レイカーズのPG、Steve Nashが、背中の痛みにより、今シーズン全休することを発表しました。
個人的にも、ナッシュのファンなので、ナッシュのプレーが見られなくなり、とても残念です。。。
ナッシュは、現在40歳ですが、 今シーズンのプレシーズンでは元気な姿を見せていました。
プレシーズン中は、「コンディションが素晴らしく良い』ということをインタビューで述べていましたし、新加入の若手ジェリミー・リンを差し置いて、40歳でもなおNBAのスタートで試合に出場する予定でした。 ナッシュ自身、まだ引退についてのコメントはなく、健康を第一にすると言っています。
『今シーズンはコートに立つことが最優先事項だったので、それができなくなったのは残念だ。健康状態を維持するため最善を尽くしてきたが、残念ながら最近の負傷により全力でプレーすることが難しくなった。休養期間中はチームをサポートし続けると共に、自身の長期的な健康回復に集中したいと思っている』
まだ引退はしていないですが、ナッシュが復帰してくれることを願って、 ナッシュの今までの功績を、レジェンドやコーチからの言葉と、動画で見ていきたいと思います。
功績や動画を見ると、 「まだナッシュには引退してほしくない!」 という気持ちに改めてさせられます…。
目次
○Hard Worker
『If every basketball player worked as hard as me,I would be out of a job.
(もし周りのバスケットボール選手が自分と同じだけの練習をしていたら、僕は職を失っているだろう。)』
ナッシュ自身がこのように言うほど、ナッシュは努力家です。
ナッシュは現役を代表するPGであり、MVPを2度も受賞したことのある選手ですが、
「身体能力」とうい面では、NBAの世界では、かなり下の位置にいます。
黒人のような高いジャンプ力、長い腕の長さ、瞬発力などはありません。
それでも、努力で培った、シュート力、ハンドリング、冷静な判断力、読み、スクリーンプレー、ゲームメイク、…などで、NBAを代表するPGになり、2度もMVPを受賞しました。
○功績
【受賞歴】
受賞歴
シーズンMVP:2005, 2006
オールスター出場:2002, 2003, 2005, 2006, 2007, 2008, 2010, 2012
オールNBA1stチーム:2005, 2006, 2007
オールNBA2ndチーム:2008
オールNBA3rdチーム:2002, 2003
アシスト王:2005(11.5アシスト), 2006(10.5アシスト), 2007(11.6アシスト),2010 (11.0アシスト), 2011 (11.4アシスト)
フリースロー成功率1位:2006(92.1%)
また、ナッシュは、歴代のNBA選手でも6人しか達成していない『50–40–90 club』のメンバーでもあります。
『50–40–90 club』とは、1シーズンの成績が、
FG成功率:50%以上、3P成功率:40%以上、フリースロー成功率:90%以上
歴代では、ラリー・バード、マーク・プライス、レジ―・ミラー、ダーク・ノビツキー、ケビン・デュラントの6人しか達成していません。しかも、ナッシュは、他のメンバーよりも2回も多い、4度も『50–40–90 club』を達成しています。NBAの歴代でも、最もシュートが上手い選手であると言えます。
ナッシュのプレーについて、NBAのレジェンドやコーチなどが絶賛しています。
‘ I Love watching you play.’
Magic Johnson
’ He’s the best team guy that he’s ever coached. ’
D’antoni
(元サンズ、レイカーズHC)
‘ He’s the best player on the planet. ‘
Sccott Skiles
’ He’s arguebly the most efficient player In the history of the NBA. ’
Pat Riley
(ヒートGM)
○熱い闘争心
ナッシュは、常に冷静ですが、勝利に対してとても熱い心を持っています。 これは、2007年のプレーオフでの一場面です。 ナッシュは試合中に鼻を打撲して、一時負傷退場しました。
それにも関わらず、20得点16Aの活躍でチームを勝たせています。 また、こちらの写真は、2010年のプレーオフの一場面。
この時、片目が開いていない状態だったにも関わらず、 第4Qだけで、10点5Aの活躍で、チームを勝利に導いています。
試合に出るだけでも異常なことなのに、それでいてチームを勝たせてもいます。
このような活躍からも、現役トップのPGであるということがよくわかります。
また、ナッシュの良さは、何と言っても「チームのために徹すること」です。
コート上では必ずチームメイトとコミュニケーションを取り、 いいプレーをお互いがすれば、必ずハイタッチをしています。 また、コート上で仲間を集め、作戦を練っている場面も多く見かけます。 コート外であっても、ベンチから声をかけたり、コートと話していたり… 映像でしか見られない僕らであってもそれだけのことが伝わってくるということは、実際のナッシュはもっともっと信頼できる素晴らしいチームプレイヤーであるのでしょう。今シーズンのプレシーズンやトレーニングキャンプでの、ナッシュに対するチームメイトの声がけなどを見ているだけでも、どれだけナッシュが信頼されているかが分かります。
試合に出るだけでも異常なことなのに、それでいてチームを勝たせることもしています。
このような活躍からも、現役トップのPGであるということがよくわかります。
【動画】『Steve Nash’s MVP performance』
Steve Nashがどれほど素晴らしい選手であるのかということがわかる動画を紹介します。
この動画は、MVPを取った2005年以降の試合で「MVP Peformance」をした試合をピックアップした動画です。この中には、先ほど写真で紹介したケガの中でもプレーした試合や、1Qだけで12Aした試合、NBA史上初めて「プレーオフで4試合連続25点10A以上」を記録した試合、終盤のクラッチシュート集など、ナッシュの輝かしいキャリアのハイライト映像が収録されています。本当に偉大な選手ですね。
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