ロッドマンが練習中から意識していたリバウンドのコツ

こんばんは、バスケのヨシです。

Twitterで以前、以下のような質問をしました。

 

それでは、皆さんのご意見をまとめてます。


リバウンドに必要なスキル

・ボールへの執着心

・スクリーンアウトのスキル

・予測

リバウンドに必要なのは、大きく分けて、ボールへの執着心、スクリーンアウトのスキル、どこにボールが落ちるか次のプレーがどうなるのかという予測の3つだと思います。それぞれの要素のバランスを取って、リングからはねたボールを取る必要があります。では、それぞれの要素のポイントを皆さんからのご意見を参考にしながら考えてみたいと思います。

 

 

○ボールへの執念

「リバウンドを取るかどうかは、リバウンドに行く意識があるかどうか」ということが言われることがありますが、最終的には、大きい選手でも、小さい選手でもリバウンドに行かなければ取れません。当たり前ですが、この部分がなければどうしようもありません。リバウンドを取ることができれば、様々なメリットが生まれ、チームに勢いが生まれるのは、スラムダンクの桜木が教えてくれるバスケの常識ですよね。

 

 

 

DFリバウンドを取れるメリット

・速攻が出やすくなる

・相手の失点を減らせる

 

OFリバウンドを取れるメリット

・シュート本数が増える

・思い切りの良いシュートが打てるようになる

 

リバウンドのメリットは、もう言うまでもありませんが、リバウンドを制する者は、ゲームを制せることです。ただ、例外として、Big3を形成していた1年前のマイアミ・ヒートは、リバウンドスタッツでリーグの下位成績であったにもかかわらず、優勝を達成したチームでした。圧倒的なシュート力と激しいダブルチームを中心としたスティールを誘うDFで、少ないリバウンド数で勝ち星を重ねました)。

 

最終的には、気持ちの面が大切になります。

 

 

○スクリーンアウト

シュートが打たれたら、すぐにボールを追うのではなく、まずはスクリーンアウトをするために、自分のマークマンを見るというのが基本です。ボールが落ちてからリバウンドを取るというのは、スラムダンクの河田が行っていましたよね。

 

 

 

これがスクリーンアウトの基本です。

ただ、これは注意しなければいけないことがあります。 スクリーンアウトの基本は、相手を見て、相手の動きを止めて押し出すことですが、リバウンドの本質は、スクリーンアウトをすることではなくて、「ボールを取ること」です。本質的な部分をおそろかにしないようにしないと意味がありません。スクリーンアウトをいくら綺麗にできたとしても、リバウンドの目的は、リバウンドを取ることであって、スクリーンアウトをすることではなりません。スクリーンアウトはリバウンドを取るための手段であることを忘れないようにしないと、本末転倒です。

「スクリーンアウトは、リバウンドを取るための手段」   リバウンドを取るためには、スクリーンアウトは必要な手段ですが、目的を誤らないようにしないといけませんね。そのためには、「予測をすること」「リバウンドを取ること」のバランスを取る必要があります。そのバランスを上手くするためのキーワードは、「半身」です。  

半身の状態になることで、相手とボールの両方を見ることができ、スクリーンアウトと予測をバランスよく行えます。また、相手との間隔をあけることで、自分が動きやすくすることも大切なことだと思います。

 

 

○予測

最後の要素は、予測です。リバウンドを取るためには、不可欠な要素で、予測が上手い選手ほどたくさんリバウンドを取れることがあります。見方のシュートが短いか長いか、ということがわかるだけでもかなりリバウンドには有利になります。スクリーンアウトをいくらしていても、落下地点の予測をしなければ、形だけ綺麗で結果、取れないという本末転倒なことが起きてしまいます。

 

「予測」は、スポーツならどんな場面でも大切になりますが、リバウンドは特にいえることだと思います。

では、その予測を正確なものにするためには、どのようにしたら良いのか?というと、多くの方から教えていただきましたが、普段の練習中から味方のシュートをよく見て、ボールの球筋やリリースなどを見るようにするということが有効なようです。そして、このことは、NBAのリバウンド王で有名なロッドマンが実践していたと言われていることです。

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ロッドマンは、普段の練習中から、味方のシュートのボール拾いをしていて、シュートフォームを見て落下地点がだいたいわかるくらいまでになっていたという話を聞いたことがあります。

そのような観察力が、あのリバウンド力(91-92シーズンの平均リバウンド数18.7、7年連続リバウンド王)を作り出したはずです。201㎝は、NBAのリバウンドを争う選手の中では決して高いとは言えませんが、ロッドマンはリバウンドを取り続けました。もちろん、高い運動能力があったことは確かですが、努力で予測を身に付けたというのは学べる部分があると思います。

 

「天性のある努力家がNBA選手」

この言葉は、とてもグサッとくる言葉です。

 

天性の部分ではどうしようもないくらいの差を認めるしかありません。それは、NBA選手ではなくても、バスケが上手い選手、プロになる選手、バスケセンスがある選手などでも同様です。でも、「才能」という言葉に逃げるのではなくて、努力の部分なら学べる部分があるはず。

 

ロッドマンは、味方のシュートのボールの回転を観察して、その回転の違いにより、どのようにリングからはねるか、というところまで観察をしていたそうです。…想像を超えるくらいの細かい観察力のおかげで、世界最高峰のバスケリーグでリバウンドを取り続けていたようです…!

Dennis-Rodman-Rebounding

「ロッドマンはそのレベルまでリバウンドを追求したんだ。完全に別次元だよ。ボールはサイドスピンしているのか?その場合、どのようにボールがバウンスするのか?どれほどの頻度で左右のどちらに弾かれるのか…?そういった具合に、奴はチームメイト全員のシュートボール回転癖を把握してたんだ。

「ロッドマンは科学的な領域までリバウンドを突き詰めた。あそこまでリバウンドやディフェンスについて事細かに分析できる選手をみたことがない。バスケットボールIQなら、奴は天才レベルだ。」
– アイザイア・トーマス

(TunaDramaさんの記事『歴代NBAのレジェンドすぎる記録とかスタッツとか』から)

 

細かく分析を行って、味方のことやバスケットボールのことを知り尽くしていたことがよくわかります。ただの破天荒なリバウンドマシーンではなく、バスケのリバウンドのために知恵を振り絞っていたバスケットマンですね。自分は高い身長や高い身体能力はないですが、色々なことを学びながら、バスケが楽しく、上手くなるように何かしらの変化を起こしていきたいなと思います!

 

 

ロッドマンのリバウンド動画



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