バスケをすることに意味なんてあるのか?

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最近、部活のことをブログ記事にしています。

これは自分が情報発信を始めるきっかけになったことだし、

情報発信をすることで変えていきたい部分でもあるので、これからも記事を書いていこうと思います。

 

本来、日本の部活動についてブログ記事にするというのはする必要がないことなのかもしれません。

 

「日本の部活動」と言っても、

この言葉で全ての部活動を語ることなんてできないですし、

指導者と選手と向き合って話をしなければわからないことだってたくさんあります。

 

僕は自分で見たこと、聞いたことだけを記事にしています。

自分でプレーしてみたこと、教えたことを記事にしています。

 

 

なので、ここで発信していることが空想だということはないのですが、

それでもやっぱり僕が「日本の部活動」という言葉を使うことはちょっと抵抗があるというか、

「いろいろな人の考え方があるし、こんな未熟な自分がバスケのことを語るなんてできるんだろうか」

みたいな気持ちは少なからずあります。

 

なかったら、ただの傲慢だなと思っています。

 

 

でも、こうして発信をしているのは、

自分の記事を読んで、考え方が変わったり、共感したり、

そういう風な何かしらの変化を受け取ってくれる人がいるからです。

 

全ての人に響くとは思っていません。

 

でも、少しでも面白いとか役に立つとか、

そういう風に思ってくれる人がいるから、

これからも情報発信をしていこうと思えます。

 

 

あとは、単純に自分としても情報発信をしないと面白くないからです。笑

 

これは自己チューなことかもしれないけど、

発信している本人が楽しんでなかったら記事だって楽しくない。

ということで、自分のためにも、読んでくれる人のためにも記事を書いていきます。

 

 

 

さて、

 

皆さんは、「自分が一番自分らしくいれる時」っていつですか?

 

僕はバスケをしている時もだし、

こういう記事を書いている時も、

一番、自分らしく生きれているなぁと思います。

 

 

そんなことに繋がるメッセージを今日は紹介します。

 

(数か月前)

=======ここから=======

初めまして。

いつも共感、感心、考えさせられています。
是非このまま続けていただけたらと思っています。

さて、娘がミニバスを一年生から初め今は六年生です。

いつも不思議に、そしてイライラするのですが……

何故ミニバスの指導者は、怒鳴るのが当たり前になっているのか?

何故操り人形を操るように
ゲームでコントローラーを持つかのような

感じなんでしょうか。

ミニバスは、勝利至上主義がまかり通っています。
ミニバスは、

ほほえみ
フェアプレー

を掲げていますが、

笑顔はなく

ユニフォームを掴みまくる

現状は、こうです。

勝つ、負けるを大人である指導者、保護者が拘り、選手は置いていかれたまま。

ミニバスは、何がしたいのか?

大人の願望、欲望を叶える為に頑張っているのか?

私自身、娘に

プロになって欲しい

全国に行って欲しい

等と全く思っておらず、ただ純粋に

バスケって素晴らしいスポーツを楽しみ
バスケって素晴らしいスポーツを通じて出来た仲間が一生の友達になってくれたらいい

だけです。

支離滅裂な文になってしまい、申し訳ありません。

ただ、ミニバスの世界は歪んでいるように見えて仕方ありません…

 

娘は、純粋にバスケットボールってスポーツが好きなんです。

ミニバスの練習後、よく近くの体育館に私が誘われて二人で練習しています。

知り合いのミニバスの指導者と交流があり、その方から色々教えて頂き、二人で遊びながらやっています。

私自身の勝手な解釈かもしれませんが、

子供は、遊びながら、笑顔がある時が一番集中していると思っています。

遊びの中に、ちょっと難しい事を混ぜながらやる事が大事かな?と思っています。

ちょっと難しい事が出来た瞬間の、笑顔、ドヤ顔が堪らなく嬉しいですね。

何故、指導者って生き物はこう思えないのか?
指導者を始めた時は、こうじゃなかったのか?
いつから、勝利至上主義になったのか?

私の地域では、通学している学校にチームがあれば、他のチームに行けないという馬鹿みたいなルールがあります。
バスケが好きで好きで堪らないのに、チーム内のいじめであったり、指導者と合わなかったとしてもです。

実につまらないルールです。

私自身は、選手が辞めるとなった場合、バスケットボールってスポーツが悪くないと思います。
悪いのは、選手の環境だと。

私は、プロになる、有名になる、全国に出るなんてどうでもいいです。

大切なのは、彼女が歳をとり、大人になり、その時も生涯スポーツとしてバスケットボールを楽しみ、それこそ自分の大好きなバスケを子供に教えたいと思って貰えたら最高だと思っています。

ミニバスの指導者は、どこか歪んでいるように見えて仕方ありません。

ちなみに、

なんで練習の後に、まだやりたいん?

って聞いたら、

怒られたり、怒鳴られないし、バスケが好きだから。

と。

何か悲しいですね。

私は娘と出来て楽しいのですが(笑)

娘もレギュラーとして頑張ってますが、基本なんて教えて貰ってません。

他の俗にいう、クラブチームに教えて貰いました。

まあ、ミニバスは試合経験だけを得に行ってる感じです。

=======ここまで=======

 

 

(昨日)

=======ここから=======

こんばんは。

もうすぐミニバスって期間が終わります。

色々なチームの指導者様とも今まで色々なお話をさせて頂きました。

何故そんなに怒鳴るのか?

と聞いたら、

勝たせてあげたい。

が一番にくるんですよね。

で、色々なチームの保護者様と話したら、

バスケを楽しくやりたいのに、怒鳴られるからやる気がなくなるみたい。

と聞きました。

指導者には、指導者の想い。

選手には、選手の想い。

が、あり上手く噛み合ってないように思います。

上手くは言えませんが、

ふざけるのは、いけません。

ただ、バスケを楽しみ、本気でやれればいいだけだと思います。

私自身は、

我慢して我慢して

必死に練習して

その結果、

プロになったり

有名になったり

するよりも、

20歳、30歳になった時に、

自分の好きな

楽しい

素晴らしい

スポーツである、バスケットボールってスポーツを

小学生に

中学生に

高校生に

教えたい、伝えたいと思うような教え子を育てて貰えたらと思っています。

なかなかそうならないのが、イライラします(笑)

=======ここまで=======

 

 

いくつかメッセージを繋げて紹介しました。

 

このような場はまだあるのは知っています。

そういう場を実際見ることはあるし、聞くこともあります。

 

 

このようなご意見をもらって、僕ができることは何かと言えば、

共感して「そういう指導者はバスケを教えるべきじゃないですよね。すぐミニバス辞めたらいいですよ」

ということでは決してありません。

 

それはできるけど、やるべきことじゃない。

 

そう思えるのは、

実際に、その現場を僕は見ていないから。

自分も一歩間違えたらそういう指導をしている可能性があるから。

その子にとって今の経験がきっと将来に活きるし、活かしてほしいから。

です。

 

 

人って最初はみんな赤ちゃんです。当然ですが。

 

赤ちゃんの状態から、どうやって今みたいにいろいろ考えたりできるようになるかといえば、

「教育」によって言葉を覚えて、「時間」によって歩けるようになって、天井しか見えなかった視野がどんどん広がっていきますよね。

 

だから、たとえ、

凄く怒鳴っている指導者がいたとしても、

僕はそれはその人が悪いとは思いません。

 

「その人が育った環境がたまたまそういう環境だったんだな」

という風に捉えます。

 

 

じゃあ、そんな環境を変えて、もっと良い環境を増やしたらいいのでは?

 

というのはその通りですね。

 

 

僕はそれを目指しているし、情報発信を続けていたら自然とそうなると思っています。

 

「バスケが楽しい」「指導が楽しい」っていう風に全ての場がなれば、どれほどバスケが面白くなることか。

人間関係で悩むこともない、試合中に誰かの目を気にしてびくびくする必要もない。

選手たちの成長を楽しく見守れて、一緒に学んで成長していける。

プレーしていても見ていても楽しい。

 

そういう環境になれば、

「このプレーこうした方が良いんじゃないかな?」

「こういう戦術があるから、こんどやってみよう!」

っていう風に、どんどんバスケが面白くなります。

 

 

指導者に怒られないようにプレーするとか、先輩後輩の仲が悪くてバスケに真剣に向き合えないとか、

そういうのは、ただただもったいないし、もっと「バスケットボール」の悩みを全てのチームは持つべきです。

 

バスケットボールに向き合う前に、

人間関係の問題でバスケどころじゃない

っていうチームは、本当にもったいないと思います。

 

 

早くその悩みを乗り越えて、もっとバスケットボールの悩みを楽しめる段階に進みましょうよ

というのが、この情報発信のメッセージでもあります。

 

 

でも、

 

だからといって、じゃあ、

「その指導者が悪いし、育った環境が悪いから仕方ないよねぇ」

とも思いません。

 

 

環境は変えられないし、過去も変えられない。

 

もし、そういう環境で育って、怒鳴る指導をしている指導者がいたとしたら、

いつかストレスをためずに楽しめる指導をするきっかけに出会ってほしいし、

そういう指導を受けている選手たちも、その経験を活かしてほしいなと思っています。

 

 

今回のメッセージをくれた方の娘さんは、

 

今はバスケを楽しめない環境にいるかもしれないけど、

でも、そのおかげでミニバス以外の場でバスケをするきっかけを知れているし、

 

僕がそうであるように、

今の指導を受けたことで、「自分が指導者になったらバスケの楽しさを教えよう」って思えるかもしれません。

そう思えた時、ずっと楽しさだけを知っている人と比べたら、言葉に含まれる情報量が変わるので影響力も変わります。

 

これがただ、

「ミニバスは嫌な時間だったから忘れよう」

と言って、バスケをしていくと、

ただ何かを否定するだけの視点になってしまいます。

 

そういう言葉にはトゲがあるので、

受け取る人は価値観が変わりやすいかもしれないけど、

本当の意味でその人のバスケ人生を浴しているとは言いにくいです。

 

 

これは指導者でも同じことで、

 

指導者も今怒鳴っていたとしても、

これから先、そういう指導をしなくてもバスケを知れて楽しさを再確認できたら、

怒鳴っていた自分を客観視できて、より良い指導の仕方を見つけられるはずです。

 

自分と同じように怒鳴っている人の気持ちもわかるので、

その分、怒鳴っている人を今度は自分が変える側になれるということです。

 

 

そうやって、選手も指導者も、

自分の過去を活かしていくことができたら、

「自分にしか語れない物語」が出来上がります。

 

「自分はこういう過去だったけど、その過去のおかげで今はこう思う」

という風に、自分の人生というフィルターを通して何かを伝えることができると、

それは自然と、「その人にしか語れない価値」になります。

 

 

ということができれば、

 

今が怒鳴っていても怒鳴られていても、

「良い悪い」は、その後の自分次第で変えられる

といえますよね。

 

 

その経験がなかったら語れないことだってあるはずです。

 

僕は高校時代に強豪の真似をして、厳しさばかりを求めて楽しむことを忘れていましたが、

その経験があるから、今、この発信ができているし、そこから紹介したメッセージを受け取れました。

 

あの経験がなかったら、

自分の過去を今に活かせていなかったら、

「ただのNBAブログ」か「ただ部活を否定しているだけのブログ」

になっていたかもしれません。

 

 

僕のブログはNBAのことを語っていたりしますが、

僕よりもNBAに詳しい人なんて数えきらないくらいいます。

僕よりもバスケが上手い人も実績がある人も星の数くらいいます。

 

 

でも、僕の過去は世界で僕にしか語れないことです。

 

だから、過去を活かすことができたら、

「ただのNBAブログ」に自分だけの色が加わるし、

「ただの部活を否定しているだけのブログ」に明るさが追加されます。

 

 

そうやって、今がどうであっても、過去がどうであっても、

それが「自分だけの視点を創ってくれている時間なんだ」と思えたら、

良いも悪いもないし、活かすも活かさないも全て自分次第だとわかります。

 

そして、活かしていけば今も過去もどうでもよくなります。

 

どうでもいいというのは諦めるとかじゃなくて、

どんな状況だとしても、すべてプラスに持っていけるということです。

 

 

 

そんな風に、メッセージを送ってくれた方も思ってほしいし、間違っても、

「怒鳴る指導者は排除すべきだ!」という団体みたいなのを作ってほしくはありません。

 

本当にまずい状況なら、

ミニバスを辞めて別でバスケをするとか、

そういう選択肢を取らなければいけないかもしれないけど、

 

ミニバスを卒業するまで続けたということは、何かしら意味があるはずです。

 

 

その経験をしていなかったら、進めない道があるはずで、

それが娘さんにとって「自分だけの価値」を創る視点になります。

 

バスケに関わる人が、

スポーツに関わる人が、

みんなそうなればいいなぁと思います。

 

そうあるべきですね、本来のスポーツは、

 

 

「一番自分らしくいれるのはいつか?」

という答えは、

「スポーツをしている時、スポーツを指導している時」

であるべきだと僕は思います。

 

スポーツをすれば、その人の人間性が出ます。

 

僕みたいに文字ばっかりで考えている人は、

プレーが硬くなるということはよくあることです(笑)

 

 

でも、それも個性だし、

本来のスポーツってそういうもので、

だからスポーツに価値があるなぁと思います。

 

 

たとえ、普段の生活でめちゃくちゃ頭が固くて視野が狭かったとしても、

バスケを通して学ぶ楽しさを知って頭が柔らかくなれば、普段の生活でも視野が広がります。

 

普段の生活から変えようとしたら、

生徒指導みたいな場所で説教を受けないといけないかもしれませんよね。

「もっと勉強しろ!」と怒鳴られるしかないかもしれないんです。

 

 

普通、そうやって言われてもピンと来ないし変われません。

 

 

でも、スポーツなら変われます。

 

だって、みんな上手くなりたいし勝ちたいから。

それにスポーツは楽しいから学べるし素直になれます。

 

だからみんなスポーツなら自分を変えられます。

 

生徒指導で説教を受けて変わる必要がある人もいるかもしれないけど、

スポーツを楽しんで、楽しむために学んだら、自然と頭は柔らかく視野は広がります。

 

 

だから、僕は自分の個性を出すためにも、

「スポーツ」の枠組みを広げるためにも、

バスケットボール以外の話も記事にしています。

 

バスケをしていたから知れたこと

を増やしていきたいと思っています。

 

それが結果として、バスケのプレーをするときに技術的に上手くなることにも繋がるし、プレーの余裕を生んだりもするし、

指導者として選手に何かを伝えるときに、より伝わりやすい形で話せるようになるし、相手のエネルギーを高めることに繋がります。

古武術を知って身体の使い方が変わったり、「物語」の視点を知ってチームを運営する方法が変わったりとかです。

 

 

そんな形で、自分の過去を活かして、

自分にしかできない発信をしていこうと思います。

 

それが自分ができることだし、

それしか自分には出来ないからです。

 

それが自分の価値を最大限発揮する方法だと思うからです。

 

それに、自分も楽しいから。

 

 

「チームのことを考えると、個人の欲がなくなってしまう」

ってことがあると思いますが、

「自分が楽しいと思うことをした結果、チームが良くなる」

っていう状況が最強だなぁと思います。

 

たぶん、究極的には、

「チーム」とか「個人」という枠組みをなくして、

どちらも一緒で、自分のためにやることがチームのためになる

っていう状況がチームスポーツの目指すところなのかなと思います。

 

自分がやりたいことをやった結果、チームが一番良くなる。

 

一見、自己中みたいに思えますが、

チームのことを考えた時期を踏まえたものなら、

それは自己中ではなくて、「チームのためになる欲」だと思います。

 

 

スラムダンクの山王戦で、

赤木が涙を流すシーンがありますが、

あの時、赤木は「ありがとよ」とみんなに言います。

 

 

「みんな、俺のために、チームのために、ありがとう」

 

という気持ちで赤木は言いました。

 

 

でも、それを聞いた桜木や三井たちは、

「バカヤロウ!!オレは自分のためにやってんだ!!!」

と一斉に口にします。

 

あれが究極のチームなんだろうなぁと思います。

 

周りの目を気にして遠慮することもなく、

ただ自己中に欲を出しているわけでもなく、

チームと個が統合されて境界線がなくなっている状態。

 

 

これは言葉で言うと、こんな感じになりますが、

こういう状態をチームは最終的に目指すべきなのだと思います。

 

そんなことをスラムダンクから教わります。

 

 

だから、この情報発信も、

面白いとか役に立ったと言ってもらえるから続けられているし、

ただ自分のために、楽しいから続けているという感覚もあります。

 

バスケをすることに意味なんてなくて、

意味があるとしたら、後付けなんだと思います。

 

 

ただ楽しいからやっている。

 

バスケをやる理由なんて、それだけでいい気がする今日この頃。

 

 

 

PS.

記事の最初の画像は実家のバスケゴール。バスケを最初始めた時、バスケをする意味とかバスケの楽しさが何かと考えてもいなかったなぁと思います。ただただ楽しかっただけで。あの頃、兄弟とバスケをしていた時間を思い出すと、初心に戻れるというか、なんというか「エネルギーの源泉」って感じですね。

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