こんにちは、原田です。

今回はゴーストスクリーンについて。

 

ゴーストスクリーンとは、直訳して「お化けのスクリーン」です。

・お化けのように消えるスクリーン

という意味です。

 

つまりは、スクリーンをかけるふりをしてかけない。

 

このようなプレーです。

 

どのような場面で有効かというと、

・ディフェンスがスイッチで対応してきている時

です。

 

「スクリーン!」と声をかけてコミュニケーションを取ろうとした瞬間、スクリナーがいなくなるので、ディフェンスはミスコミュニケーションが生まれてボールマンかスクリナーのどちらかがフリーになるケースが多いです。今はスイッチで対応するチームも多いですし、ウォリアーズのようにスモールボールでオフェンスをしてくるチームに対してオールスイッチで対応するケースも多く、NBAでも多く見られるプレーです。

また、これは日本代表の男子で頻繁に見られたプレーでもありました。スイッチの対応として行っていたのか、ドライブを活かすため、もしくはスリップからシューターを活かすためなのかはわかりませんが、いずれにしてもホーバスさんは一つのコンセプトとして「ゴーストスクリーン」を使っていたのは確かです。

 

ピックにこだわりすぎると、オフェンスが重たくなることがあります。

ピックで確実にズレを創れるのならいいのですが、そうではない場合は「流れ」を切らないように(選手たちの動きを止めすぎないように)ゴーストスクリーンからチャンスを探るのもありだと思います。

 

より詳しい解説、セットの例はこちらの動画を参考にしてみてください。

 

 

PS.

それにしても、英語の特性も関係していると思いますが、言語化がうまいですよね。何事もはっきり明確にする英語、端的に物事を伝えるツールとしてとても優れていると感じます。

 

…では、日本語の特徴、日本人の特性とは?ここについても勉強しているのですが(まだまだ勉強不足ではありますが)、ここを知ることが世界に通じる日本のバスケを構築していく上で一つのキーになるのではないかと感じています。最近、アメリカに留学している今井君ともそんな話をしました。これについてはまた別で記事書きますね。

 

投稿者 原田毅

33歳。大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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