2015-2016シーズンのNBAを制覇したキャバリアーズ。
そのキャブスのOFシステムを解説した動画がありました。時間は53分です!シーズンを通してキャブスが行っていたシステムが53分の中に凝縮されています。NBA選手は、こういった複雑なシステムの中でプレーしていて、これだけのシステムがあるからこそ、スーパープレーが生まれているといえるのだと思います。一見、個人の力だけで得点を取っているかのように見えるシーンでも、緻密なチームプレーから生まれていることがわかります。世界最高峰のリーグと言われる理由は、こういったところにもあるのを、ひしひしと感じます。スゴい…。
この動画は長いのですが、映画を楽しむかのような感覚で僕は全て見てしまいました。
「おおお!そう繋がるのか!」というシステムの凄さや、「ここで、こうやってスクリーン使うのか!」という個人プレーの上手さ、「このボールムーブメントは、スペーシングがあるからこそだなぁ。」というオフボールマンの上手さに感動していると、あっという間に時間が過ぎます。一つの得点を取るためには、オフボールマンを含めて、5人の選手全てが関わっています(もっと言えば、ベンチのメンバーが練習や試合の中で行う声がけ、コーチ陣の試行錯誤、スタッフのサポートも関わっています)。”魅了される”とは、このことです。
僕なりに感じたポイントをいくつか紹介させて頂きます。
「流れ」が止まらない
一つのスクリーンプレーが成功しなかったとしても、次のスクリーンプレーが流れるように繋がっていきます。それをシステムの中に組み込んでいるのが素晴らしいのですが、これは僕らがバスケをする時にもポイントになることだと思います。必ずしも、NBAのようにシステムの中に連続したスクリーンプレーを組み込まなくても、流れを意識してボールを止めないようにすれば、連続したスクリーンプレーが行えます。一つのスクリーンプレーで成功しなくても、流れを切らないように。
動き出す前の駆け引き
スクリーンを使うユーザー、スクリーンをかけるスクリナーの”動き出す前”に注目して見てください。行きたい方向の逆にフェイクをしたり、膝に手をついて相手を油断させたり、様々な「駆け引き」が見られます。その緩急があるからこそ、スクリーンプレーが成功していますし、何よりもバスケットボールの醍醐味を体現しています。
一つ一つのスクリーンプレーを紹介していくことはできませんが、
この二つのポイントを意識するだけで、NBAの見方は変わると思います。
一つでも良いので、自分たちのチームに取り入れて、自分たちのバスケに合わせて変化させていけば、バスケの楽しみは広がっていきます。大好きな映画やアニメを見るように、50分間お楽しみください。動画作成者に感謝。(指導者の方はもちろん、選手の方も、このチャンネルを登録して色んな動画をご覧になってみてください。NBAの凄さに感動します。)
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