ティム・ダンカンのことが大嫌いでした。

ティム・ダンカンが引退してしまいました。

The Big Fundamentalというニックネームの通り、

バスケットボールの基礎を体現していた素晴らしいバスケットマン

また人間性も素晴らしく、多くの人から尊敬されていた人間でした。

 

今ではダンカンのことが大好きです。でも、昔は大嫌いでした。

僕がバスケを見始めたのは2002年。レイカーズの黄金時代で、コービーやシャックを見て育ちました。「NBAって最高に楽しいなー!」と子供の頃の僕は感動して、深夜に放送されるNBAの試合を録画して、次の日に見るのが最高の時間でした。NBA選手がやっていたスーパープレーを見ては真似して、バスケに夢中になっていきました。

 

それが2004年、「NBAがつまらないな。と思うようになりました。その時、NBAを支配していたのはピストンズとスパーズ。どちらもディフェンス主体のチームで、どちらも派手とは対極にある「堅実」であり、「地味」なチームでした。「スパーズ地味だなぁ。ダンカンは派手なプレーしないし、なんでオールスター出てんだよ。」思っていたので、スパーズ対ピストンズのファイナル(2004年、2005年)は、録画しても全然見ませんでした。

image071-590x442

 

そんな中学高校時代を過ごしていたのですが、今から4年前にスパーズのバスケから衝撃を受けました。それは、スパーズのフォーメーションの動画を見た時。Motion Offenseの凄さとスパーズの連携を知ってからは、スパーズの動画ばかり探すようになりました。(それが今の発信、「スペーシング」やバスケットボールの本質を探ることに繋がっています)

 

 

「バスケットボールが上手い」とは?

ダンカンは派手なプレーをすることがありません。でも、バスケットボールの試合での支配力は誰もが認めています。バスケを始めた時は、誰もが得点を取ることに快感を覚えます。NBA選手の派手な1対1、華麗なドリブルワークに目がいき、バスケが好きになります。それはそれで素晴らしいことで、全く否定するつもりはありません。

ただ、「バスケットボールの上手さ」と言うのはそこだけではないと気づきました。バスケットボールはシュートだけではなくて、パスやリバウンド、DFなど様々なプレーがあります。ゲームの中で活躍することがバスケットボールマンとしての最大の価値だと考えれば、練習でいくら1対1が強くても、試合で活躍できなければ、試合でチームを勝たせることができなければ、「バスケットボールが上手い」とは言えないのだと思います。

 

得点を量産する選手も魅力がありますが、

パスができて、DFができて、チームが円滑に回るような存在も、

バスケットマンとしての深みと魅力がありますよね。ダンカンのように。

 

僕は昔、「全員が同じだけの走力があり、ベンチから誰が出てきても同じプレーができるチーム」を目指していた時期があります。特に高校生の時は、そう考えていました。しかし、それは個性をなくして、バスケットボールの価値を下げてしまう考え方でした。ダンカンから「もっとバスケは面白いぞ。」ということを教わったように思います。それぞれができるプレーを尊重して、それぞれの個性が現れるチームが増えていくと良いなぁと思っています。

 

ダンカンは引退してしまいましたが、ダンカンが残したものは、スパーズの後輩、多くのNBA選手の中に生き続けていると思います。こんな言葉、中学生の自分が言ったら「また何を言ってるんだ。」と思っていただろうけど、自分自身が実感するから心からそう思えます。ダンカンありがとう!!ダンカンから学んだバスケットボールの本当の楽しさをこれからも発信していきます。

 

 

 

ダンカンの素晴らしいパス。

得点を取ることだけがバスケットボールの楽しさではない、ということをダンカンから教わりました。バスケットボールは奥深いですね、ダンカン。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

RETURN TOP

新世界バスケットボールへの参加はコチラから

発信者 バスケのヨシ物語(七話完結)