シューターがシュートを打つ瞬間に考えることが凄かった

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こんばんは、原田です。

今日は実家に帰って兄弟でバスケをしていました。
(ちょっと事情があって兄弟で実家に集まっていました)

僕は双子で、10分差の弟とは
ずっと一緒にバスケをしてきたのですが、
今回、バスケをしてシュートについて聞いたら、
28年間一緒にいて初めて聞くことがありました。

弟はシューターなんですけど、
僕と考え方が真逆すぎて面白かったですね。笑


僕はシュートについては、
「シュートフォームが・・・」
とか、いろいろと考えるのに対して、

弟は、
「シュートフォームなんてないでしょ」
とかいうわけです。

大学まで同じところにたまたま行っていて
同じようにバスケ中心の生活をしてきたのに、
こんなに考え方が違うのかって感じでした。
前から知ってはいましたが改めて。



「試合中にシュートを打つ時は何を考えるの?」

と聞くと、

「ん?何を考える??
・・・うーん、『あ、入った』かな(笑)」

と返ってくるという。


28年間、同じような生活をしていて、
たぶん、というか確実に、一番身近にいたはずの双子でも、
まだまだ知らないことが沢山あるんだなぁと思いつつ、

こうやって、
一人ひとりの中にある
「誰かに伝えたら価値になること」
ってたくさんあるんだろうなと思いました。



僕は今一緒に活動している
武学籠球の慎さん、賢者籠球の鶴には、

「それ伝えないともったいないですよ!!」
「それ、墓場まで持っていくつもりなんですか?(笑)」

みたいに言って、
「情報発信しましょうよ!」
って誘いました。


僕は自分が凄いものを持っていると思ったことはないですが、
だからこそ、周りの人の「凄いもの」というのを見つけられて、

「それ、伝えたらいいのに!」

って気持ちになります。


こういうことを考えると、
やっぱり、僕がやっていきたいのは
皆さんの中にある誰かに伝えた方がいいことを見つけて、
それをシェアするための方法と場をつくることだなぁと。


今、コロナで自粛が続いていますが、

確実に、価値を持つものは
「インターネットでの情報発信」
だと思います。

これは、コロナがあってもなくても、
前々からずっと言われていたことで、
AIが進化していけば今の仕事は変わっていくので、
より「人間にしかできないこと」に新しい価値が生まれてくるし、

今は誰もが情報発信ができますが、
ただ、情報を受け取るだけなのと、
自分から何かを発信していく「情報発信者」になるのとでは、
ぜんぜん情報の受け取り方も身に付き方も、
集まってくる情報も変わってくるなと思います。

もちろん、みんながみんなYoutubeをやりましょう!とか言う話じゃないんですが、
ただ、その可能性はみんなにあって、情報発信を知っていくと色んな面で成長できます。

情報発信というのは、
・自分が何が提供できるか
・世の中の価値がどう循環しているのか
・これからの時代がどうなっていくのか
・どうやって新しい価値をつくっていけばいいのか
などを学んでいけるので、
自分の価値にも気づけるし、
価値の移動というのもやっていけます。

価値の移動というのは、
たとえば、指導者であれば、
「自分が伝えたいバスケの世界観」
を伝える時に、どうやって伝えたら学生たちに伝わるか?
というのを考える時に役立ったりします。

なので、情報発信というのは
ネット上の発信だけじゃなくて、
日常の会話とかも関わってくるので、
学んで損をすることはありません。


今、コロナは社会の構造を変えているのは確実で、

有名な進化論の中で、
「この世に生き残る生物は、激しい変化にいち早く対応できたもの」
という言葉があります。

この言葉の通り、如何に変化に対応できるかが大事だと思います。


今、コロナの影響で様々な業界が変化を求められていて、
飲食業界などでは大きなダメージを受けていると言われています。

この前、僕がいつも通っている
とても美味しい定食屋に行ったら、
いつもは車を停めるところがないくらい混んでいるのに、
その日は人が少なくて、「コロナの影響なのかなぁ」と思いつつ、店内に入りました。

で、店内に入ってメニューを見ると、
新しく「お持ち帰りサービス」が始まっていました。


これはコロナの影響で始まった新しいサービスみたいで、
お店の人も「是非こちらもお願いします^^」と言ってくれました。

持ち帰りサービスがなかったとしても、
これだけ美味しくて素晴らしいお店なら常連の人はいなくならないだろうなと思っていましたが、
今の情報を踏まえて、今までになかった新しい価値を見つけて変化していました。


コロナの影響で、持ち帰りサービスを始めたなど、
新しいことを始めた人はたくさんいると思いますが、

そういう新しいことを始める時に、
「もともと自分の中にあったけど、隠れていた価値」
というのが表に出てくる形になるといいなぁと思います。


(結果論ではありますが)
「コロナによって、新しい価値が見えるようになった」
ということが起きていけば、
今、減っている価値の分、
新しい価値が生まれてきて、
世の中はより良くなっていくはずです。

そういう意味でも、
双子の弟から28年目にして
新しい視点を教えてもらったように、
一人ひとりが新しいことを見つけていけるといいですよね。

僕はそのきっかけの一つが、
情報発信にあると思っています。

なので、それも伝えていきたいなと思います。



前のメルマガで、高校の指導者の方から連絡を受けた話をしましたが、

あれから、高校生の学生さんたちが書いてくれた
読書感想文という名の、「バスケをする目的」をシェアしてもらいました。


学生さんたちにとって
「自分がバスケが上手くなりたい理由」
「どうして勝ちたいか」
「どんな選手になりたいか」
というのが文章でまとめられていて、

高校生の時期から、こういうことを考えていけるのは凄いことだなぁ
と、自分の高校時代と比べて思いました。

みんなそれぞれ、
「〇〇のために勝ちたい」
というのがありました。


僕は高校生の頃に、
「どうしてそんなにうまくなりたいの?」
と聞かれても、

「だって、上手くなったら絶対楽しいじゃん!」

くらいにしか答えられなかったと思います。
今でもそういう気持ちでやっています。

なので、何も、
みんながみんな
「〇〇のために勝ちたい!」
ってなる必要がないとは思うのですが、

ただ、今の自分にとって、
誰かのためにとか、何かのために、
って思えているのなら、それを大切にして、
練習に向かっていくと練習の質は全く違うものになると思います。



ちなみに、

自分のバスケをする目的を考えるとき、
こういう感じの順序でやっていくといいです。


①なりたくない選手(チーム)を考える
②なりたい選手(チーム)を考える
③自分の理想とする選手(チーム)を一文でまとめる

で、これをやるときは、
・2分とか短い時間を決めてやる
・言語化する(付箋に書き込む、メモを取る)
・思いつたものをとにかく出していく
というルールでやると、すぐ終わります。


例えば、今僕もやってみると、

①なりたくない選手
・無難なプレーをする選手
・駆け引きがない選手
・声掛けができない選手
・ミスをした後に戻らない選手
・消極的な選手

②なりたい選手
・駆け引きを楽しめる選手
・いいパスが出せる選手
・見ていて面白い選手
・いつでもシュートが打てる怖さのある選手

③自分の理想とする選手
・見ている人に駆け引きの楽しさを伝えられる選手

という感じになるかなと思います。


とりあえず思いつくのを書いたので、
一分くらいで殴り書きした感じなのですが、

こうやっていくと、
「自分がどういう選手になりたいか?」
ってのが文字として目に見える形で見えてきます。

そうすると、練習する内容も決まってくるし、
練習や試合で、モチベーションがなくなるみたいなことも減ります。
(モチベーションは「やる気」ではなくて「動機(目的)」のこと)


バスケがなかなかできない今、
バスケがしたい、試合がしたい、練習がしたい
って気持ちがみんなあると思うので、

その気持ちを大切にして、
こういったことを考える時間にするといいんじゃないかなと思います。



で、話が続きますが、

慎さんと鶴と始めた新しい企画、
「一冊の本についてバスケと繋げて喋る」
っていうやつで、

この前たまたま選ばれた本が
『覚悟の磨き方』という本でした。

これは、吉田松陰さんという
歴史の教科書に出てくる人物の言葉をまとめた本で、
「これ、原田にピッタリやん。笑」
という慎さんのツッコみの通り、
今の僕に必要な内容でした。

吉田松陰さんのことは、僕はほとんど知りませんでした。

かつて、明治維新で活躍した人物を輩出した
「松下村塾」という有名な塾で指導をしていたのが
吉田松陰さんだったそうなのですが、
今回の企画で詳しく知れました。

正確には、まだ本の数ページしか見れていないですが、
その数ページだけでも、ほんとに深い言葉ばかりでした。


吉田松陰さんは29歳で亡くなりましたが、
僕と同い年なんですよね。

まさか、150年後に
バスケットボールをしている
謎の三人の話題に出るなんて思ってもみなかったでしょうけど、
それだけ、多くの人に、29年間で影響を与えるって凄いなぁと。


歴史の授業って、テスト前の暗記をするだけとかで、
大人になってから使うことがあまりないって人が多いかと思うのですが、

こうして、バスケを通して、
楽しく話しているだけで勉強できるのは
面白いしバスケがあってこそだなぁとか思いますね。

吉田松陰さんが大切にしていたことは
「どうやって生きるか?誰のために生きるか?」
というところで、これはバスケでも同じだなぁと
三人で話していました。

僕らは
「志」
という言葉を使いますが、

この部分は、バスケにかぎらず、
変化の激しいこれからの時代で必要になることだと思います。


慎さんと鶴の三人で話すと、
笑いが絶えないのでほんと面白いです。

こんなバスケと関係なさそうなことを話しているお二人ですが、
バスケットボールの技術的なこと、戦術的なことも、たくさん話せます。


僕は武学籠球と賢者籠球の価値を伝えること、
自分のプレーで体現していくことが役目だと思ってるので、

今後も、情報発信を通して
お二人の面白さを伝えていけたらなと思います。

またこちらもシェアしていきますね。



やっぱり、バスケをした後に書くメルマガは全然違いますね。

早くバスケができるようになってほしいと願いつつ、
でも、今の現状でも、今だからこそできることを探して、
少しでも成長していけるように発信していきたいなと思います。

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