コービーが亡くなる前日(2020年1月26日)

ようやく、書こうと文字を打ち始められました。

 

一生忘れもしない、

2020年1月27日。

 

僕は、その日、

朝早く起きたんです。

6時前ですかね。

 

アラームは6時にセットしたけど、

なぜか、その日はたまたま5分前に目が覚めたんです。

 

「何時かな?」とスマホを見たら、

早朝からLINEにメッセージが送られてきました。

 

いつも連絡を取り合っている、

慎さん(武学籠球)と鶴(賢者籠球)のライングループからの通知で、

メッセージを見ると、目を疑いました。

 

 

AM5:08

慎さん

「コービーがヘリコプターの墜落事故で今日亡くなったらしい。」

 

AM5:40

「いま見ましたニュース。
ご冥福を祈るしかない。」

 

AM5:55

「そうやね。
志のもと今できる精一杯をやっていこう。」

 

AM6:00

「ですね。」

 

 

誰もが、このニュースを見た時のことを一生忘れられないはず。

 

全世界の誰もが、

と言っても言い過ぎではない

と思えるくらい、誰もが

「信じられない」「嘘でしょ?」

と思ったはずです。

 

 

僕は返す言葉がなく、

 

AM6:04

「え、、、」

 

とだけ文字を打ち、送信ボタンを押しました。

 

 

それから僕は、ひたすら情報を漁りました。

 

当然、Twitter上は、そのニュースで持ち切り。

朝起きてから布団の中で、スマホを見続けました。

 

気付いたら、20分が経っていて、

信じられないけれど、どうやら本当らしい

ということがわかったものの、

当然、信じられないし信じたくない気持ちばかりが出てきて、

自然と、涙も出てきました。

 

人生で初めて、ニュースを見て泣きました。

 

話したことも、会ったことも、生で見たこともない

遠く離れた海外にいる、一方的に自分が知っている人に対して

涙が止まらなかったのは、この時が初めてでした。

 

 

そうこうしているうちに、

気づいたら6時半を過ぎていた。

 

僕は何が起きても、

「全てに意味があって、これも後から振り返ったら

何かを良くするためのきっかけになっているはずだ」

と思うようにしています。

 

でも、こればっかりは無理でした。

 

でも、このままだと、ずっと布団の中にいてしまう。

コービーなら、何が起きても前に進んでいるはず・・・。

それに、昨日、自分は”ある決断”をしたじゃないか。

 

このままだと何も変わらないぞ。

 

 

そう思って、

コービーの情報を見ないようにして、

僕はそのまま体育館に向かいました。

 

 

 

・・・

 

コービーが亡くなる前日、

 

2020年1月26日、僕は慎さんと久しぶりに会って、

お茶をしながら色々な話をしていました。

 

慎さんがたまたま僕が住んでいるところに来ると言ったので、

話をして、相談に乗ってもらっていたんです。

 

僕はこういう発信をしているのですが、

よく人生について悩んだり考えたりすることがあって、

自分の方向性を改めて考え直したいと思っていました。

 

 

そして、その日、

僕は人生の方向性を決めました。

 

改めて今現時点での、という意味で。

 

 

慎さんは、コービーが亡くなった日、

「そうやね。
志のもと今できる精一杯をやっていこう。」

と鶴と会話をしていましたが、

 

まさに、僕はそれを前日に決めていました。

 

だから、布団の中でスマホを見るのはやめて、

とにかく、自分のやるべきことをやろうと思ったんです。

 

それが何かというと、

「プロバスケ選手を目指す」

ということです。

 

今の自分が最も情熱をもって取り組めること

情報発信でも指導でも、中心になっているのは、プレーすることだ。

 

そのことを通して、自分がネットで発信してきたことを

自分が体現して、指導で伝えたいことを広げていこう、と。

 

年齢とか、なれるかどうかとか、

そういうわからないことは置いておいて、

とにかく、

「今、自分が最も情熱を持てて、

それが誰かのためになることは何か?」

と考えた時に出てきた答えがそれでした。

 

考えたというよりも、身体がそうだといっていたので、

自分でも、「あ、そうなんだ」と気づいた感じです。

 

もちろん、指導も、情報発信も、

今の自分ができることをやっていこうと思うし、

これから先も、情報発信を続けていくのは変わりません。

 

 

・・・

 

そして、朝練から帰ってきてから、

すぐスマホを取って情報を漁りました。

 

 

やっぱり本当らしい・・・

 

そうだと思っていても、

嘘だとしか思えないそうであってほしい

そう思ってはいたけど、著名人たちのツイートを見て、

ああ本当なんだな…と徐々に、実感しました。

 

もっとやりたいことがあったはずなのに・・・。

娘さんの練習に行く途中だったなんて・・・。

墜落するとき、怖かっただろうなぁ・・・。

コービーの奥さん、娘さんたち・・・

 

そう思うと、ほんと、涙が止まりませんでした。

 

 

そして、同時に、こう思いました。

 

「一人の死で、これだけ多くの人が悲しむなんて。

戦争とか、喧嘩とか、そんなことやってる場合じゃない。」

 

 

直感的に、そう思いました。

 

僕は普段から戦争や世界平和みたいなことを考えているわけではありません。

ただ、不平不満を言ったり、言い争いとか、そういうのがなくなったらいいのになとはよく思います。

 

「ああ、この人も、もっと機嫌が良くなればいいなぁ。

この時間、もったいないなぁ。もっと楽しいことしたらいいのになぁ。」

と思うことはよくあります。

 

だから、僕はそういう人と関わるときは、

話題を変えたり、なんでもいいんですけど、

ちょっとでも機嫌が良くなって楽しくなってほしいなと思って接します。

 

そういうことはいつもしてますが、

この時、涙を流しながら思ったのは、

もっと大きなものでした。

 

普段思っていることも含まれる、もっと大きな何か。

 

それだけ、Kobe Bryantというバスケットボール選手が

世界に、もはや人類に、そして僕に大きな影響を与えている証拠なんだと今なら思えます。

 

 

コービーが亡くなる前日、

慎さんともそういう話をしていました。

 

バスケは、みんな好きでやってるのに、

心からバスケを楽しめない人がいたり、

指導者が選手の可能性を制限してしまったり、

「あいつはおれの知識をパクった」と大人同時の喧嘩があったり、

そんなことしてる場合じゃないよねと。

 

僕らは、あまりこういう話はしません。

 

「今でも面白いバスケを、もっと面白くしていくだけだな!」

と、いつも思っています。

 

でも、たまたま、

その日は、慎さんとちょっとだけ

そういう話になりました。

 

涙を流しながら、そのことを思い出し、

コービーがどれだけ影響力があったのかを

次々と更新されるツイートを見ながら思いました。

 

あの日、ずっと僕はスマホを見ていました。

 

 

慎さんは、LINEグループで、

「人の死に差はないけれども、多くの人に影響を与える人の死はいろいろと考えさせられるな。」

と言っていました(AM9:40)が、本当にその通り。

 

僕も、人の死に差がないと思っているけど、

これだけ影響力を与えられる人の死は考えさせられます。

 

本当に素晴らしい人生だなと。

 

僕みたいに、

日本っていう遠く離れたところで

バスケをしていたっていうだけの小僧でも、

コービーのプレーを何度も見て真似をしていたし、

決して、若い時のコービーは好きではなくて、むしろ、「自己中なエース」だと思っていたから

嫌いだったのに、涙が止まらないという。

 

全世界で、どれだけの人に影響を与えたかわかりませんよね。

 

 

鶴は、コービーが愛読していたという

『アルケミスト』という小説を指導している大学生たち

卒業する四年生全員にプレゼントすると、その日のうちに決めました。

(この本はメルマガの読者の方から紹介してもらって僕も読みました。)

 

そうやって、コービーから受けた影響は、

これから先も、人から人へ、伝わっていくんでしょうね。

 

 

そして、コービーの死をきっかけに、

僕は改めて、

「自分の人生を、どう生きるか?」

というのを考え直しました。

 

多くの人にとって、コービーの死は、

人生とは何かを考えるきっかけになったはず。

 

普段、

「人生とは何かなんて、そんな重たい話考えてもしゃーないっしょ!笑」

って思っていた人も、きっと何かを感じたはずです。

 

僕のバスケ友達では、そういう人がいました。

 

良い意味で軽い人だとしても、

Kobeのファンじゃなかったとしても、

きっと何かを感じたはずです。

 

僕の友達は、例外なく、

バスケットボールに情熱を持っていた人、

Kobe Bryantを見て育ったという人らは、

みんな、「泣いた」と言っていました。

 

今、僕もこうして記事を書きながら涙が出そうです。

 

 

人の死に差はない。

 

本当にその通りだなと思います。

僕ら今、こうしている間にも、

世界のどこかでは死と向き合っている人がいて、

見ようとしないと見えない数多くの死があります。

 

スティーブ ジョブズは有名なスピーチで、

「死は生命にとって唯一にして最高の発明だ。」

という言葉を残しました。

 

コービーの死によって、多くのものが失われましたが、

2020年1月27日がコービーの命日でなければ生まれなかったもの

も、きっとあるはずです。

 

これは、あれから3ヶ月経った今だからこそ、文字にできることであって、

それまでは僕の中では記事になんてできませんでした。

 

でも、今、

このタイミングだからこそ

書ける記事、出てくる言葉があり、

それはきっと、僕の中で2020年1月27日が

今に繋がっているという実感が、ほんの少しでもある

ということなんじゃないかなと思います。

 

僕は、バスケばかりしているので、

「どんだけバスケ好きなんだよ(笑)」

「他の趣味とかないの?」

と言われることがあります。

 

他の趣味もたぶんあるし、本を読んだり映画を観たりも好きだし、

料理したり、個人経営の居酒屋に行くのも、漫画も好きなんですけど、

 

でも、確かに、バスケばっかりやってます。

 

だから、たまに、

「ああ、こんなバスケばっかりでいいのかなぁ」

って思うときもあるし、

バスケしかないと言われると、

嫌だなぁって思ったりすることもあります。

 

それで悩むというか、バスケに対して本気で向き合わないようにしていた時期もありました。

 

でも、コービーみたいに、

バスケットボールに情熱を注いで、

「極める」ってくらい夢中になったら、

バスケットボールをしている人にはもちろん、

そうじゃない人にも影響を与えるような、

そんな人生になるんだろうなと思います。

 

 

僕はコービーの言葉で印象に残っているのはこれです。

“The most important thing is to try and inspire people so that they can be great at whatever they want to do.”

 

 

人にどんな影響を与えられるか。

 

生きた時間の長さじゃなくて、

生きた時間の濃さは、これで決まるんだと思います。

 

 

2020年1月27日がコービーの命日だからこそ、生まれたもの。

 

それをつくっていくのが

コービーのプレーを見て育って、

コービーから影響を受けた僕らがやっていくことで、

僕も、その一つになりたいなと思います。

 

コービーが亡くなる前日の話も、

たまたま目が覚めてLINEが来たのも、

偶然すぎるので、「ほんとかよ」って自分でも思うほどですが、

コービーの記事で嘘なんて書けるわけもなく、

 

こういう、

「今、このタイミングでしか書けないもの」

っていうのは、

スラスラとパソコンを打つ手が動くものですね。

 

自分でも何を書くか決めていませんでしたが、

手に任せたら、自然と文章が出てきたという感じです。

 

こういう時は、

「今、このタイミングですべきこと」

だと、勝手に捉えるようにしています。

 

こういうのを体験することが

情報発信を始めてから何度もありますが、

こういうのは、あらかじめ、そうすべきというのが決まっていたかのような、

そんな不思議な感覚で、理由とかわかりませんが、

 

とりあえず、その流れに乗っかるようにしています。

 

 

そんな流れが、

2020年1月27日から始まり、

今に繋がっていると思いながら。

 

コービー、ありがとう。

 

 

ようやく、書けました。

 

今まで書こう書こうと思っていたけど、

無理やり書かなくて良かったなと今思います。

 

 

次のきっかけを逃さないように。

 

(続)

 

 

PS.

3ヶ月経って、ようやく、コービーのことを書けました。去年の3月、『コービーが愛読していた小説を深めよう』っていう企画をやっていました。コービーが亡くなってから、あの小説についてふと思い浮かべることがあったけれど、それを書くにも書けない状況で企画なんてことを考えることもできませんでしたが、今、ようやく自分の中で落ち着いて記事を書くことができたので、コービーが影響を受けた小説(コービーはレブロンに読むように勧めてもいました)『アルケミスト』をみんなで読んで感想をシェアしていく読書会みたいなことをやれたらなと今ぼんやりと考えています。オンラインで。どうするかわかりませんが、興味のある方は以下のメルマガに登録しておいてください。詳細は後日、メルマガでお伝えします。

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