脱力バスケ体験記①~新しい世界のバスケ~

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こんにちは、バスケのヨシです。

情報発信をしながらバスケもプレーしているのですが、最近自分のバスケ人生で大きな変化がありました。スペーシングを知って、NBAからでもバスケが学べることを知った今から4年前に受けた衝撃と同じ感覚です。「成長した」というよりも、「全く別の世界に入った」ような感覚です。今までの路線上での成長ではなくて、違う路線を見つけられたような不思議な感覚。

 

新しい発見は「脱力」です。

脱力とは、言葉の通り、力まずに力を抜くことです(※力を抜きすぎてだらだらするイメージではありません)。脱力をした状態で体を効率よく使うことができれば、最小限の力で最大限の効果を発揮することができるようになります。これが所謂「古武術的身体動作」のことです。

 

脱力をすることで、バスケのプレーも、日常の思考も柔らかくなってきました。

今までとは全く違う感覚でバスケができていて、プレーが柔らかくなり、体力を浪費することなく、効率よくプレーできるようになりました。同時に、プレーの変化だけではなくて、脳みそまで柔らかくなったような気がしています。今までの固定観念がゆるんで、色んなことを柔軟に取り入れられるようになってきました。

 

 

このことは、「NBA選手と古武術」の発信をしているマコトさん(僕の先輩)から教わりました。

最近は、脱力のバスケについて教えてもらっています(その内容は今後発信していきます)。マコトさんは武術について3年間学び(現在進行形)、それを自分の身体で体現をしている方です。Twitterの実践動画を見れば一目瞭然だと思います。

 

 

NBA選手たちの「脱力」

一流の選手は、みんな無駄な力み無くプレーしていることに気付きました。

curry harden

「なんであんなに簡単に抜けているように見えるんだろう?」「なんであんなに簡単にシュートを飛ばしているんだろう?」といった疑問は何となく持っていましたが、その裏には「脱力」という概念が隠されていました。マコトさんから学ぶ前までは、全く気づけなかったのですが、少しずつ見えるようになってきた今とても感動しています!

 

 

ハーデンやカリーは、するするーっと抜けていく場面を見ていましたが、

あれは瞬発力で抜いているというよりも、脱力をして相手との接触を自分が前に進む力に変えていたのですね。

(もちろん、それ以外にもハンドリング力の高さなどは関係していますが。)

 

マコトさんから古武術的な視点を学んで初めて気づけるようになってきました。

今まではスペーシングやスクリーンプレーなど面でNBA選手のスゴさを見れていましたが、最近はオンボールの身体の使い方についても見れるようになってきました。「知識を学び、視点を変えることができたら、同じ映像を見ても見える世界は違うんだな。」ということを改めて実感しています。

NBAフィルター(視点)の質がまた上がり、NBAを見るのがより一層楽しくなりました!(同時に一つの動画を見るのにかかる時間もまた増えて大変です。笑)

 

最近は脱力をしながらプレーをしています。

ボールを持っている時は、姿勢を低くしすぎずに楽な姿勢を保ち、

ドリブルをしているときは、不用意に力まずに力を抜き、強いドリブルはあまりつかず、

ドライブをする時は、相手と接触をしてもオフハンド側の身体をゆるめるようにしています。

 

 

脱力したプレーをするようになってから

  • プレーが柔らかくなった
  • 視野が広くなった
  • 疲れにくくなった
  • 緩急をつけやすくなった
  • 駆け引きを楽しむ余裕が増えた

といった変化がありました。

 

今まで自分の中にあった固定観念がゆるんできました。

今こうして「力では到達できない世界」(これは武術の言葉。カッコいい言葉ですよね。)でバスケをするようになってからは、「これがないとダメだ。」「バスケはこういうものだ。」と思っていたことが絶対的ではないんだなと気づけるようになってきました。バスケは面白い。

 

 

PS.

この時の1対1。

やられまくりです(笑)

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関連記事

    • たくや
    • 2016年 7月9日

    ウエイトはやらないほうがいいと思います。自分は本で読んだのですが、ゆるめるのはかなりのところまでできます。
    ですがウエイトをすると固まります。現実にゆるんでる人が少ないことからも、ゆるめるのはすごい難しいのは分かってもらえるんじゃないでしょうか。筋トレで筋力つけるのは、あくまでいらない筋肉になります、すごい選手はムキムキじゃなくても実は強いです。筋肉をつけるのより100倍いや1000倍はゆるめるのは難しいです。なので、一切他のトレーニングはやらないのが近道です

      • バスケのヨシ
      • 2016年 7月17日

      返信遅くなりました。コメントありがとうございます。

      僕も自分自身の経験から、ウエイトトレーニングをする前に、自分の動きについて知ることの方が大切だと思います。シュートの飛距離が伸びない原因を筋力が足りないことだけにしてしまっていた過去の自分に対して、「まずは体の使い方を良くして、自分の動きを見直すのが良い」と言いたいです。体をゆるめるというのは、僕はまだまだできていないことがありますが、確実にプレーが変化してきました。あと、プレーだけではなくて、頭も柔らかくなる(固定観念がなくなる、知識の幅が広がるなど)ので、日常の生活も変わってきますよね。ゆるめるというのは素晴らしい考え方ですね。
      ウエイトトレーニングが完全に必要ないかといえば、そうでもないのだとは思いますが、イチロー選手は必要以上に体を大きくする必要がないと言っていましたね。体をゆるめることに関して、どのような書籍を読んだのですか?もしよろしければ、教えていただきたいです!

        • たくや
        • 2018年 3月24日

        すいません、2年近く気づきませんでした。
        今さらですが、答えさせていただきます
        高岡英夫さんの本を読みました。

        私がおすすめのブログでのトレーニングです
        http://goodld.seesaa.net/article/a451406304.html

    • るえ
    • 2016年 6月10日

    コービーやレブロンなどの2モーションでの脱力シュートは不可能でしょうか?また、ウエイトをすると出来るのでしょうか?答えていただけるとありがたいです。

      • バスケのヨシ
      • 2016年 6月14日

      こんばんは。コメントありがとうございます。
      2モーションシュートで脱力をする場合、以下のことが大切になると思います。
      ・できるだけ力みがないタイミングでリリースをする
      ・背中を反らない、振りかぶってシュートを打たない

      脱力バスケの師匠マコトさんが定義している脱力とは「最小限の力み」のことで、完全脱力のことではありません。なので、2モーションシュートでも最小限の力みで打てる動きを探すことで、脱力したシュートが身につけられると思います。マコトさんは、1モーションも2モーションも打てます。2モーションシュートの動画はコチラにあるので、参考にして見てください。もう少し掘り下げた発信ができるように頑張ります!

    • インテル長友
    • 2016年 5月3日

    古武術やスペーシングも良いんですがウエイトや走力も蔑ろにしない方が良いと思いますよ。

    古武術の本質は可動域を利用して重心をコントロールする事ですが、これは他のスポーツでも無意識にやってる人多いですよね。イチローの走塁とかメッシのドリブルとか。
    サッカーの長友選手はメッシの相手の力を利用するドリブルを参考にしているとテレビでやってました。その為にゆる体操なる謎の体操とヨガを取り入れているそうです。
    ヨシさんもバスケの為にゆる体操やりませんか(^^)?

      • バスケのヨシ
      • 2016年 5月12日

      コメントありがとうございます。
      滅私のドリブル、とても興味深いです!メッシもウォータードライブのようにして相手からの力をもらっているんですね。サッカーはそこまで詳しく見ていないのですが、バスケと同じような身体動作や駆け引きがあるのっで見るのは好きです。もしよろしければ、その場面を教えていただけると嬉しいです!
      ゆる体操の本は持っていて、脱力した状態での身体動作を修行中です。まだまだですが…長友選手のことも知りたいですし、イチロー選手のことも知りたいです。…知りたいことが山ほどあって幸せです。笑 もしお時間に余裕があれば返信よろしくお願い致します。素晴らしい視点をありがとうございました!

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