【大和籠球】60点差で負けていたチームが…

こんばんは、原田です。

 

かなり久しぶりなのですが、

賢者バスケのメルマガを書いていきます!

 

今日は、ここ最近の学びを共有します。
 

賢者バスケコミュニティを始めたのが

2017年の10月だったので

 

今年で、なんと7年目になります。

 

 

本当にあっという間ですね。
 

この7年間で人生は大きく変わりました。

 

この賢者バスケを始めてから、

プリンストンを知ってから、

 

いや、もっとわかりやすく言えば

 

・バックカットを学んでから人生が大きく変わった

 

と感じます。

 

  
関わる人の数も
バスケをする目的も
情報発信の内容も幅も

人生が変わりました。
 
 

僕は賢者バスケを始めた時から常々言っていたことがあります。

 

 

それは

「今は情報がたくさんある。
調べようと思えば世界中の情報にアクセスできる。
とても便利な時代だけど、何が正解か分からなくなっている。

そんな時代だからこそ、

一つのことを徹底的に深めることが大切。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

野球のイチローの言葉が
他のスポーツ選手にもビジネスマンにも響くように

一つのことを徹底的に深めたら全てに通じる本質が見つかる。

だから、

「バックカット」という
誰でもできるシンプルなことを
誰もやらないくらい深め続けたら

バスケットボールの本質に辿り着くはず。

もっとバスケットボールが面白くなるはず。」

 

・・・と。
 

 

その想いのまま、7年間経ったわけです。

 

  
この7年間で何が起きたのか?

 

それはもう一言では言えないのですが、
頑張って一言でいうと(笑)、

 

「バックカットで多くの人の人生が変わっている」

 

という事。

 

僕だけではない、という事です。
 
 


僕は今、

・指導者オンラインコミュニティ「大和籠球」
・チームに対する直接指導「勉強会」

を行っています。

 

指導者コミュニティには
全国の指導者が集まっていて、
中には全国のトップレベルのチームに所属する
コーチもいるし、地区の優勝を目指しているコーチもいます。

 

U12でバックカットを取り入れているコーチもいます。

 

このコミュニティで目指しているのは、
Priceton Offenseを元にしたバスケのモデルを創り、
「賢者は強者に優る」を体現していくことです。
 

 

Princeton Offenseは、当時のプリンストン大学の選手とPete Carrilさんが創ったもの。

 

それと同じことは僕らには出来ません。
そこを目指すべきでもありません。
 

でも、その中にあるコンセプト、

バックカットやスクリーンプレー、
プレーとプレーの繋がり、強者への戦略、

など素晴らしいものがあります。

 

そういったPete Carrilさんの信念を元に、
「Princeton Offenseを活用して賢者は強者に優るを目指す」
というのが大和籠球のテーマです。

 

なので、コミュニティに参加している指導者の中には、
Princeton Offenseという所謂「Chin」とかは採用していないけど、
バックカットを一つの武器にしたバスケを創っている方もいます。

 

ドライブの合わせを徹底的に練習しているコーチもいます。
(それも結果的にバックカットが増えます)

様々です。
 
 

 

 

それで、今日は一つ、

そのコミュニティ内で
とても素晴らしい成果を出されたチームがあって、
ぜひ皆さんにシェアしたいと思ってメールを書いています。

 

今日から1週間、このチームと大和籠球についてのメールを書いていこうと思います。

 

解説動画など、具体的な動画も共有します。 
 

 

そのチームは、

とある県のベスト8~16のチーム(女子)で
大和籠球を実践して2年目です。
※県内に300校以上の学校がある中でのベスト8~16です

 

今まさに

「賢者は強者に優る」を体現する過程の中にいます。
 

 

間違いなく、チームとして成長していて、
バックカットがチームの代名詞になっていて、

地区大会では常にバックカットを警戒されています。

 

でも、止められないのです。

 

相手のコーチはベンチから
「バックカット!バックカット!!」
と選手たちに声をかけ続けているのですが、

試合終盤もきれいにバックカットを成功させるのです。

 

それには、相手のコーチも
がっくりきている表情でした。

 

でも、選手を責めることもできない。

 

なぜなら、
勝つためにプレッシャーをかける必要もあり、
選手が”頑張ってディフェンスをしているから”バックカットをやられているからです。

 

やられた選手も指導者も、

なんとも複雑な気持ちになるのが

 

バックカットです。
 

 

 

で、

そのチームの何が大きく成長したのか。

 

それは、同じ地区にいる
所謂「強者」と呼べるような強いチームに対して、

今まであった大きな差を埋めることができたことです。
 

半年前は、その強者と対戦して60点差で負けています。

でも、この前の試合では前半同点だったのです。

 

 
 

後半も粘ったのですが、
3ピリ、4ピリで10点ずつ点差が開き、
最終スコアは20点差で敗退となってしまったのですが、

明らかにチームが成長していました。
 

 

誰が何と言おうと、
「強者」に対して対等に戦えるくらい
この半年で成長していたのです。

相手がメンバーを落としたとかではありません。

メンバーは変わらず、
むしろ、3年生もいて強いまま。

 

それなのに、なぜ60点差が20点差になったのか。
 

 

あ、これに対して

「いや、20点離れてるんだから善戦でも何でもないでしょ」
「点差が縮んだだけで『賢者は強者に優る』とは言えなくない?」

という声があるかもしれませんが、

もちろん、僕も指導者も選手も
それで満足しているわけではありません。

結果が全てともいえるスポーツの世界において、
勝ち切れないという事は、まだまだ改善の余地があるし、
「賢者は強者に優る」というのが簡単ではないこともよく分かります。

 
 

ただ、間違いなく、

このチームの戦い方と成長は、
多くのチームに勇気を与えるものであるし、

・日本のバスケットボールのレベルを引き上げてくれる

と僕は思います。

 
 

それくらい素晴らしい「戦い方」でした。

なぜ、そこまで「日本」とか
大きな言葉を使って言えるのか?というと、

 

このチームがやっていることは

・誰でも出来ることを徹底的にやっただけ

だからです。
 

 

具体的にそのチームは何が変わったのか?

 

それは

・ボール運びでのミスが減った
~~~~~~~~~~~~~~

という事です。

 

 

ここが最も大きな変化でした。

 

 

それに加えて、

・オールコートプレスで相手のTOを誘発して
・バックカットで相手のプレッシャーをいなした

という素晴らしい試合でした。

 

僕は普段、バックカットばかり発信しています。
 

「プリンストンの人」
っていう認識だと思うのですが、
実際は、プリンストン以外も指導しています。

 

チームに対する直接指導をすると、
・ドリブル
・ピボット
・パス
・シール
・アイコンタクト
・ボール運び
・ディフェンスの立ち位置

といった「基礎」を指導することが多いです。

 

Princeton Offenseの「形」を指導することもありますが、
それはあくまで「プレッシャーをリリースできた後」に行うものなので、

 

現場で選手の様子を見て、

試合映像を見て、指導者と話し合って、

チームに一番必要な視点を優先的に伝えています。

 

 

・ボール運び

って、強者に勝つために
最も重要なところなのですが、

多くのチームは、この壁を乗り越えられていません。
 

 

ここでいう「強者」とは、自分達よりも強いチーム、です。

 

なので、

今、地区大会で優勝を目指しているチームも、
全国大会出場を目指しているチームも、
全国大会ベスト8を目指しているチームも、
日本一を目指しているチームも、

自分達にとっての強者が存在するはずです。
 

「大和籠球」というバスケットボールのモデルは、

「賢者は強者に優る」を体現するためのものなので、
全てのチームにとって参考になるような視点を深めています。
 
 

 

 

大和籠球の活動を始めてから2年経とうとしています。

 

この間、

とにかく「現場」に寄り添って、
指導者とZoomをしたり、試合映像を一緒に見たり、
勉強会で直接、学生に対して指導をしたりしてきました。

 

その結果、ようやく、

一つの「型」として
・ボール運びを安全に行う方法
が体系化されつつあります。

 

もちろん、そこにあるのは
単なる「方法論」だけではありません。

 

練習に対する取り組み方、
チームの信頼関係を築くために必要なこと、
オフェンスのコンセプト、ドリブルに対する考え方など、

 

様々なことが含まれています。

 

 

明日は、このボール運びの解説動画を共有したいと思います。
 
 

 

 

今、このような形で
日々、現場の指導者と関わりながら
「大和籠球」というバスケットボールのモデル
を創っています。
 

まだまだ途中ですが、

・文字+動画+画像

で体系定期にまとめています。

 

・指導者スキル
・シュート、パス、ドリブルの指導法
・Princeton Offenseの解説と導入方法
・U12~U15にお勧めのオフェンスシステム
・1対1のディフェンス(誘導)の身に付け方

…などなど

 

世の中にまだないバスケットボールの教科書を、全国に広めていきたい。

そうすることで、
「賢者は強者に優る」を体現するチームが増え、
バスケットボールをより楽しめる選手と指導者を増やし、
バスケットボールを通して人生をより面白いものにする人が増えてほしい。

 

もっと、日本のバスケットボールがレベルアップしてほしい。

 

もっと、日本のバスケットボールが世界に通じるものになってほしい。

 

欲を言えば、
日本代表にも「バックカット」が伝わって、
もっと世界を驚かせてほしい。

 

 

そんな想いで、今、このメルマガを書いています。
 
 

 

それでは、ちょっと長くなってきたので、この辺で!

 

久々のメルマガになりました。

 

またメールします!


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