こんばんは、原田です。
僕は日中は食品系の会社で働きながら夜や休日にバスケをプレーして、
「自分史上最高」を目指しながら日々より良い動きがないかを探しています。
シュートフォームを見直したり、
ドリブルを柔らかくつけるようにしてみたり、
DFの時に、より力みの無い姿勢を探したり、
シュートやDFの時の目線を変えたり、・・・というように、
とにかく常に「変化」を求めて試行錯誤する毎日です。
なかなかその変化が成果に繋がるまでには時間がかかるのですが、
そのもやもやしている時間がいつか繋がると思うと楽しめます。笑
上手いかどうかは、環境によって変わるので、
そこに囚われること無く、自分の技術力を高めて、
どんな場所でも自分を出していけるように修行をしています。
もはや、修行です。
練習と言うよりも、修行。笑
…と、そんなある時、
僕が体育館でいつも通りバスケをしていて、
シュートとか動きをスマホで録画していた時のこと。
バスケ友だちが、こう言いました。
「お前は何を目指してるんだ?笑」
…その友だちの目には、僕の姿がかなり不思議だったみたいです。
要するに、言いたかったことは、
「プロ目指してるのか?何を目指して、そんなに研究してるんだ?」
ということだったと思います。
笑いながら聞いてきました。
馬鹿にしているという笑い方では決してなく、
純粋に不思議で、友だちからしたら理解できなかったみたいです。
そうですよね。
わかりますよ、その気持ち。笑
僕も、こんな発信をしているのですが、
「なんで、バスケやってるんだろう?何を目指してるんだろう?」
と思う時はたまにありますから。
「学生を終えたら本気でバスケをすることがなくなる。」
そんな空気が大人の間にはあるように思っていました。
だから、僕はそれが嫌いでプロの道を目指し、
実際に、プロに入るための試験を受けたり、
プロを目指している集団の中に入ったり、
そして、運よくプロチームの練習に混ぜてもらったこともあります。
本当に貴重な経験で、外国に来たような感覚でした。
(実際に、アメリカ人は数人いました。プレーは全く通用しませんでした。)
スポーツって、そういうところありますよね。
やってもやらなくても、どっちでも良い。
学生の時は、「部活動」があるから半強制的にバスケをします。
もちろん、進んで楽しみながらやっていたから、
強制的という言葉は好きではないけれど、
大人と比べたら、明らかに強制力があります。
だから、走れる、だから休まずに頑張れる。
そんなところが学生にはあります。
でも、大人はどうでしょうか。
やってもやらなくても、どっちでも良いですよね。
無理して身体動かさなくても良いし、
無理して体育館に向かわなくても良いし、
無理して勝ちを目指さなくても良いし。
無理して何かを変えなくても良いのです。
誰にも強制されないから。
ただ
、僕はそんな状況になるからこそ、
そんな状況にこそ、本当のスポーツの価値が現われると思っています。
負けて悔しいならやるし、勝って楽しいならやる。
変化させて上手くなるのが楽しいなら、
変化させて昨日よりも上手くなることを目指す。
プロを目指していないからバスケを高めないんじゃなくて、
自分の身体がスポーツを楽しみたいと言っているから高める。
ただ、それだけの話ですね。
こういうことをいうと、哲学的とか言われそうですけど(笑)、
大人になればわかります、必ず一度はそう思う時が来るのです。
学生の時に指導者にやらされていた人は、
スポーツの本当の楽しさをおそらく知れていません。
勝ちを目指す楽しさを強制されてしまっていたら、
自らの身体を変えて、技術力を高める楽しさを知れません。
結局は、「知っているか、どうか」だけ。
もし学生の時に、その楽しさを知れていなかったら、
今から知って、今から身体を変える楽しさを知れば良いだけの話。
スポーツの価値は、部活動だけで発揮されるものじゃなくて、
大人になってからも、ずーーっと発揮されるもので、
日常を、人生を豊かにしてくれるものだと思っています。
(これまた哲学的とか言われそう)
39歳、田中さんの物語。
最近、39歳でバスケを再開した人がいます、僕の身近に。
8年ぶりにバスケを再開。
子供さんがバスケを始めたから再開するという人は多いけど、
この39歳の田中さんは、たまたま体育館に顔を出しただけです。
そして、今ではバスケにハマっています。
いつも体育館にきたら、ぶつぶつ言いながらシューティングをして、
「肘はどうやってやったら…」「目線はどこに向けたら・・・」
とひたすら自分と対話をして動きを変えています。
そして、めちゃくちゃ楽しそうなんです。笑
そこで、聞いてみたんです。
「田中さん、もしバスケをしてなかったら、今の時間何してました?」
田中さん、即答。
「そりゃー飲んでぐーたらしてただろうな!笑」
ぐーたらの時間がバスケに代わったらしい。
これは、これは大きな変化ですよね。
だって、バスケをしたら健康にもなる、
笑顔を増える、日常でも身体の動かし方を試行錯誤する、
日常でも楽しみが増える、自分の身体についてもっと知れる、
仲間も増える、仕事も充実する、家族での話題も増える、
子供たちもカッコいいパパに憧れて何かを始めるかもしれない。
色んな影響がありますね。
やってもやらなくても、どっちでも良い。
スポーツも、世の中にある映画とかも全部そう。
映画『君の名は。』だって、もし無かったとしても日常はそのまま流れていくだけ。
『ワンピース』だって、無くても困らない人だっている。
でも、『君の名は。』『ワンピース』のおかげで、
日常が豊かになって、楽しみが増えている人だっている。
そうやって世の中は、循環しています。
何も変化させなかったとしてもスポーツはできる。
大人になってから、「学生の頃は」と昔話にふけることもできる。
それが楽しいなら、それでオッケー!
「スポーツって良いなぁ」
と思った、ある日の田中さんとの会話についてでした。完
考えることよりも先に、既に身体は何をしたいかを知っている。
楽しければそれでいいんですよね、例えバスケじゃなくとも。
そういうと、この発信の価値が無くなるのですが(笑)、
ただ、何もせずぐーたら過ごすくらいなら、
バスケをした方が楽しいんじゃないかなと思います。
Don’t think! Feeeee!!
(考えるな!感じろ!)
ふと思いついたのでブルースリーの言葉を最後に。
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