脱力バスケ体験記②〜真面目よりも真剣に~

こんばんは、バスケのヨシです。

先々週末、脱力バスケのマコトさんと一緒にバスケをしました。今後ネット上で開いていく講座のコンテンツを作製して、撮影の合間に1対1をやりました(11点勝負を4回くらい)。見ての通り、やられまくりです(笑)

 

 

○脱力バスケを体験しての感想②

マコトさんは駆け引きがとっても上手いです。(体験しなければわからないことなんですが、)押したら引かれるし、引かれたら押されるし、下がったら打たれるし、詰めたら抜かれるし、飛んだらファールになるし、飛ばなかったら打たれる。そんな感じでした。言葉にすると何とも伝わりにくいのですが、あっけなくやられていて僕も自分で動画を見返すと、「何やってるんだー!」と言いたくなるんですが、あの時はどうしようもなかったのです。笑

マコトさんは、やっぱり『水』のようなプレーをします。マコトさんの動きは一般的な動きとは全く違います。踏ん張らないプレーをしているので、力を使わずに、重心を移動させることで動き出します。それはドライブでもDFでも同じです。シュートも予備動作がないので反応が遅れます。なんと言うか、押しても押した感覚がないし、オフェンスをしていても張り合いがないというか…自分の力が吸収される感じです。まぁ言葉だけだと漫画のような世界になってしまいますね。笑

 

 

真面目ではなく、真剣に。

たまたま撮影した体育館にあった言葉。「負勝剣真」…ではなくて、「真剣勝負」です。昔の人は右から文字を読んだそうですね。調べてみると「真面目」と「真剣」という言葉の違いは色々な定義があるみたいなのですが、それらを踏まえて自分の感覚で定義すると、こんなような定義かなと思います。

 

  • 真面目:遊び心がない本気
  • 真剣:遊び心がある本気

「真面目なプレー」と聞くと、誰にも怒られないような無難な正統派のプレーをするという印象があります。一方で、「真剣なプレー」と聞くと、いい加減に見える(正統派ではない)プレーをしていても、心は本気で戦っているような印象を受けます。両者の違いは、「遊び心」があるかないかの違いだと考えています。

 

この違いを認識できていないと、バスケの世界が狭まってしまいます。

僕はバスケットボールは真面目にプレーするものではなくて、真剣にプレーする遊びだと思っています。真面目なプレーだけを指導者が求めているチームは、遊び心がなく、機械的に動いていてしまっています。それに、そのような場で定義されている「真面目」とは「指導者が期待するプレー」であって、それが必ずしも正解とは限りません。

遊び心がないバスケットマンは、バスケをすることが窮屈になってしまいます。ミスをしたら絶望して、自分が正解だと思うプレーができないと絶望してしまいます。そして、そんな自分を責めていってしまうから、また頭が固くなり、プレーの選択肢が狭まっていく…。真面目にプレーをすることだけしか知らないと、バスケの楽しさが「ふざけながら遊ぶこと」になってしまいます。それに対して、真剣にプレーする楽しさを知っていれば、何歳になってもバスケを楽しむことができます。大人の言葉がけや大人の視野の広さは、本当に大切だなぁと感じます。

 

 

僕とマコトさんはいつでも真面目ではないけれど、本気で遊んでいます。

マコトさんは水のようにゆるゆるしたプレーができるのは、身体の使い方が素晴らしいことに加えて、頭が柔らかいからです。頭が柔らかいということは、遊び心があり、”真面目に”ではなくて、”真剣に”バスケを楽しんでいるということです。たぶん、僕とマコトさんは50歳になっても元気に1対1しているだろうなぁと思います。それが今の目標の一つです。身体を変えていくのは面白い…。

 

 

キーワードは、「真剣に、本気で遊ぶ」です!

 

まだまだ修行が足りないなと思わされた1対1でした!

慎さん 背景用

 


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