今から20年前、この本に出会いました。
バスケを始めて間もなかった頃、今のようにスマホはない、YouTubeはない、DVD教材もほとんどない。
そんな中で、僕はこの本に出会い、
バスケットボールとは何か?を学びました。
ジョン・パトリックさん
ドイツ出身のプロバスケットボールコーチであり、トヨタ自動車(JBL)でHCを務め、2022-23年は千葉ジェッツをBリーグ歴代最高勝率(レギュラーシーズン53勝7敗)に導いた方です。
そんなジョン・パトリックさんの本が、僕の学生時代を支えてくれました。
この本は、
・ファンダメンタル
について詳しく解説されたものです。
ボールハンドリング、ドリブル、ピボット、パス、リバウンド、シュート、1on1、ディフェンスなど。
何よりも素晴らしいのは、コラム。
「バスケットボールとは、どのようなスポーツか?」
「バスケットボール選手としての”上手さ”とは何か?」
そういった内容が書かれていて、中学生だった僕はこの本の内容をそのまま受け取り、毎日練習しました。
Amazonで今でも販売されてますが、
2016年に書かれたレビュー(コメント)は僕が記載したものです。
「お勧めのバスケの本は、何ですか?」
と聞かれたら、僕は真っ先にジョン・パトリックさんの本をお勧めします。
販売は今から20年以上前。
古いですよね。
でも、大事なことはいつの時代も変わらないのです。
ここに書かれてる技術的なことも、「基礎」として今も育成年代の子達に伝えたいことです。
大和籠球のセッションでは、この本に書かれた基本(バスケットボールスタンス、ボールハンドリング、ボール運び、リバウンド後のアウトレットパスなど)を元にした内容を伝えています。
そのくらい、今の僕にとって基盤となっている素晴らしい書籍です。
「学び方」についてもお話しさせてください。
受験では、こういう言葉があります。
「100冊より、1冊」
「100冊の参考書を浅く学ぶよりも、1冊の参考書を繰り返し学んだ方がいい」
という意味です。
これは、今の時代にこそ必要な考え方だと思います。
100冊の参考書を学べば、幅広い知識は知れますが、「身につく」まではいきません。
また、自分に何が足りないのかが見えにくく、”応用力”が身につかないので、問題が少し変わるだけで解けなくなってしまいます。
一方、
1冊の参考書を繰り返し学べば、
自分に何が足りないのかが明確に分かり、弱点の克服ができます。
そして、一つの問題に対する回答の速さ、その問題の”本質的な問い(コアメッセージ)”に気付けるので、”応用力”が身につきます。
現場で指導してると、よくこんな言葉を耳にします。
「今の子たちは本当に上手い」
「ドリブルも1on1 もマジですごい」
「でも、」
「フリーの味方にパスを出せない」
「技術はあるんだけど、流れを止めてしまう」
これは時代の流れなので仕方ないとは思います。
じゃあ、どうしたらいいのか?
って話ですよね。
僕は指導者の方にこそ、基礎基本に立ち返って、100本の動画よりも一冊の本を、と伝えたい。
もちろん、これは「色んな知識を学ぶのが悪だ」と言いたいわけではありません。
学び続けることは成長のために必須ですし、こう言ってる僕も一発信者として新しい動画などを日々出してるので、「一緒に学び続けましょう」という想いです。
ここで伝えたいのは、
・まずは一つのことを深めてみませんか?
ということ。
あなたにとって、指導の芯となるものはありますか?
「お勧めの本を一冊教えてください」
と言われた時に、即答できるほど深めた本はありますか?
YouTubeやInstagramのショート動画が溢れた今の時代こそ、100本の動画よりも一冊の本を。
僕も今まさにこの本を手にし、読み直すことで自分の原点に立ち返っているところです。
話の最後に、
僕がなぜ「プリンストン」を10年間も深め続けているのか。
その理由は、100冊よりも、だからです。
プリンストンは数ある戦術の一つですが、10年間深め続けたことで、”バスケットボール”をより深く理解できるようになりました。
・ファンダメンタル
・ドリブル、パス、シュート
・スクリーンの使い方
・崩しとプレーの繋ぎ方
戦術的には、Pick&Rollも、UCLA cutも、maccabiも、pistolも、何でも含みます。含められます。
そして、指導者の在り方、選手との関係性つくり、ディフェンスまでも。人生にも影響を与える。
「一は全、全は一」
これは僕の好きな言葉です。
※漫画『鋼の錬金術師』より引用
一つを深めれば全てに通じる、全ては一つの本質に辿り着く。
今日はそんなジョン・パトリックさんの講習会に参加するために福島に来ています。
原点を思い出し、学んできます!
追伸
あなたのバスケ人生で最も影響を受けた本は何ですか?ぜひコメントで教えてください。

