こんばんは。
昨日今日と、素晴らしいバスケの試合を何試合も見てきました。
NBAファイナル第5戦も、
ネットで見たプロの試合も、
実際に自分の目で見た学生の試合も、
どれも本当に素晴らしかった。
「バスケって、やっぱりチームスポーツだなぁ」
と改めて思わされた二日間でした。
学生たちの試合では、
それぞれのチームが、それぞれのカラーを出していて、
この状況の中、試合ができていることが何よりも有難いことで、
選手たちは気持ちよくプレーできていて良かったなぁと思います。
そして、ネットで見た試合もすごかった。
ネットからでも、会場の熱気とか、
チームの盛り上がりを感じられたし、
その試合自体が、僕が今まで見てきた学生のバスケで、
もっとも感動する試合の一つでした。
自分の身近な人が関わっている試合だからこそ、感じるものがあったし、
両チームのレベルの高さに、ただただ拍手を送りたい気持ちです。
これまで数年かけて積み上げてきたものがコートに表れていました。
goodディフェンス、
そのさらに上を行くbetterオフェンス
ってやつでした。
本当に凄かった。
「まじでやばい試合だ」
としかいえないものでした。
「バスケットボールは確実に進化している」
そう、確信できる試合でした。
僕はこういう発信をしているので、
特定のチームを凄く応援しているとか、
それこそ、たまーーに聞く、
「あのチームのバスケは・・・・」みたいな、
そういう他のチームを否定的に見ることもないです。
どのチームも、それぞれの想いが詰まっていて素晴らしいですよね。
昔は、ベンチから選手に指示を出すことは悪い意味で「選手をコントロールしている」と捉えていた部分があって、
安西先生のように選手を信頼して大声を出さないことが正義だと思っていました。
でも、それは違いました。
選手たちのことを本気で思っていて、
本当に勝ちたいと思う指導者は、本気で試合中に声を出しているし、
きっと、練習中から、その熱量で選手にアドバイスをしているはずです。
実際、そういった声のおかげで、
選手たちのプレーは変わっていますし、
勝ちに繋がり、選手たちもハッピーになります。
「6人目の選手としてコーチもコート上で戦う」
そういったコーチングスタイルだって、
最高ですよね。
選手からしたら、そんなコーチがいることはとても頼もしいはずです。
ただ、もちろん、
「指導者の顔色を伺いながらミスを怖がってプレーする」とか、
「指導者が選手の意見を全く聞かず、選手は指導者が言った通りにしか動けない」とか、
「選手たちが、『早く引退したい』とか『バスケが楽しくない』と思いながらバスケをしている」とかは、
改善していく必要があると思います。
ただ、それも、
それを倒すためにバスケをするのも、発信をするのも違って、
ただ、より面白いバスケを
いろいろな人の意見を取り入れながら深めていれば、
自然と、面白いバスケが広がっていくんだろうなと今は思っています。
この二日間も、いろんなバスケを見て、
「なるほどなぁ」「ああいうバスケもいいなぁ」
と何度も思ったし、良い部分を集めていきたいですね。
「楽しい」
「上手くなれる」
「勝てる」
この3つが合わさるバスケが理想だと思うし、
それを賢者籠球のコミュニティでは目指しています。
理想論ではありますけど、
言葉にしたら、選手たちはみんな、
指導者たちも、そこを目指しているはず。
目指したいと思っているんじゃないかなと思います。
もちろん、「楽しい」っていうのは、
ただふざける楽しでもないし、
ただ、楽しいだけで「勝てる」わけでもなく、
走る練習とか、厳しい練習とか、そういうのも必要です。
ただ、それらを含めて、
「楽しい」「上手くなれる」「勝てる」
が合わさったら最高ですよね。
それは理想論だから、なかなか達成できないけど、
だからこそ、目指していく価値があるんじゃないかなぁと。
で、「勝てる」ということについて。
この二日間で、たくさんの試合を見ました。
プロのチーム、NBAのチームも含めたら、
ほんとうに様々なレベルの試合を僕は見ています。
そのどれも、
「いいバスケだなぁ」と思って見ているし、
できるだけ、そのチームを自分事にして見ています。
自分事にして、というのは、
そのチームの一員になった気持ちでというか、
ただ単に、観客として見るだけじゃなくて応援する感じで見るというか。
だからこそ、
そういう様々なレベルのチームを見ていると、
それぞれのチームにとって「勝ちたい相手」というのがいて、
どのレベルだとしても、勝つことには価値があるなと思いました。
全てのチームが日本一にはなれないけど、
決して強くないチームでも、
チームとして成長していくことが大事で、
小さな大会でも、1勝することに価値があって、
どのカテゴリーでも、レベルでも、それは変わらないなと。
大事なのは、
そのチームが置かれた環境で、
できる限りの成長をして、一つでも多く勝つこと。
1試合でも多く試合をすること。
練習環境、選手の人数、指導者が関われる時間、選手の特徴など、
どのチームもそれぞれの事情があるけど、
その環境の中で、
毎日少しでも成長して、
自分たちが「勝ちたい」と思う相手に勝つこと、
勝ちを求めてチームとしてのバスケを積み上げていくことが大事で、
強い弱いというのはあるけど、
成長していくことが何よりも価値だなぁと。
なんか、こういうことを言うとキレイゴトって言われるかもしれませんが、
この2日間で、
いろいろなカテゴリーの、
いろいろなチームを見て思いました。
僕が尊敬するプロのコーチが一人いるのですが、
その方の合言葉は、
「日々成長」
というものです。
日本一のチームを目指しているけど、
目標は、毎日、少しでも成長すること。
僕が3年間、賢者籠球コミュニティでやってきたことは、
Pete Carrilさんの信念、
「賢者は強者に優る」
というバスケを深めることでした。
強者って、誰のことなのか?
日本一のチームなのか、
それとも、自分の地区で1番のチームなのか、
それとも・・・
皆さんにとっての「強者」って誰ですか?
どのチームですか?
・・・
今、思い浮かんだチーム
きっと、それが答えですよね。
賢者籠球で深めているバスケは、
「日本一になるバスケ」でもないし、
僕にはそんな実績も実力もありません。
ただ、目指しているのは、
「楽しく、上手くなれて、強者に勝てるバスケ」
です。
それが、
地区大会の1回戦で勝てるようになるバスケなのか、
県大会でベスト4に入れるようになるバスケなのか、
それとも、日本一のチームになるバスケなのか、
それは分かりませんが、
それぞれのカテゴリー、
それぞれの立場や状況の中で、
チームとして”日々成長”して、
自分たちよりも強いチームに勝てるバスケ
というものを深めていきたいなぁという気持ちです。
当然、こんなことを言っている僕は、まだまだです。
でも、僕は僕で、
僕にとっての「強者」がいます。
だから、僕も皆さんと一緒に「日々成長」していきたいなと思います。
長くなりましたが、
とにかく、この2日間は、とてもいい経験ができました!
それぞれの選手、コーチ、チームの環境の中で、
「日々進化」を目標にバスケを深めていきましょう。
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