練習の前に1対1をしようってことになりました。

 

相手をしてくれたチームメイトは、

身長186㎝、体重92㎏なので、

僕と比べたら、身長差16㎝+体重差32㎏です。

 

高校生の頃からずっとセンターをやっていて、今でもセンターでプレーしています。

でも、スリーも打てるので、かなり器用な選手です。

 

 

対する自分は、ずっとガードをやってきて、

ポストプレーをするようになったのはここ一ヶ月くらいの話です。

 

どうしても「ポストプレー」と聞くと、

「身長が高くないとできない」

「ガタイがよくないとできない」

と思ってしまうので、

身長170㎝+体重60㎏の僕がポストプレーができるなんて思ったことなどなく、

小5でバスケを始めた以来、やったことは一度もありませんでした。

 

ただ、武術の視点を学ぶようになってから、

身長や力に関係なく、相手を押せるようになって、

1対1の中で、たまにポストプレーを使うようになりました。

 

自分のプレーの幅が広がるのはとても楽しいです。

 

今は時代的にも「ポジション」っていう枠組みがなくなってきてますよね。

センターがガードのようにスリーを打ったり、センターがチームで一番パスが上手かったり。

 

「ポイントセンター」とか、

「ストレッチ4」とか、いろんな呼び方がありますが、

実際は「その人自身が誰とも違うポジション」になるのが

最終的なゴールだと僕は思っています。

 

NBAのヨキッチであれば、

「ポイントセンター」と呼べるポジションですが、

実際は「ポジション=ヨキッチ」って感じです。

 

その人の名前自体がポジションになるというか。

 

「ポイントセンター」という枠組みには数人の選手が入れると思いますが、

「ヨキッチ」という枠組みには当然、ヨキッチだけですよね。

 

そんな感じで、

「ポジション=自分」

というのをみんなが目指していけば、

もっとバスケは面白くなるだろうなと思います。

 

全員が同じメニューをこなすことも技術力を向上させるためには必要です。

 

でも、それだけでは、

「誰が出ても変わらない」

となってしまうし、

同じ路線での勝負になるので、

力関係で優位な選手が出続けることになります。

 

「ベンチから出てくる選手もみんな同じプレーができる」

というのは、強味にもなるし、そうならない場合もあるということです。

 

 

要するに何が言いたいかというと、

ポジションという枠組みにとらわれないで、

自分のプレーの幅を広げるのは楽しいということです!笑

 

 

そんなこんなで、最近はポストでプレーします。

 

試合中も、相手が引いて守ってきた時、

スリーを打ってもいいんですけど、状況に合わせてポストアップに切り替えます。

(シュートのリズムが悪いとか、スリーが入っていないとか、そういう時間帯)

 

今回はセンターの選手と1対1したのですが、

もともと撮影するつもりはなくて、この1対1の前に10点先取くらいでやりました。

その時は、さすがにパワーで押されて、

こちらもあまりいい感じの攻めはなかったです。

 

普段は自分と同じくらいの身長の選手と1対1をしているので、

さすがに、本格的なセンター、これだけの身長差と体重差がある選手と

ポストで1対1をしたのは初めてでした。

 

「重ッ!!笑」って感じでしたね。

相手も「本気で押していいんですか?笑」と言っていました。笑

 

でも、やっていくと、

どうやったら勝機を見つけられるか?

ってのが見えてきて、

「これは撮影したら面白そうだから撮影してみよう」

ってことで始めたのが、今回の動画です。

 

動画はこちらから。

 

いちおう、10点先取で勝ちました。

 

相手センターのチームメイトは、

「なぜかわからないけど、押しにくかった」

「なぜかわからないけど、ゴール下まで押し込まれた」

「めちゃくちゃ疲れた(笑)」

と言っていました。

 

ゴール下まで押し込める

というのは、身長差と体重差だけを見たら普通はあり得ないので、

こういった動画だけを見ると、不思議で、

「なんで?」という理由がわからないと

「相手が手を抜いているんじゃないか?」とか

思えてしまうかもしれないんですけど、

 

もちろん、これは真剣勝負の1対1です。

 

これだけの差があるのに、

どうして押し込める場面があったり、

そこまであからさまに押されないのか?

というと、

「身体の構造を理解してパワーとは別の土俵で戦っているから」

という風な表現になるかなと思います。

 

「人間の身体の構造を理解する」

というのは、日本人がもともと培ってきた価値観です。

 

以前、「柔道の神様から『球』を学ぶ」という記事でもお伝えした通り、

日本人は「武」という世界を追求してきて、今もその世界は続いています。

 

武がすべてだと言うつもりはありませんが、

海外の良さを取り入れるためには、お互いの違いを知る必要があり、

違いを知るためには、まずは自分のこと、自分が生まれ育った国について知ることが第一歩であるので、

知ることは(教育や人生のおいても)大切なことだと思います。

 

とはいえ、単純に、

「バスケって面白い!」

「ポストプレーって誰でもできる!」

ってことを感じてもらえたら、それだけでも嬉しいですし、

僕も自分と同じように、バスケの楽しさを感じられる人を増やしたいので、

周りの声を気にせず、自分ができる発信をしようと思って記事を書いてます。

 

 

ここまで話してきたことは、

このブログを読んでくれている皆さんには伝える必要もないかと思うのですが、

この記事から初めてブログを読む人も中にはいるかもしれないので、改めて、お伝えしておきます。

 

こういった前提を話さずに、

Youtubeとかにパッとアップしてしまうと、

勘違いが生まれて、伝わる可能性があった人に伝わらなかったりするので、

やっぱり、発信する場というのは考えていかないといけませんね。

 

ちなみに、この動画もYoutubeにアップしたら久しぶりに低評価がつきました。

「相手が本気じゃない」「もっと解説をしてほしい!」とか、そういうことかもしれませんが、

低評価というだけでは何もわからないのが難しいところですね。

 

コメントくれた方がわかりやすいのはありますけど、

Youtuberになるつもりはないので、気にしないようにしてます。

 

情報を発信する場を選ぶこと

前提を共有できる場をつくること

しっかりと自分の意見を伝えきること

が大事だなぁと思う今日この頃です。

 

試合中も積極的にポストプレーやってきます!

 

 

 

PS.

以前書いたポストプレーに関する記事

「体重差15㎏あってもゴールの真下まで押し込めてしまうポストプレー」

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