2時間半で伝える「カッティングオフェンス(プリンストン)」の基礎 (大和籠球@長野U18女子)

大学の同期が縁を繋いでくれて、長野のU18女子チームで大和籠球チームセッションを行いました。

今回は2時間半という時間で、カッティングオフェンスの全体像を特急で指導させていただきました。

 

学生と指導者の方には、

「カッティングを武器にするには時間がかかる」
「必ず最初はバックカットへのミスが起きる」
「バックカットにパスを入れることが正解ではなくて、バックカットをきてに攻めることが大切」
「このオフェンスに間違いはない。プレーを途中で止めてしまうことが間違い。」

ということを伝えました。

 

バックカットを取り入れると、選手たちはバックカットを積極的にするようになります。

言葉にすると、
「バックカットが表になっている」
という状態です。

 

そうなって初めて、ちょうどいい駆け引きができるようになり、チームに「カッティング」の文化が生まれます。

 

バックカットに綺麗にパスが入ってレイアップが打てるのは、1試合で3回あれば多い方です。

それでもバックカットをやり続けることに意味があります。

・パスが入らなくても、ディフェンスを崩すことができる
・パスが入らなくても、流れを作ることができる

ここに価値があります。

 
バックカットに綺麗にパスが入らなくても、次のスペースを作ったり、味方のフリーを作ることができる。

このことを、
「ダブルパンチ(2つの攻撃を同時に起こす」
「バックカットの成貢(成功と貢献)」
と呼んでいます。

 

大和籠球は、あらゆる場面でダブルパンチが起きるオフェンス。

バックカットが連続的に行われて、プレーが止まらないオフェンスです。

 

この日、2時間半という時間で、
・2人の崩し(Dribble at)
・3人の崩し(ダブルパンチ)
・Exit(screen the cutter)
・5人の崩し(ローポストエントリー)
・フラッシュバックカット(Blind pig)
を伝えました。

5対5の時間も取りながら全体像を特急で伝えた形でしたが、選手たちにカッティングの面白さが伝わったかなと思います。

最後のゲームでは、素晴らしい連携からの得点もあり、カッティングオフェンスはやはり面白いなと感じました。

あとは、今後の練習で
ミスしたところをちゃんと振り返り、
パスを受ける時のシールやミートをきちんとすること、
仲間とコミュニケーションをとってプレーを合わせていくことをしていくと、
さらに質が高くなっていきます。


初期の頃は「次のプレーってなんだっけ?」と動きが止まりやすいですが、
慣れてくると、次の展開をイメージしながらプレーできるようになります。

この「プレーとプレーの繋ぎ」に、「プリンストンの考え方」が必要で、
この繋ぎが速くなれば、どんなに強いディフェンス相手でもチャンスを作れるようになります。

 

大和籠球は、チームに関わる指導をしているので、どうしても時間がかかるのですが、
今回のように「2時間半」という時間で全体像を伝えるのは自分にとってもチャレンジでしたし、5対5まで指導することができてよかったです。

 

学生たちの感想を紹介します。

 

<面白かったところ>

・鬼ごっこ
・鬼ごっこ
普通の鬼ごっこではなくて、スクリーンの動き、鬼(DF)の動きをよく見ながらやるのが今までよりも見る点が増えて、難しかったけど楽しかったです。

・カッティングでをすることでいろんなプレーにつながること
・スクリーン鬼ごっこ
・バックカットをして綺麗にパスが入った時
・鬼ごっこ
・鬼ごっこ

・鬼ごっこの時に鬼のスクリーンをするのが、試合になって、あんなに使えると思えたのと、いつもよりも引っかかってくれるのが多くて面白かったです。
・メニューの一つ一つが新鮮で、鬼ごっこや5対0など、普段あまりやらないことをできて本当に面白かったです!
・ダブルパンチをすると必ずどこかが空いていたこと。
・スクリーンを使いながらの鬼ごっこ
・backcutやダブルパンチなど相手の裏をつく動き。
・考えてバスケができたところ

 

<成長したところ>

・バックカットのタイミングが分かりやすくなった
・バックカットという選択肢が常に頭にあること。
・フラッシュのタイミング
・パスをしたらそのままではなくてスクリーンをしに行くその次の行動を覚えました
・コートの中でのフロアバランスを考えられた

・ボールを持ってない時も動けるようになった
・バックカットの使い方が少し成長した
バッグカットで相手を出し抜けた
・スクリーンをかけても全然引っかからないことが多くて、この練習で引っかかるようになったし、ダブルパンチで2つのことが同時に起きてそこにパスを入れるのが、いつもだったらどっちかしか見えなかったけど、どっちも見てパスができた。
・色んなことを学べました!バックドアの考え方も変わったので、これからもっと成長していきたいです!

・バックカットのタイミングがわかった。
・バックカットのタイミングが合わせられるようになった
・オフェンスで攻めのバリエーションを増やすことができ、決まった形の攻めをする中でもbackcutのチャンスを狙ったり応用を聞かすことができるようになった。
・新しい知識がえられたこと

 

<もっと知りたいこと>

・色々なプレーにどう繋げることができるのか
・なるべくゴール下で勝負したいから上にあまり上がらないプレー
・オフェンスの運びや展開の仕方
・もっとスムーズに動けるようになるには何が必要なのか、相手にそれがバレてしまったら次は何をするのか、を知りたいです

・他の選択肢
・ボール持ってない時の動き方を沢山知りたい
・逆サイドのフレアスクリーンで、バックカットができそうだと思ったから、もっと知りたい。
・逆に、バックドアの防ぎ方を知りたいです!
・バックカットにいれるパスの種類。

 

<もし「大和籠球」を人に伝えるとしたら、どのようなバスケットボールだと伝えますか?>

・バックカットが上手くなるバスケットボール
・相手を錯乱させるバスケ
・カッティングと展開
・バックカットやスクリーンの合わせのオフェンスを学べる
・水のように人が流れていって相手の裏をつくオフェンスが魅力

・試合に出てる人全員が常に動くバスケ
・全員でやるバスケ
・バックカットを中心とした、川の流れのように水が止まらないオフェンスのバスケットボール
・素早く賢いバスケットボール
・水のように流れるバスケ。止まらないみんなが参加するOFのバスケ。

・動きが止まらないバスケ
・backcutやスクリーンを使い相手の裏をつく事でノーマークやチャンスを生むら、止まらない、止められないバスケットボール。
・出来たら面白い

 

<指導を受けての感想>

・たのしかったです!
少しでも上手くなったと思うし、勝ちにつながるクリニックでした!
ありがとございました!

・バックカットは個人的にすごく好きなプレーで、今回のクリニックでタイミングを掴むことができたので、これからバンバン使っていきたいです。

・もっと上手くなればいろんな動きができると思うので頑張ります

・いつものセットプレイではひとつ崩れるとその後の動きがわからず止まってしまうことがありましたが、ここでのパスが通らなければこのセットへ繋げるここでシュートが行けなきゃ次はあのセット。止まることなく次のプレイへ動くことができて試合へ活かすクリニックでした。
今回は本当にありがとうございました。

・私は今まで個人的にバックカットすれば得点に繋がると思ってた方なので私のしたいバスケができて楽しかったです。

・ポジションがあまり関係ない。教えて下さりありがとうございました。

・ボール持ってない人の方が動いて楽しかったです

・今チームでやってたセットプレーに、ダブルパンチがやりやすかったし、バックカットのタイミングが掴めて、よかったです。今までは最初にバックカットは、違うということを教えてもらっていたのですが、バックカットを最初から考えて使うことで、プレーの幅が、最初から広がって、バックカットは最初から使っても強いと思いました。指導してくださりありがとうございました。

・自分の学習能力や応用力が足りず、いつも周りに迷惑ばかりかけているのですが、今回のクリニックで新しい知識を得たので、これからもしっかり使っていきたいです!

・今まではバックカットはうまくいかなかった時にやるものだと思っていたけど最初から使って選択肢を増やせると知れてすごく勉強になりました。楽しいバスケを教えてくださりありがとうございました!

・今まではバックカットのタイミングがなかなか合わなかったけど今回のクリニックでタイミングが分かってとてもプレーしやすくなりました!

・今までよりも動きの幅や攻め方を、増やすことができました。広い視野を持って教えていただいたことを試合中に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

 
これからも現場の指導者、選手と対話しながら、大和籠球をより良いものにしていきます。

地元長野県で、大和籠球に取り組むチームが増えていくと嬉しいです。

チームの成長を応援しています!

投稿者 原田毅

大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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