学生のバスケを見て「最高だなぁ」と思えた瞬間。

こんばんは、原田です。

Bリーグも無事開幕して、
また一つ、楽しみが増えました。

NBAはファイナルの第三戦で、
主力2人を怪我で欠くヒートが勝ちました。
ヒートのチーム力は本当に学ぶべきところが沢山ありますね。

見るものたくさんですが、楽しみながら勉強していきたいなと思います!


さて、最近、凄く嬉しいことがありました。

それは発信仲間から送られてくる学生たちのバスケットボールを見て、
本当に心から「最高のバスケだなぁ」と感じられたことです。

素晴らしいとか最高とか、
そういう言葉って、ぼんやりしていて
言葉だけが一人歩きしてしまう部分がありますが、

そうだとわかっていても、
そうとしか表現できないくらい、
「バスケットボールの楽しさと面白さ」
が詰まっていました。

人間、ほんとうに言葉にできないものに出会うと
そういう抽象的な表現しかできないものなんですね。

「すごい」とか、そういう言葉。


そして、僕自身も、
自分が関わっている大学生のバスケで
チームとしての成長を実感できて、
バスケの面白さをすごく感じています。

やっぱり、チームって最高だなぁと。

それがたとえ、
全国で一番にならなかったとしても、
そのチームが、毎日成長していくことが何よりも価値あることで、
それをチームメイトの全員、指導者が感じられたら、
それ以上に幸せなことはないんじゃないかなぁと思います。

もちろん、まだまだな面は沢山あるし、
これからどうなるかはわかりませんが、

ただ、毎日成長できている
毎回の練習で成長している
っていう実感を感じられるのは、
当たり前のことではないんだろうなと思います。


チームって、積み上げていくものがあるから面白いです。


そんな体験をして、
僕は自分の大学時代を思い出しました。

そういえば、自分の大学時代もそういう感じだったなぁって。


僕は大学生の頃に、
今の情報発信を始めるきっかけがあって、
そこで、チームメイトたちと
「NBA選手のオフボールの合わせ」
「スパーズのMotion Offense」
を採用してバスケをしていたんですが、

これが本当に楽しくて。


全てのプレーにコート上の全ての人が関わっている。

スクリーンをかける選手や
アシストをする選手はもちろんですが、

ただコーナーに止まっている選手も、一つの得点に関わっているんだ

ということを
コートに出ているみんなが実感できて、
ベンチから見ているチームメイトも実感できる。


そういうバスケットボールの楽しさを感じたことが今まで僕はなかったので、
その時のバスケは、それまで経験してきたものとは全然違うものでした。

それはチームメイトたちも一緒で、
あるチームメイトは、

「今までとは別の競技をしている気がする」

と言っていたほどでした。


そういった
「チーム全員で得点を取っている」
というのを実感できたことも大きかったし、
何より、全ての場面に「駆け引き」があるのも楽しかったですね。


それまでは、
「ボールを持って、目の前のディフェンスから点を取る」
がすべてだった僕からすると、
ボールを持っていない時に、目の前のディフェンスと駆け引きをする楽しさを知った時は、
本当に世界が変わりました。

毎回の練習が楽しくて、紅白戦が楽しくて、
全てのプレーに意味があるというのを実感できて。


ああ、ずっと試合してたいなぁ。

ずっと、このチームでバスケしてたいなぁ。


そう、本気で思えるバスケでした。

もちろん、高校や中学のバスケも楽しかったし、
その当時は、自分もチームメイトも自分たちが信じたバスケを貫いていたので、
きつい練習もあったし、チームメイトとぶつかることもありましたが、
そういったことも含めて、バスケの楽しさを感じられる時間でした。

だから、中学や高校の時間もすごく大切な時間です。

ただ、だからといって、
そういう過去のバスケが自分の中で最高で
それにひたっているっていうのは僕は好きじゃないし、
やっぱり、昔も良かったけど今も負けてないし、昔よりも成長できてる
っていう方がいいですよね、バスケに限らず。

その時間があって、大学のバスケに辿り着けたわけですしね。


当時、大学のチームメイトの一人はこう言っていました。

「試合中に『1分でも、1秒でも長く、このチームで試合がしたい』『もっと、このチームで試合がしたいから勝ちたい』
なんていうのは漫画だけの話だと思っていたけど、あの時は本当にそう思えたんだよなぁ」

と。


それは僕も感じました。

僕は「引退するかもしれない」っていう最後の大会の試合中に、
そう思えるような感覚がありました。

なんというか、
今まではどこかで、
「自分が活躍したい」
「1対1で点を取りたい」
っていう気持ちがあったんですが、

あの試合中は、そういう気持ちが一ミリもなくて、
本当にチームが勝つことに全てのエネルギーを使えていました。

「いや、そんなのバスケしてたら当たり前ですよ!」
っていう人もいると思います。

でも、僕にとっては、
本当の意味でそう感じられたのは、あの時で、
あの時の感覚は今でも残っています。

僕にとっては、ものすごく意味のある変化でした。



・・・

あの大学時代の感覚を今でも感じられる
っていうのは、本当に幸せなことだなぁと思います。

もちろん、自分もいろいろ学んで、
大学の頃と比べたら今は知識も考え方も違いますが、
それでも、根本的には同じような気持ちになれています。

自分が選手としてプレーしていなくても。


僕は情報発信者として、
目を引くようなコンテンツを出すことも、
自分が伝えたいことを伝えるためには必要だと思っています。

NBAの戦術だったり、1対1のスキルだったり。

そういうものも好きだし、
大切な視点の一つだと思っていますが、
やっぱり、その根底にあるのは、
「チームとして成長していく楽しさ」
なんだなぁって、ほんと思います。

今、そう改めて感じてます。


僕の場合は、メルマガのコミュニティとかで活動していることが多い分、
表での発信が少なすぎて、何している人何かわからないところがあると思うので、
もっと表向きのわかりやすい発信もしていかないといけないんですけどね。笑

でも、こういうところの話って、
どうしても文字じゃないと伝えられないなって思うんですよね。

だから僕は文字で伝えていくのが好きです。

Youtubeとかのプラットフォームだと
わかりやすくとか、観てもらえるようにしないととか、
いろいろと気にする部分もあるし、編集できる良さはありますけど、
文字は文字でいいものだなと思ってます。


そんな大学時代に感じたバスケの楽しさは、
「渦の理論(サークルムーブ)」というオフボールの動きから始まったんですが、
この基本的な合わせ方は、今でもやっぱり大事だなって思ってます。

今でもこれを伝えたことで、
プレーの自由度や駆け引きの質、
シュート力、ターンオーバーの数が
大きく変わるなと実感しています。

すごく基本的な動きでシンプルですけど、

まだまだ部活動の中には、
「とにかくガムシャラに走って1対1をしている」
という選手も多いし、
こういう基本的なことを学べない環境にいたり、
そもそも、まだ学んだことがないという人もいて、

これがすべてではもちろんないですけど、
「たった一つのシンプルなことで大きくバスケが変わる」
っていうのが、バスケの面白いところだなって思います。


僕は、

       ●       
      ・       
     ・ ・
     ・ ・ ・
   ・ ・ ・ ・     ↓
  ・ ・ ・ ・ ・
 ・ ・ ・ ・ ・ ・
ーーーーーーーーーーーーーー
A  B  C  D  E  F 


こういう風に物事を考えていてます。


この図はよく使う図なんですけど、
A~Fというバラバラに見える物事も、
一つの「●」から生まれているものだったりするし、

そういう風に考えることができれば、
A~Fは、一つに繋がっていると見えます。


A~Fみたいな、バラバラなものを
バラバラなものとして学んでいくんじゃなくて、
全てを一つに繋げている「●」っていうものを見ようとして、
「●」に全てを集約させていこうとしたら、
学べることって、どんどん広がっていきます。

当然、時間効率もいいし、
今みたいに情報がたくさんあるからこそ、
こういう風な学びが大切だと思っています。


今の話でいえば、

「●」の部分が「渦の理論(サークルムーブ)」で、
このシンプルな動きの中には、
・バックカット
の要素も含まれていて、

バックカットの中に、賢者籠球でこれまで深めてきたことの全てを含めることもできるので、
見方次第では、サークルムーブから賢者籠球の動画たちも生まれてくるとも言えます。


賢者籠球でやってきたことも、
武学籠球の慎さんから学んでいる視点も、
たくさんありますが、

そのそれぞれを全て合わせて、
より面白いバスケを作っていきたいなと思います。


そんなわけで、
「渦の理論(サークルムーブ)」
についての解説を最後に載せておきます。

『渦の理論(サークルムーブ)』

 

近々、この発信をゼロから学び直せるようにリニューアルするので、お楽しみに!

 

 

PS.

大学時代の映像も全部データで残っているので、

その頃やっていたオフェンスについても紹介していけたらなと思います。


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