あえてディナイをしない

前に「ディナイ不要論」という記事を書きました。

あの記事はシリーズもので書いたもので、ディナイを一度否定してみることで「ディナイ」も「ディナイをしない」というディフェンスも、両方の良さを考えられるようになりましょうという感じで話しました。何かを否定すると、逆の何かが正しいとなりがちですが、あくまでも正しい正しくないは状況によって変わるし、「どちらも正解」と考えて選べるようにしておくのが大事だと思っているので、そういう視点でディナイについて書いたのがディナイ不要論でした。

 

今回は、NBAの試合から

「ディナイをしないでスティールをする」

という場面を紹介します。

 

動画はこちら。

発信仲間の武学籠球の慎さんがツイートしていた内容です。

このスティールは、ウエストブルックの瞬発力と読みがあってことではありますが、「ディナイをしない」という一つの選択肢を学ぶ上で、とても参考になりますね。オープンディナイと言って、ディナイをしないでボールマンに身体を向けてカバーディフェンスができる状態からボールをスティールしに行く場合、このようなスティールの形になるかなと思います。

このスティールの瞬間に、ウエストブルックのように、プレジャンプをしてタイミングを合わせる場合もあれば、ジャンプなどの予備動作をなくして足を引かずに前に出るというのも使えるなと思います。こういう場面で、どうしても人は反射的に足を引いてから前に出ようとするのですが、そうすると引いた足の分だけ動き出しが遅くなってしまいます。「動き出すときに足を引かない」というのは、ドライブでも使える技術なので、こういったディナイをするときでも有効になるかなと思います。

 

自分もこのディナイをしないでスティールを狙うのは試してみようと思います。


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