Houston Rockets forward Trevor Ariza (1), from left, head coach Mike D'Antoni and guard James Harden (13) talk on the bench during the fourth quarter of an NBA game at the Toyota Center, Tuesday, Jan. 31, 2017, in Houston. ( Jon Shapley / Houston Chronicle )

こんばんは。

今年はロケッツが好調ですね。自分は全く予想していなかったし、HardenがPGをやることも知らなかったので、この結果には驚いています。それにしてもHardenのプレーを見るのも、ロケッツのオフェンスを見るのも面白い!Hardenは、最近学んでいる古武術的な動きを使って筋力でスピードで相手を抜くというよりも、緩急で相手を翻弄するので個人的に大好きなタイプです。今日はロケッツのオフェンスをを紹介します。

 

○21Specials

今年のロケッツは、HardenがPGをしていることもあり、4outの状態でPick&Rollからオフェンスを組み立てることが多いです。これはコーチのMike D’Antoniの戦法ですよね。ナッシュがいた頃のサンズのように。この動画を見て分かるように、ロケッツのオフェンスは本当にシンプルで複雑なシステムでは攻めていないように見えます(リーグパスを見ていてもそう思います。)

 

この動画のポイントは、

・単純にPick&Rollをしているわけではない

・一つのスクリーンプレーから色んな駆け引きが生まれる

というところです。

 

ただ単にPick&Rollをするのではなくて、その前に、DFとのズレを作るためのスクリーンがあります。だからこそ、アウトナンバーが生まれやすくなっているんですね。それと、どのプレーも同じ形からスタートしていますが、その後に生まれるスクリーンのかけ方は様々。臨機応変に対応できています。シンプルなオフェンスの裏には、ちょっとした工夫がありますね。

 

NBAのスクリーンプレーは本当に面白いです!

 

NBAを見る楽しさを増やすことや、自分たちのバスケに何かしらの形で応用していくと、よりバスケは面白くなります。一つ一つのチームがただ単に「激しいDFをして速攻を出す」という一つのカラーではなくて、色々なスクリーンプレーを取り入れて、それぞれのチームの個性が生まれたら、スポーツの試合はもっと面白くなる筈です。激しいDFをして速攻を出すのも一つの戦い方ですが、周りと同じ路線で戦うと練習量や練習環境に左右されやすいです。何よりも、個性vs.個性の戦いの方が駆け引きが沢山あって面白いと思います。参考にしてみてください!

投稿者 原田毅

33歳。大学一年生の冬にNBA選手のスペーシングの凄さに気づいてから、NBAから戦術やバスケの本質を学ぶようになりました。その後、NBAの凄さを学ぶ中で「日本」について知らない自分がいることに気づき、武術の世界を学ぶようになり、今は武術をバスケに応用する考え方を学んでいます。現在もプレイヤーとしてプレーを続けながら、ネット上では通信講座などを運営しています。

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