こんばんは、原田です。

明日は栃木でU18女子チームを指導してきます。

栃木に来るのは初めてです。

こうして全国から呼んでいただけること、本当に有難いです。
情報発信を続けてきて良かったと心から思えます。


明日のテーマは、
・Chin
・基礎技術

Princeton OffenseのChinを実践しているチームです。


Chinのオプションや課題解決、バックカットもきちんと伝えますが、
ドリブル、パス、シュート、ディフェンス、プレッシャーリリースといった「基礎」も指導します。

なぜなら、事前に指導者の方とミーティングをして試合映像を見させてもらった時、
オフェンスの形よりも前に、「姿勢」「パスの速さと正確さ」などの基礎を練習する必要があると感じたからです。

そこを改善したら全体の質が変わります。

これらはPrinceton Offenseを創ったプリンストン大学が徹底していたことであり、
「賢者は強者に優る」という信念で指導していたPete Carrilさんが大切にしていたものです。


「大和籠球」は、単にオフェンスの形を教えるものではありません。

Princeton Offenseを中心にしながら、
その中にあるバスケットボールの基礎や駆け引きの考え方、戦略、
Pete Carrilさんの哲学を”チームの課題に合わせて”伝えていくものです。


明日もまた現場で選手&指導者と共に「大和籠球」を創っていきます。


また報告しますね!

 


それでは、今日の本題です。


今、過去の情報を整理しています。

大学2年生から情報発信を始め、
武学籠球の慎さんと出会い、プリンストンと出会い、
今の「大和籠球」があるわけですが、沢山のことをしてきました。

それらをAIを使って情報を一元化(整理)しています。
(AIの凄さをひしひしと感じています)


その中で、皆さんにぜひシェアしたいものが出てきました。


それが

「プリンストンを体験した学生たちの声」

です。

 

僕がプリンストンと出会ったのは情報発信を始めて4年目のこと。

それから発信の軸ができて、
バスケットボールの価値観が変わり、
出会える人の数も大きく変わりました。


そんなプリンストンを学ぶメルマガとして始めたのが、「賢者バスケ」というコミュニティです。

あのメルマガで本当に多くの人と出会い、
沢山の人から返信をいただき、バスケを学び合いました。

今、このメルマガを読んでいる方の中にも「賢者バスケ」から読んでくれている人も大勢いると思います。

ありがとうございます。


その「プリンストン」というものは、
外から見るのと実際にやるのは全然違います。


今回紹介するのは、僕が関わっていた母校の女子大学生たちの感想です。
(僕にプリンストンを教えてくれた親友であり同志が指導をしてくれた時のものです)

ぜひお読みください。

 

【プリンストンを体験して今思うこと】

合宿の2日間、大変お世話になりました。
私は小中学校でバスケをしていて、高校でできなかったため、大学でバスケをまた始めました。
大学に入学して、先輩達が新しいバスケをしている事に最初はついていけなかったのですが、プリンストンを一緒にやっていくうちに、どんどん自分が成長している事が実感できました。プリンストンに出会えて良かったです!
プリンストンは、(私のように)バスケが上手じゃなくてもできるOFだとおっしゃっていましたが、やはり、ハンドリング能力や今と未来の視野がないと先輩たちの動きにいついていけません。
なので、がむしゃらに走る練習ではなく、今までとは違った視点での練習が必要になってくると思いました。
今回の合宿では、バスケの面白さを再確認できたと思います。
部活でやってると、真面目にやらなきゃという意識が出てしまいますが、ヨキッチのようなバスケでも成功した時の楽しさは同じかそれ以上だったと思います。
これからも遊び心と初心を忘れずに、バスケができる今を大切にしようと思います。
本当にありがとうございました!また会える日を楽しみにしてます!

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13年間バスケットを続けてきましたが、今年初めてプリンストンオフェンスを知り、今バスケットがとても楽しいと感じます。チームのみんなとどうやって相手を出し抜くかを試行錯誤するのがおもしろく、パスやかけひきの選択肢も増えました。この合宿で教わったヨキッチのパスは特に楽しくて、これから試合で使えるようになりたいなと思いました。また練習中に◯さんがみんなのナイスプレーを褒めてくれたり、プレーに正解はないんだよと声をかけてくれたりしたのがとても嬉しく、自分のプレーに自信を持つことができました。私は将来学校の先生になりたいと思っていますが、◯さんのように声かけのできる指導者になりたいと感じます。また機会があれば◯さんにバスケットの色々なかけひきの仕方を教わりたいです。2日間本当にありがとうございました。

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私はいままで、オフェンスがあんまり好きじゃありませんでした。なにをすればわからないし、相手の動きを見て動けばいいディフェンスの方が楽じゃんって思ってたほどでした!この動きをしたら味方はこう動くとかの共通意識があんまりなかったから、相手にどうしてほしかったとかも分からなくて言えずに、ただシュートとか1対1のスキルを高めるだけで10年くらいバスケをしてました。
賢者バスケをしてから、ほんとの駆け引きを知って、オフェンスが大好きになりました!
みんなが糸で繋がってるイメージができたのは本当に初めてで、オフェンスに切り替わったらなにをしようかわくわくするほどになりました!特に今日は、30パーセントの速さでも、一瞬の100パーセントがあれば、いくらでも攻めれることにほんとにびっくりしました!いくら対人しててもあんまり疲れないし、してやったり感あって最高でしたん!ノールックパスとかは、もう頭おかしいくらいバスケ上手い人が使う技だとおもってたけど、思ってたより通るし、工夫しだいで、点がぽんぽん入ることにまだまだ伸び代を感じることができました!この合宿はほんとになんか、楽しかったとか、勉強になったとかじゃ言い表せないくらい、いい経験ができたとおもい
ます!ありがとうございました!

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今日まで指導してくださりありがとうございました。
先輩方はそれぞれいろんなバスケのあり方を経験してきて、バスケを楽しめない時もあったと言っていましたが、今は本当に楽しんでバスケをしていることが伝わります。そんなチームの姿を見ることが出来て幸せです!!賢者バスケを教えてくださりありがとうございます(^^)これからもよろしくお願いします。

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今までミスをしたら責められたり、落胆されたりしてきて、1つミスをしたら交代、メンバー落ちという環境の中でバスケをしてきたので、まず「バスケはミスのスポーツ」だという考えが素晴らしいと思いました。ミスをしても誰も攻めることなく、お互いに讃えあえる関係のチームにいれるこの毎日がとても貴重な時間に感じています。
バスケは今年で9年目になるのですが、バスケを心から楽しむ感覚、遊ぶ感覚、ミスをも楽しめる感覚、味方の動きが手に取るようにわかる感覚はプリンストンをやってから初めて知りました。走る練習やDF練習も必要であるとは思いますが、こういう感覚をもっと長くするため、OF回数を増やすため、1試合でも多く試合をするためだと思って取り組むのと、漠然とやらされるのとでは全く違うと感じます。
全国の部活生にこの楽しさがもっと伝わってほしい、一緒にバスケやったらもっとバスケを好きになるのにと心から思いました。
(なので、もっと広めてください)
次の大会で私たちのバスケを多くの人に伝えて、賢者になりたいと思う人が1人でも出てもらえるようあと3ヶ月存分に楽しんで、試合に臨みたいと思います。
ありがとうございました\(^o^)/

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この2日間で賢者レベルがぶち上がりました
2日間でやったJokićパスとかヘイワードの30%とか、ピリピリ感が凄まじいであろう大会でやったりますので楽しみにしててください。
ありがとうございました!

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遊びと部活でバスケをするのは
どちらかというと真逆だと今まで指導されてきたけど
遊び×バスケがとても最強!
プリンストンで戦うことで賢者バスケを知ってもらいたい!
バスケを辞めたいと思ってた時間の方が圧倒的に多かった大学バスケを3年目にしてこうして進化したのはとても嬉しいし、最高に楽しいです
個人的にはパスの種類増やして精度をあげて
後の2ヶ月臨んで行きます!めちゃめちゃ楽しかった!!!!
この最強で最高なプリンストンで試合で負けないように結果で恩返しします!

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こんなにバスケが楽しいと思ったのは人生ではじめて、ってくらい楽しかったです。これまでは頭を使ったプレーや、見てないところにパスを出すことなどはできないと思ってました。でも動画を見て、ミスを恐れないで思いっきりやってみて、少しは理想に近づけたのではないかと思いました。これからもっと上手くなって見ててもやってても面白いと思えるバスケがしたいです。このバスケがまずは日本全国に広がるといいなと思います。こんなにいい合宿ができたのは支えてくれる人達がいるからということを心から実感しました。本当に楽しかった。ありがとうございました!

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2日間ありがとうございました!
この合宿で自分の中で一番面白いと感じたのはヘイワードドリルで、今までプリンストンをやる中で緩急とかいろいろ考えてやってきたけど、ヘイワードドリルをやることでより緩急の大事さが実感出来たと思いました。あとは緩急のつけかたとか、ゆっくりするタイミング、スピードの切り替えとかが出来るようになってさらに進化していけるなぁって思います!
あとは、”遊び心”をもっと持ってやっていきたいと思いました。ヨキッチのパスセンスとかを見習ってやってみて、すごい楽しいし、ディフェンスやっててもシュート決められたら自然に拍手してしまうようなプレーばっかりで、早く試合で試してみたいと思いました!
今日の最後の5on5の中で、何を使うか、どこを重視するかなど、選択肢が増えたことでバラバラになりうまくいかないところが多かったけど、あと残り2ヶ月半の中で自分たちのカラーとして作っていけるようにみんなで楽しんでいきたいと思います!!
プリンストンがより楽しくなりました!ありがとうございました!

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中学・高校とバスケをしてきて、本当に苦しくて辛かったけれど、それがなければ今のバスケに出会えていなかったので、過去にも感謝です。
今はプリンストンの楽しさに心を占拠されています(笑)体が大きくなくても、筋肉がゴリゴリじゃなくても、戦えることが楽しくて仕方ないです!
◯さんに試合の動画を見てもらうたびに、◯さんが驚くようなバスケットボールに成長させていきます。
そして周りのみんなにこの楽しさを伝えたいです(^^)
2日間ありがとうございました!


とても素敵な言葉で「プリンストン」を表現してくれていますよね。

今読んでも感動するし、
「プリンストンをもっと広めていこう!」
と思えます。


バスケをしている選手、一人ひとりにバスケ人生があります。

そのストーリーの中で「プリンストン」と出会い、
今までと違うバスケの世界が見えるようになり、
新しい自分を発見する。


プリンストンは、バスケと人の可能性を広げてくれるものです。

 

「どんどん自分が成長している事が実感できる」

「みんなが糸で繋がっているイメージ」

「本当にバスケを楽しんでいることが伝わる」

「味方の動きが手に取るようにわかる感覚」

「ヨキッチパス」

「めちゃめちゃ楽しかった!!!!」

「こんなにバスケが楽しいと思ったのは人生ではじめて」

「自然と拍手をしてしまうようなプレー」

「今はプリンストンの楽しさに心を占拠されています(笑)」


・・・

僕は感想を書いてくれた一人一人がわかるからこそ、
言葉の奥にある想いまで感じることができるのですが、
ここに書いてあることは嘘偽りのない本心です。

みんな心からバスケを楽しんでいました。


プリンストンが正解でも完璧でもありません。

でも、「プリンストン」は
バスケの可能性を広げてくれるし、
人生すらも変えるキッカケになります。


もっともっと多くの選手が、プリンストンをきっかけにバスケが楽しくなるように。

もっともっと多くの指導者が、プリンストンをきっかけにバスケの価値観が広がるように。


これからも発信し続けます。

それでは今日はこれで。


お読みいただき、ありがとうございます。

 


PS.
来週は大阪でU18男子チームを指導します。

11月は22(土)23(日)が空いています。

直接指導(勉強会)に興味があれば、このメールにご返信ください。

 

PS.
今は「プリンストン」という言葉を、指導中に使わなくなりました。

「Princeton Offense」そのものを教えているというよりも、
「Pete Carrilさんの哲学をもとにしたバスケットボール」を伝えているからです。

そのバスケに「大和籠球」と名前を付けています。

今、一元化してまとめている過去の情報、
そして、これから始めていく新たな活動で
更に「大和籠球」は大きく、深いものになります。

その仲間、同志として、共にバスケを進化させていきましょう!

 

PS.
そうだ、紹介した感想の中にある「ヨキッチパス」

これは、NBAのNikola Jokicのノールックパスのことです。

「プリンストン」×「ヨキッチ(ノールックパス)」
これはとても相性がいいし、”必要なスキル”になってくるんですよね。

なぜなら、
・バックカットでダブルパンチが起きる
・味方がどこに動くが分かる
からです。

これについてはまたの機会に。

今年もヨキッチ、とんでもないレベルでプレーしていますね。
世界最高のバスケットボール選手の一人、あらゆるプレーに注目して見てます。

 

PS.
この大学生たちが当時やっていた「プリンストン」の映像も載せておきます。

今の視点で見ると、基礎などもっと教えるべきだったなぁと思えること(僕の未熟な点)がありますが、
でも、選手たちは自分たちの置かれた環境で、主体的に、できうる最高の努力をして素晴らしいバスケを創ってくれました。

僕はベンチに座りながら、選手たちがコート上で見せてくれるバスケを見るのがとても好きでした。

指導していて、
「どんなプレーをするんだろう」
と選手のプレーを楽しめる指導者が増えてほしい。

そう願っていますし、そういう指導者が増えるように「大和籠球」を発信していきます!

投稿者 原田毅

33歳。大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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