「お辞儀(礼)」と聞くと、多くの人は「挨拶」や「形だけのマナー」だと思われるかもしれません。 

しかし、和導でお伝えしているお辞儀は、単なる礼儀作法ではありません。

たった5秒で自分の「心・意・体」を一つに統一し、本来持っている能力を100%引き出すための実践的な「身体技法」です。
※「心技体」という言葉がありますが、実はこの言葉の歴史は浅く、本来は「心意体」です。「意(意思・意志)」がとても重要。

これは決して精神世界に偏ったスピリチュアルな話ではありません。

体験ワークでは、適当な礼と、サムライたちがやっていた「正しい礼(正体礼法)」を比較し、実際に身体の出力がどう変わるかを”物理的に”検証するワークショップです。
口や言葉だけではなく、自分の身体で体感できるということです。

僕はこの「礼」が本来持っているチカラを、指導者・保護者・子どもたちが体験することがこれからの時代、とても重要だと考えています。

それはなぜか。

「現代の課題とメリット」についてお話しします。

 

なぜ今、「礼」が必要なのか?(AI時代と新たな指導の在り方)

かつてのスポーツ現場や教育現場では、怒鳴り声や恐怖で相手をコントロールする「支配的な指導」が当たり前のように存在していました。

しかし、暴力や暴言で人を動かす古い時代が終わったことは誰の目にも明らかです。今はそんな時代ではありません。恐怖による支配は「指示待ち人間」を生み出すだけです。

一方で、現代はスマホ一つで世界中のあらゆる知識や正解が手に入る「AI時代」です。
これからの時代、頭(思考)で覚える知識量で競うことには意味がありません。もう既に人間はAIに負けていると言えます。過去の膨大な情報を正しく整理して”最もらしい正解”を出すことに関しては。

大切なのは、情報に流されず、
「自分がどう在りたいか」「何のためにやるのか」
自分の内側から決める力が不可欠になります。

ここがなければ、人生の迷子になってしまいます。

(「人間として生まれた意味」を見失ってしまう人もこれから増えていってしまうと思います)


頭で考えすぎると行動にブレーキがかかります。

だからこそ、頭で考えるのではなく、
身体が本来持つ感性を開き、自分自身を「ゼロ(自然体)」に戻すことが大切です。

今の時代、リトリート(自然の中で無になること)やサウナ・ヨガが流行っているのは溢れる情報をゼロリセットしたいと思う人が増えているからです。
ただ、それらは毎日習慣にするのは簡単ではありません。多くの場合、「非日常」です。

それに対して、和導でお伝えしている「礼(サムライの礼)」は毎日の習慣にできる最も身近でシンプルな方法です。

 

子どもたち(スポーツ競技者)へのメリット

現代の子どもたちは、情報が多い分「間違えないように」「正解を探すように」と頭で考えすぎてしまう傾向があります。 その結果、試合のプレッシャーや「ミスをしたらどうしよう」という不安から、身体が固まって本来の力が出せなくなってしまいます。 また、外部から誰かが鼓舞したりしてモチベーションを上げないと自分で行動を起こせない子が多い、ということも指導者の方と関わる中でよく聞く話です。

「お辞儀のチカラ」ワークでは、正しい姿勢で礼をすることで、重心が安定し、脳波が集中状態(α波)へと切り替わることを身体で体感できます。

たった5秒の習慣を手に入れることで、子どもたちは身体の力みが抜けて、自然体になれます。 その身体の状態だから本来の力を100%発揮できるようになります(いわゆる「ゾーンに入った状態」だと脳波の研究で証明されています)。

 

指導者へのメリット

指導現場において、思い通りに動かない選手を見て、感情的に怒鳴ってしまった経験はないでしょうか。  

指導者が感情的になっているとき、どんなに正しい言葉(正論)を並べても、選手には「圧」や「恐怖」としてしか伝わりません。  和導では、「心を意識だけで整えることは不可能」と考えています。 イライラしたときに「落ち着け」と自分に言葉をかける前に、まずは”物理的に”身体を動かして、「お辞儀」をする。 その方が確実に心を落ち着かせることができます。

正しい礼(姿勢)を習慣化していると、心が落ち着くようになります。

選手からの”見られ方”も変わります。

よく自己啓発などで言われることですが、「相手を変える前にまずは自分が変わる。自分が変わることで、相手が変わる」というのは本当です。
自分の姿勢を「礼」によって整える習慣を身につけると、自然と関わる選手たちとの関係性が変わります。

そうすると、心に「間(余白)」が生まれます。

この余白ができることで、反射的に怒りをぶつけるのではなく、「なぜこの子はミスをしたのだろう?」と選手を冷静に観察し、適切な問いを投げかける「選択的な行動」ができるようになります。 指導者自身が整った「在り方」で接することで、選手との間に深い信頼関係が構築されていくのです。

 

保護者へのメリット

以前、保護者の皆さんにも「お辞儀のヒミツ」を体験していただいたところ、子育てにも通じるという感想をいただきました。

日々お忙しい中で、「子どもが言うことを聞かない」「つい感情的に叱ってしまう」という悩みは尽きないと思います。
でも、子どもの世界は「大人の世界の映し鏡」です。大人の焦りや不安、イライラは、言葉にしなくても子どもに伝わり、子どもの心を不安定にさせてしまいます。

「お辞儀のチカラ」は、大人が自分を取り戻すためのキッカケです。

子どもと向き合う前に、あるいは感情が乱れそうになったときに、姿勢に意識を向けるだけで変化を感じられるはずです。 大人の僕らがが自分を整え、ブレない軸と安心の空気をつくることで、子どもは安心して自分の成長に向かっていけます。

 

なぜ「お辞儀のチカラ」を広めるのか

「お辞儀のチカラ」体験ワークで行っているのは、単なる道徳教育ではありません。

自分の「身体」を通して、「心(感情)」と「意(目的・方向性)」を一つに繋ぎ合わせる(心意体の統一)という、”検証法”を元にした科学的かつ実践的な技法です。

相手をコントロールしようとするのではなく、まずは自分自身の姿勢を整え、お辞儀(礼)を通して自分の中にブレない軸を創る。

自分が整えば、自然と関わる相手が整い、チームや家庭の空気が変わっていきます。

これが僕が提案・提唱している、これからの時代に必要な「和導(共に在る)」という生き方の土台です。

 

 

今後、保護者向け・子ども向け・指導者向けの「お辞儀のチカラ体験会」を開催していきます。

【和導】は、これからの時代における全く新しい導き方。教育やスポーツだけではなく、あらゆる日常、すべての人間関係に活かせる学びとして、社会課題を解決できるように広めていきます。

投稿者 原田毅

大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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